沖縄へ行こう!

家族4人で沖縄へ行こう!

沖縄に行ってきました⑩ 黒島・初上陸

2008年10月05日 17時23分29秒 | Weblog
初めての、黒島だ。

黒島は、空から見ればハートの形をしている小さな島だ。

人口が約260人に対して牛の数がおよそ3000頭。

島じゅうに牛がいる。ここで育った牛を、日本各地へ送る。神戸に送って神戸で少し過ごせばその牛は神戸牛となる、松坂で育てば松坂牛となるというわけだ。

年に一回行われる牛祭りでは、優勝者に黒毛和牛が一頭贈呈されるという。

思い出すのは、牛のセイコ・・ああセイコ・・(映画『ナビィの恋』 参照)

当然、歩いてれば牛さんの香りもするけれど、1日で、慣れます。


さて、これ、なんだかわかります?



くじゃく・・。

なんでも、八重山地方(小浜島やここ、黒島で)大量繁殖しているらしい。

どこから入ってきたのか??

牛のそばにたくさんいる野生クジャク。ばさっと羽を広げてみてほしかったけど、
求婚の行為らしいので、私にはやってくれないらしい。受け入れるのに・・。


黒島研究所へ。

ここには、Yさんが愛してやまないウミガメちゃんがいる。

愛おしそうにウミガメにビデオをまわすYさん。

でも確かにかわいい。これは↓子どものウミガメ。


たまごからかえったウミガメは、海に帰るのだけど、そこからこのサイズの大きさになるまでのミニ子ガメが、どんな熟練したダイバーでも漁師さんでも、見つけることができないらしい。不思議だ・・・・・。

私もハマッてしまったウミガメチャン。外のプールにいたアカウミガメは、プールをゆーーっくりと回って、私の前にきて、鼻をぷしゅーっとやったり、かわいい手(足?)で水をぱしゃっとやったりする。

かわいい・・・・。いつまでもいつまでも見てました。



かごが外れそうな、いつこけるかもわからない自転車で島を回る。
昔使っていた桟橋ががあるので行ってみた。


せっかくなら一番先まで行ってみたいと思い、進んでみたが、途中で崩れている箇所が2つ。

ぼろぼろに壊れていたけど、降りられそうだったので、なんとか進む。(帰りは、潮が満ちてきていて恐ろしかった。)

魚が群れて泳いでいるのが見える。私が黒島に来たかったのは、
この島の沖にものすごく海のきれいなところがあるというから。

明日、海に入るのが楽しみだ。


沖縄に行ってきました⑪ ビーチエントリー

2008年10月05日 17時23分15秒 | Weblog
沖縄の旅は、いつもビーチエントリーやな、と思う。
ダイビングにたとえるなら。

ボートから飛び込んでいきなり目の前にすばらしい景色が飛び込んでいくんじゃなく、砂地からぼちぼちと歩いていって、歩いて歩いて、やっときれいなものが色々と見えてくる。

今回も、なんかまだ入りきってないな・・と、黒島での、はじめの夜、感じた。
なんかそわそわしているような感じ。

まだ、何か締め切りに追われているような。

やらなきゃいけないことがあるような。

どっぷりと沖縄に入り切れてない。心が、どこかよそを見てる。それは、とても、寂しいものだ。

私という人間は、とても不器用で、どこでもうまくやっていけるというタイプではない。かしこくは、とても生きれない人間だ。

Yさんとの二人旅に、とても戸惑っている。

自分の主張をすればいいのか。Yさんがそうしたいなら、合わせればうまくいくのか?ここに行きたいけど、Yさんがやめとけば、というならやめとけばいいのか。
普通の人は普通に出来る、自分の希望も通しつつ、相手ともうまくやる、が、私の苦手で、だめなところかもしれない。

私の希望は、すごく「なんとなく」なので、
具体的ではっきりしたYさんの希望についつい合わせてしまいがち。

のらりくらりと、その時思ったことを、そのまま実行したいだけなので。
名所に行かなくても、太陽の光を肌に感じて、おばあとゆんたくしたり、三線の音が聞こえてきたりすることや、話のあう仲間ができたりすることなんかが、
たまらなく幸せに思える、そういう人間なので。

