散歩をしていると、思いがけない場所で
思いがけない出会いがあったりするものです☆
京急線「金沢八景」駅から、平潟湾沿いに歩いていると
右手に、瀟洒な家々が立ち並ぶ住宅街がありました。
で、ちょっと寄り道して・・
モダンな邸宅が並ぶ中に、こんなものが・・
あるお宅のフェンス内に立つ2体のお地蔵さま。
台座には「産屋地蔵尊」と刻まれてあります。
1体は比較的新しいですが、奥の1体は少し古いもののようです。
特に説明板もないし、この家個人のものかもしれません。
ご当主が我が子の安産を願って建立されたのでしょうか?
さらに歩いて行くと・・
十字路の中央にロータリーがあり、彫像が立っていました。
この辺りは嘗て平潟湾の中心部でしたが、埋め立てられて住宅地となり
造成の完成記念に、町のシンボルとしてこの像が建立されたそうです。
像の制作者は、彫刻家 清水多嘉示氏(1897-1981)で
氏は大戦時に従軍画家として中国に派遣され、その時の経験から
平和への願いを込めて制作した母子像で、これと同じブロンズ像が
八ヶ岳美術館など氏の故郷である長野県内に、あと3体存在するとか。
どんな縁で、この像だけが遠く離れたこの場所にあるのでしょうね?
そう聞いてみると、どこか憂い顔に見える母子像です・・
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