小さなテディベアが置いてある椅子は、
若葉の日陰になって今が一番過ごしやすそう。
早朝の白いカーテン越しに見える景色は、
都会の喧騒を忘れさせる初夏の静かな朝なっている。
初夏の雑木林の若葉のトンネルは、
陽射しをすべて遮るように、
そのうっそうとした景色にみんなは魅せられる。
もう梅雨なのかと思うほど、雨の日が多いので、今年は長梅雨なのだろうかと思っている。しかし、晴れた日は若葉や草花の朝露の輝きは、生気にあふれ、静謐さが清々しい初夏を実感させる。
他人をうらやましく感じることがあるが、自分を振りか返ると、最近のあった出来事が走馬灯のように頭をかすめる。自問自答していると、人のふり見て我がふり直せと思う。
二人のうつらうつらとした眼に、初夏の早朝の海辺の街の陽ざしと、青空にオレンジ色の景色が写っている。“Want to take your lip, I don't want to lose it"、と彼女は言った。