これからどういう旅のスタイルにしていけばいいのかな、と、これまたのらりくらりと考えていた。

さて、黒島のみやき荘には、関西人ばかりがいた。大阪時代、すごく近所の学校で勤めていたらしき人もいたりなんかして。

お客さんの女の子に、屋上に誘ってもらって、少し話す。

寝転がってさそり座を発見したりして。でも、ああ、もうだめだ。月がでちゃった。

夜は更ける。

しんどくなって、一人で部屋に戻ったけど、Yさんはずっと宴会してたみたいだ。

だめだな、私は。

明日こそ、ちゃんと目を開いて、いろんなものが、見れますように。

沖縄に行ってきました⑫ 黒島港見送りダイブ

2008年10月05日 17時22分56秒 | Weblog
旅の道中も、もちろんすばらしいけれど、

旅から帰ってどんどんふくらんでいく思い出もまたおもしろい。

たとえば、ただの切り取った風景が、お気に入りの額に入れられてその魅力を増すような。

昨日、屋上に連れて行ってくれて共に飲んで星を見て話した女の子は、旅で出会った人と、連絡先を交換したりしないと言っていた。

またここに来れば会えるかな?という感じらしい。

それもありだ。それでまたあえたらそれこそ運命的。

その子たち何人かが、朝の便で帰る。

なぜかこの島では、残った客は、船がでるとき、港からダイブするというオキテ
がある、とみやきの客は言う。

もう、沖縄では、いつでも海に入れるよう水着が下着化してしまうことがあり、
水着の上から服を着ていた。それをみて、

「飛び込む気まんまんじゃないですかぁ。期待してますよ~~。」などといわれ、

「いやいや~。なにゆうてますのん」と言いながら、

(え!?マジで??ほんまにとびこまなあかんの??)
と、ある程度の覚悟を固めていた。

きっとこの男子二人(一緒に見送りをした)も飛び込む。なら私もあとに続こう。
と思った。

しかし、ばいば~~いと手を振るだけで飛び込まない男子二人。

覚悟を決めてはいたけどわざわざここで笑いをとる必要も根性を見せつける必要もなかろうと、飛び込まなかった私。

きっと、あの船の中では、がっかりされていたに違いない。ごめんね。次はきっと。

沖縄にいってきました⑭ ああ、また・・・・・・・・・・・・・・

2008年10月05日 17時22分27秒 | Weblog
黒島の海、やばいです!!!!写真は、巨大ウツボ。ぬーーっと顔をだしていた。

前から噂には聞いていましたが、海の上からでも、珊瑚がわかるでしょ??



どこのダイビングショップも、黒島沖へのシュノーケルツアーは満員で、もうあきらめていたところ、みやき荘のおとなりにあるショップでは、まだ空きがあった。

飛びついて、軽トラの後ろに乗り込み、海へ。

客は私たち夫婦だけ。

船は完全なふらっとで、イスも机も余計なモノは一切ない。よかった。好きな姿勢がとれる。

シュノーケルはもう何度も何度もやったけれど、
ざぶんと入ったその瞬間の驚きは、言い表せないほど!

「透明度」ってこういうことなのか~~~。
ものすごい先のほうまでくっきりみえるのだ。

さんごや、魚はいろんなところにいるけれど、海の中でこんなに壮大な景色に会えるとは。

写真にはそこまでの透明度のわかるものがないのが残念だけど、ほんっとうにめちゃめちゃきれいでした。






そして雲行きの怪しくなってきたのは2ポイント目のシュノーケルから上がってきたときでした。

と・・・トイレ・・・・。

試みたのです。再度。再度。海中トイレを。でも、本当にできないんです信じてください。

マジで苦しくなってきて、白状した。

これあと、残り30分ありますよね・・。30分、耐えられません・・・。

もうここで引き返すか、がまんするかの選択を迫られた。

たかがトイレ、されどトイレだ。

小の方がしたいのにおなかがはちきれそうに痛いってありえますか。

「もう・・限界です・・。」

しばらく黙っていた、ショップの方。

ブルン・・・・

「港に戻りましょう。トイレ、行ってきてください、もう一ポイント、行きましょう」

本当ならそんなのはゆるされない話だ。

燃料だってかかるのだ。

でも、港まで、私のトイレのために戻ってくださったのだ。

全力で走りました。すみませんすみません。本当に。

次回はトイレの練習をしてきます。と誓い、もう1ポイント連れて行っていただいた。

時間を大幅にオーバーして、かなりのサービスをしてくれたことになる。

ありがとう!!!!!!!また一つ、苦い思い出は増えたものの、黒島の海のすばらしさと、ダイビングショップの方のやさしさが、心にしみいった一日でした。

沖縄に行こう!⑮黒島最後の夜

2008年10月05日 17時22分12秒 | Weblog
旅での出来事を、一個一個記憶の中から拾ってこうやって文にしていく作業がとても好き。

しんどい日常で、どれほど思い出に支えられていることでしょう!!

なのに、パソコンぶっ壊れは、予想外でした。

次から次へといろんなことが起こっているのに、忘れていくじゃないか!

さて、心を沖縄に戻しましょう。

黒島・・でしたね。

せっかく知り合った旅人たちも、もう帰ってしまった。

今晩はもう客は私とYさんだけ・・。

ちょうどこのころオリンピックをやっていて・・そう、野球の最後の日だっけな。

宿のお兄さんと、Yさんはオリンピックを見ながら寝てしまったそうだ。

私は、やっぱちょっとしんどくて、部屋で一人。

泡盛を飲みたいし、沖縄だから、薬も飲まなくて平気かなと。

でも、きちんと薬を飲んでおけばよかったかもしれない。
黒島最後の夜。

庭にあった大きながじゅまるの木も




日に日に平気になっていったヤモリの群れも

業務用でないと間に合わないらしい巨大扇風機も

無口なおじさんも

部屋の裏にいたヤギさんも


もう明日でお別れです。

沖縄に行こう!⑯ 台風発生!!

2008年10月05日 17時21分53秒 | Weblog
ときどき、旅先から絵葉書をいただく。

今、~島にいます。

のんびりした空気までも手元に送られてくるようで、すぐそこに島の海が見えるようで、
とってもうれしいものだ。

だから、私も絵葉書を出そうと思った。

郵便局はチェックしていたので、



この島で一枚、はじめのはがきを出した。

そしてそのついでに、サイクリング。

もう時間ないよ、とYさんに言われたけれど、わがまま決行。

ぎりぎりの時間を利用して最後のサイクリング。一人で。きままに写真を撮る。

そうそう、こうやって小さいことでも、自分のやりたいことは、相手に迷惑をかけない程度にきちんと実行することが大事だ!!

ただいま~~~。

よし、怒ってない怒ってない・・。

大変なことになっていました。

台風発生

帰れるか、帰れなくなるか?

いやいやそれよりも、

船だよ船!

台風さえ来なければ夏の船は揺れないから大丈夫だあ?

台風来たらあかんやないの!!

ゆれる?ジェットコースター並?スーパーゲロ船?

これから私は波照間に行くのだ。

今までにきいた恐ろしいうわさをイッキに思い出す。うぇぇぇ・・・・

とりあえず、重たい心のまま、黒島を出発だ。

これです!港ダイブ!(だけど島の人に止められてた・・・。)


まだまだ台風は遠い南の海。海は凪いでいる。

見て!これ!


透き通ってる!

そしてこんな形の雲も。



不思議なことに島の上にだけ、こうやって雲がかたまっている。

海を見ながら考えた。

乗ってやろうか。乗ってみようか。スーパーゲロ船とやら。

今まで徹底的に、ゆれる船は回避してきた。船がだめなら3倍の金を払っても飛行機だ。

けど、こうして台風が発生して、9人乗りの飛行機が、今から取れるとはとても思えない。

吐くという行為がもう恐ろしくて恐ろしくて仕方ない私だが、
沖縄にこれからも通うとなると、超えておくべき壁なのかもしれない。(大げさ・・ではないのです!私には!)

そっと覚悟を固める私。

しかーーし!

石垣につくと、そっこーーでエアー・ドルフィンの事務所に駆ける。
ありますか!?席!!!

1席。ありますよ。

それ!ください!!!!!!!

Yさんは、船酔いしない。絶対にしないのだという。

そこで私たちは、別々に波照間から帰ることになった。

ところが問題はまだあった。

続いて、波照間行きのチケットを買いにいくと、
カウンターで

「台風がきてます。

直撃にならなくても、波やうねりは残ります。波照間線は、最悪4・5日欠航になる可能性があります。帰ってこれなくなるかもしれませんが、それでもよろしいですか?」

私は帰りは飛行機がある。Yさんは、もし4日後(波照間から石垣に戻る予定の日)
欠航しても、仕事の休みをとってあるので平気だという。

その場合は、私一人で東京に戻ることになるかもしれないという危険を承知の上、
片道1枚、往復1枚の波照間行きチケットを購入したのだった。

何か・・・なんかいっつもこうなるな・・・


さて、ある時間はすべて有効に使おうという今回の旅。
もう、約束の「Tシャツ(服)2枚」の予算は使い切ってしまったので、買い物は控えなきゃ・・・?

家計担当たるもの、お金の管理はしっかりと!と、毎日、会計簿をつけていた。

それもだんだんといい加減になっていき・・・・。

美崎町にある「太田民芸」のかわいいTシャツを二人でおみやげも含め何枚も買い、与那国にあった「one mahina(オネマヒナ)」というTシャツ屋の姉妹店がイーストチャイナシーホテルの近くにできていて、そこでも買ってしまう・・服・・。

今日のお昼は、石垣ラー油で有名な辺銀(ペンギン)食堂でランチ。東京にいるような行列に並んで食べる。

島らっきょや、イカ墨など、島の食材を練りこんで作った餃子の皮がとてもカラフル。



その後は、予約していた三線カフェへ。

1時間で、一曲教えてくださる。

安里屋ユンタを練習した。

先生は、関西弁だった。

そして沖縄の顔とも違うような・・。

三線に出会って人生が変わった、と言っていた。

人生変わる・・・・。出会ってみたい。そういうものに。

楽しい一時間だった。やっぱり歌うのはいい。楽しい。

港に向かう。

波照間だ。今いくよおおおおお========!!!!!



沖縄に行ってきました⑰ 3年ぶりの波照間島へ

2008年10月05日 17時21分29秒 | Weblog


お気に入りの、席です。

船の外の席が好き。中はゆれるのが気持ち悪いけど、外は風も景色も最高。

いすというかベンチみたいなところに座り、約1時間の船旅。まだ、台風の影響もまったく出ていない。

ドシンドシンと波にのっかる振動だけで、酔うような波ではない。

イルカを探してみたけど、出なかったなあ。

波照間港、到着・・。

いつものみのる荘別館。お迎えはまた、初めて見るヘルパーさんだった。

いかにも島の青年風だったけど、北海道出身らしい。

そして案の定・・・。

おじいに会いたくてみのる荘にしたのに、またおじいは石垣に行ってていなかった。

台風が来てる。

港のあの様子だと、波照間行きをキャンセルした人も多いはず。そして、むしゃーまが終わったばかりの島は、観光客が、すれちがえば「あ、さっきの人」と顔見知りになるほど少なかった。

あたたかい、強い風。さとうきび畑が揺れて、ばさばさ音がする。

まずやりたいことがあった。

Yさんは、幻の泡盛、泡波を探すこと。
私は、3年前お世話になったA田さんに挨拶にいくこと。

てくてくと歩いて、東の集落まで行く。A田さんは、自分で民宿を一から手作りなさっている。

きっと近くまで行けばわかると思ったのに、波照間は相変わらずの建設ラッシュ。あちこちに民宿や、お店などが建てられている。

その工事をしている人に聞いてみた。

「あの・・A田さんのおうちは・・。」

丁寧に教えてくださった。

すぐそこだった。

うれしくて駆けていく。「A田さーーーん!!」

うぉぉぉぉぉ 

予想をはるかに超えた巨大なおうち。

2階で作業してらしたA田さんはビーサン。落ちたらこわい・・・・。

久しぶりにお会いできてとてもうれしかった。

庭に、たくさんの材木が置いてある。それをまたぐように、おうちにおじゃまする。

波照間の野生のグァバや、お米を発酵させたジュースなどをいただく。



すっごいおいしい!!

前も、しめたてのヤギの刺身とか、長命草のサラダとかを食べさせていただいた。

分厚い野草の本が置いてあったが、なんと3分の2は頭に入っているそう。

家を自分で作る・・・・????

建築現場におられたのですか?

そう思うのが普通だろう。

だけど。

「いや」

小さいころから、みんなで家を作ってるのを見てるから、「自然と」作れるようになったそう。

「自然と」作れるもんっすか!!

驚いたのは、その計画力。

どこに木を置いて足場を作って、どこの木をどれに使って・・・。というのが、
全部頭に入っていて、作業しながら次の作業の準備が同時にできあがっていくような。

(その後どでかい台風がやってきたが、「丈夫に作ったからびくともしなかった」そうです。)

計画力は、それだけではなかった。

人生の波ってあるじゃないですか。

この時期はじっとしてたほうがいいからこうしよう、チャレンジしたほうがいいときだから思い切ってやってみよう、とか。

そういうのもチェックして、この民宿というかプログラムを成功させるために、いつ、何をするのか?という、何年にも渡っての大きな見通しと、具体的にこの民宿でどんなことをやっていくかという事細かなプランまで、きちんと練られている。

なんというバイタリティ。

人生を、200%ぐらい謳歌されているようだ。

おうち作りを、Yさんがお手伝い。
そして・・・。
「さ、屋根に登ろうか」

そろそろ日が沈み始めている。

ニシ浜からの夕日も素敵だけど、屋根の上から見る夕日・・

落ちそうで怖かったけど、すばらしい景色が広がっていた。




沖縄に行ってきました⑲ 夜

2008年10月05日 17時20分56秒 | Weblog
夜は、A田さんに行ってごちそうになった。

お刺身をしょうゆとシークワーサーで食べるとこんなおいしいんだ~~。

唯一飲める泡盛。シークワーサーで割らないと飲めないから、ジュースを持っていった。
そしたら、

「それはもって帰りなさい。これを使うといい」

といって、



新鮮なシークワーサーをくださった。おいしい~~~。

島の酒は島で飲むのがうまいというが、本当にもっとおいしく飲むには、
島に降った雨水で飲むのが一番らしい。

「飲んで大丈夫なんですか?」

と聞くと、

なんでもかんでも除菌・滅菌してる生活だと、人間の体がどんどんだめになるって。

自然というバランス。

お借りしたトラックには、甘い香りがした。なんだろ・・と思ったら、グァバがしわしわになったやつ。もう食べられないが、くさったにおいではなく、いいにおいがするのだ。

「カビないんですか」
ときくと、
「肥料をやるとかびる。でも、人工の肥料をやらない野生のは、太陽に当てとけばカビない」そうだ。びっくり・・・・・・・。

人間の、植物の、本来もっている力について、考えさせられる。
人工的に手を加えることの、怖さを、ちょっと感じてしまう。


今日ここにきたのは。
A田さんは、私の超尊敬する人なので、Yさんに会ってほしかった。

A田さんのお話に、ただただ感動するばかりで「ほぉ~~」となっている私に対して、Yさんとはきちんと会話が成り立っている。

「話ができる人だね」といわれていた。
Aさんにほめられるなんて!!(私は、「もっと勉強しなさいよ~」といわれました)

私たちは、「とても合っている」といってもらった。

そんなこと、いわれたのは初めてだった。だけど正直うれしかった。

「つれてきてくれてうれしい」と。

連れてきて、よかった。

幸せな夜だった。

おまけ。

Yさんのこと。「東京生まれの東京育ち!?うそでしょう!!!どうみても島んの人間さー!」

そう。今のYさんはどうみても南国人。色は黒い、ヒゲ、タンクトップ。
A田さんだけでなく、これからあちこちで同じせりふをいわれることになるYさんでした。

「裏の畑あげるから耕してきて!」だって(笑)

沖縄に行こう!⑳  ニシ浜

2008年10月05日 17時20分33秒 | Weblog


今日のニシ浜。いつもと、音が違う。ふだん、ざっぱーーんなんて波の音はあまりしない。

台風の影響が少しずつ出てる。

サーフィンができる波だとYさんはいう。

白波が立っている。



この島には一日3便の船が来るが、今日はもう1便しか出ないといわれた。

そしてこの日から、予告どおり、船の欠航は続いた。誰も来ないし、誰も出て行けない。(飛行機は飛ぶけど)

だから、新聞も、この日でとまっていた。

さて、こんな台風の日だが、A田さんがつりに連れて行ってくださる。

さすが、つりの準備も、仕掛けなどは、すべて手作り。

道なき道を行き、ポイントを探す。

が、波が高く危険なところが多く、最終的には、がけのようになっているところから釣ることになった。

ド下手な私。

「そうじゃないってさっきも言ったでしょ。おんなじことを何回言わせる!」としかられるわたし。す・・すみません・・・・。

下手なことよりつれないことより、私は波が怖くてたまらない。

ニシ浜のようなエメラルドグリーンの海ではなく、こちらは紺色の濃い色の海が

ごおおおおおおおおおおおお


とうなり声をあげている。

白波も立ちまくり、うねりまくっている。

それがこちらにむかってやってくる。何回かに一回、マジででかい波が来て、
Yさんは頭から波をかぶっている・・・。し・・・・死ぬかも・・???

「平常心平常心・・・こわくないこわくない・・・」と必死で自分を奮い立たせる。そしてぜひとも、1匹くらいは釣ってみたい・・。

つれませんでした。ごっつい魚が寄ってきたけれども私がどんくさいのでえさだけ持っていかれました。

みなさまには、私のびびったあの海をぜひこのページでみていただきたかったのですが、カメラを出すような余裕はまったくなかったのです。

その後は、グァバの収穫に行く。野生のやつ。実を持って、手首をくりっとひねって取れる実は熟しているという。

ダンボールにいっぱい取れた。

その場でナイフでヘタと皮を落としてくださり、その場でいただいた。

おいしい!!!!

生グァバもぎたて!!



さて、宿に帰る。ファミリーが増えていた。

若いころに、この島に通っていて、ずいぶん久しぶりにこの島へやってきたというお父さん。

この島のだれだれがどうとか、この名所がどうとか、息子や、ほかのお客さんに教えたくて仕方ないみたい。このご家族のバッググランドを思う。

大好きな沖縄に7年もこれなかったほど、たぶん仕事が忙しいんだ。息子さんとの時間も、もしかしたらひさしぶりなのかもしれないな・・・。

でも、私は、島のことをたくさん知ってるからいいというものでもないと思っているので、ふうん、と聞いている。

名所とかに、あまり興味がない。私のたびに、スケジュールはあまりないのかも。
それぞれの楽しみ方があって、いいと思う。

そして、島の人のうわさ話は好きじゃない。

どれだけ島のことを知ってるか競い合うような会話も、入ろうとは思えない。

思い出は、リピーターだからできるわけじゃない。
たった一回の滞在でも涙がでるような出会いをすることもある。

おじいのことをうわさするのも、やめてほしい。島の人ならまだしも・・・。

私は、おじいが、女だから男だからとかいうんじゃなくて、お客のことを本当に思って歓迎してくれていたことを覚えている。

自分の孫のように、私のことをしかったことも。

自分の好きな人のことを悪く言われるのは、本当に気持ちのいいものではない。

そして、自分に当てはめてみる。

初めてこの島に来たときのことを。

そのときの、新鮮な気持ち、忘れてへんかなあ。

なにかどこか贅沢になってしまってるんじゃないだろうか。

一番の基本は、人を大事にすることに尽きると思う。

どんな人だって、受け入れて、大事にできたらな、と思うのでした。

どんな出会いも。



沖縄に行こう!21 やどかり

2008年10月05日 17時20分18秒 | Weblog
タイトルがころころ変わっている・・まあいいか。写真は、今日のニシ浜。波がだんだん高くなっている。

今日でみのる荘は最後。軽トラを昨日、借りていたので、私と荷物は後ろに乗り、外の空気と太陽の光をがんがんに浴びながら(UVケアは必死にしながら)

次なる宿、「やどかり」に向かう。

今思えば、沖縄旅7日目にしてようやく、旅らしくなってきたころだと思う。

ふっと、あるんだよね。

ぱあっと道が開く瞬間が。あ、沖縄だ。という。

やどかりは、比較的、新しい宿。

たましろや、みのる荘と違うのは、超常連のディープな旅人が少ないことだ。

それがかえって、よかった。


「おはようございまーーす・・・・・。」

やどかりのおばあを呼んでみる。

ここは、Yさんのお気に入りの宿。おばあと飲みたいと言っていた。

今日も、もちろん昨日も船は欠航しているので、お客は来ないだろうと思っていたみたい。それが、朝、いきなり来たものだから、びっくりしていた。スミマセン・・。

港で、「帰ってこれなくなるかも・・」と脅され(実際そうなるのだが)
急遽宿をキャンセル人が続出だったそう。

部屋に案内してもらう。すると、女の子が、たった今起きました・・・という様子でふとんにちょこんと座っている。まだ20歳そこそこの女の子。

色が真っ白。ひとり旅をしているような感じには見えなかったけど、どうしてひとり旅をしてるのか、聞いてみたい気もした。ほとんどしゃべらない、ふわああっと
したイメージの女の子だった。

そうか・・・・。

今までとまった宿は、一応は、部屋として独立していた。

けど、ここは、ふすまが部屋のしきりになっている。となりの人と、とても近い。

それもまた、新鮮だった。


玄関でぼんやり座っていると、Yさんに呼ばれる。

おばあが、コーヒーを入れてくれるという。

客のいる棟とは違うところにおばあの部屋と、キッチン(みんなが集まってくるスペース)がある。

沖縄のお菓子、「ぽーぽー」を焼いてくれたおばあ。

おいしいい!!!!黒糖のほどよい甘さ、香り。クレープの分厚い版で、味はサーターアンダギー、という感じ。ほんとにおいしい。



「ハーレーとおばあ」と名づけられた写真が額に入れられていた。

「おばあ、ハーレー乗んの!?」

「いやーーハーレーできた人に撮ってもらっただけさーーこんな大げさな写真にせんでも・・・。」

なかなかノリのいいおもしろそうなおばあ・・・・。楽しみになってきた。

さて!!!洗濯ーーーーー!!!!!!超気合はいる。

なぜなら。あらゆるものが臭いから。なぜか。

昨日、私は釣りをする時に海用の手袋をしていた。そのままでえさをつけたりしたので、白い手袋は、えさの色でまっかになっていた。

その手袋を、ほかの洗濯物と一緒にいれてしまったため、1日たって、ものすごいにおいを放つ異物と化してしまったのだ。

しかし、A田さんの話を聞いたあとで、ものを粗末にすることができない。

気合を入れて、元通りにしてみせる。
洗濯機を2回まわし、臭くなった手袋とかばんは手洗いでゴシゴシやる。

洗濯機利用は一日200円。あちこちに節水と書かれているのにも、おばあの話を聞けば納得がいった。

水がものすごく貴重だからだ。

おばあは、男の人の経営者とまた違って、女の人から見た島のいろんなことを教えてくれたように思う。

きめ細かな心遣いもまた、女性ならでは。


朝からゆんたくを楽しみ、今日もA田邸へ。昨日、とってもお世話になったA田さんに、何かお礼がしたいと思って、おうちづくりを手伝いに。

ヒゲのYさんが軽トラに乗っていると、島のみなさんが「ん?」という顔をなさっている。

「どこのにいにいだ。」と思うらしい。

A田邸の間近でYさんが叫ぶ。

見つけたのだ、「波照間酒造所」の配達車を。幻の、泡波だ。

急いで売店に駆けつけると、「泡波、ほしいの?」といわれ、「はい!」というと、
ひとり1本ということで、2本ゲットだ。

ご近所の方も走ってこられていて、島の人でもお楽しみなんだ・・と思った。

おうちづくりの手伝いは、気持ちはあるけどたいして役に立てない私(木屑を拾ったり物を運んだりはできる)と、活躍していたYさん。

途中できた近所の人に、「現場にいたのか。」と聞かれている。

そして私は、キビ刈りに呼んでいただいた。長期滞在でだ。これからキビ狩りの大変なシーズンなので。

「くる??」
「行きたいけど、仕事が・・・。」
「なんだーー仕事もってるのーー」

長く、滞在してみたい。沖縄で仕事、してみたいけど。

石垣に旅立つA田さんを見送る。

今日は、高速船は出ないが、フェリーが出るらしい。

A田さん、今回も、すばらしい体験をありがとうございました。



沖縄に行こう!22 みんぴかで

2008年10月05日 17時20分03秒 | Weblog
やどかりは、ニシ浜や、みんぴか(カフェ)、モンパの木(おみやげ)などに歩いていける距離にある。

早速、みんぴかに歩いて行ってみた。

今日、宿に来たばかりの若い男の子達がいた。よく見ると、双子さん。聞くと、兄弟ふた組で来ているそう。

仲良しなんだ。お互いは同級生だったとか。

この人たちも、沖縄は2回目だって言ってたかな・・。何もかも、新鮮で、
いろんなことが知りたいみたいだった。その素直な気持ちが、旅をする上で、
ほんまに大事なことやんなあ・・・。と思った。

この後、黒島に行くかも、ということだったので、あの親切なダイビングショップのお兄さんを紹介してみた。黒島のきれいな海も、みてほしい。

さて、黒糖かき氷を頼んでみました。



波照間産の黒糖が、とてもおいしい。

そして、蜜がちょこっとたれたところに、ありんこが寄ってきた。

じーーーっと見ていたら、1匹のありんこが、もう1匹をつれてやってきた。

同じルートで、また1匹呼びに行っている。

ありんこ、仲良くなめるの図。




旅には、本はあまり持ってこない私だが、今回は、宮部みゆき「孤宿の人」を持ってきた。

ニシハマで、読む、読む、読む。だって海に入れない・・・(大荒れ)。

沖縄に行こう!23 やどかりの夜

2008年10月05日 17時19分49秒 | Weblog
やどかりさんは、素泊まりの宿。

近くの売店で簡単な夜ご飯を買ってくる。

インスタントの沖縄そばがおいしかった・・・。

外に白いテーブルといすがある。

「星みにいこうかねー」と、みんな、外に出る。

宿の明かりも、街灯(背の高い人がつけるらしい)も消して、

空を見上げる。


ん!!!?????

なんじゃこりゃあああああああああああ


すんごい星空。というか、天の川が、頭の上でアーチを描いてる。

あまりにきれい過ぎてリアルじゃないね、と言い合っていたほど。

おばあは、星博士だった。

携帯サイトで勉強しているそうで、いろんな星座を教えてくれる。

懐中電灯で、星座を指せるなんて。

あれが~~座よ、と。

この日は、八重泉をみんなで飲む。昼間の男の子達も帰ってきた。


話していて、すごく楽しい子たちだった。一泊だけだったのが残念なほど。

人の話を、真剣に聞いてくれる人って、いい子だあ・・。

そうそう、今日の夕日。









沖縄にいこう!24 やどかりの夜 その2

2008年10月05日 17時19分35秒 | Weblog
昨日の夜の話をもう少ししたいと思います。

宿には、もう、一週間ぐらいここに滞在しているらしい女の子がいました。ヘルパーかなと思うほど宿に溶け込んでいて、三線が上手で、おばあとも仲良しでした。

そして、島のねえねえかなと思ったら、東京のOLさんだった、とういう人もいた。
島の人のことを、よく知っていた。

ふたりとも、よく話す人だった。

そして、無口な二人の大学生・・・・。

もちろん、一人ずつ別々の旅人だけど、何か・・おもしろかった・・・・。

法学部だという男の子、大学生。話を聞くと、前は、チェコに旅をしていたという・・。

「え?またなんで?」

ときくと、

「絵本、好きなんです。チェコは、絵本の国だから・・」


へえ~~~!!!

自虐的な思い出話もおもしろく、洞爺湖を訪れて一人でサミットをしました・・などという話は爆笑でした。

これから九州から本州に渡っていくという。

私のたびはもう終わりに近いけれど、彼のたびはまだまだ続くんだな。


女の子の方は、この、八重山の太陽にも負けずずっと白い肌のまま。

ふと気づくと、ニシ浜の岩に登って、夕日を見ていてたり。

これが初の一人旅デビューだとしたら。。。

これからどんな旅をするのかな~。


そしてあの男の子4人たちと、おばあと、みんなで、ものすごいきれいな星を見たのでした。

10時ごろ、月が昇るまで。

南風が吹いていて、少し肌寒いくらい。

Yさんは、星座早見盤をもってきていて、もう、みんなで必死になって、おとめ座やらいて座を探した。

さそり座は、赤い星があるし、すぐわかるけど、
「それのどこが乙女の形や。」

というおとめ座なんか、その一部にYの字があることをようやく見つけたことで、

わかるようになった。

おばあは、当たり前のようにこの星空をいつも見ているから、子供のころなんかは興味もなかったといってたけど、

私たちは星座探しに夢中になった。

帰ってから星座の本を読んだりもしたけど、あの星空を見るには、また夏の波照間に行かなきゃ・・。