「ソナレマツムシソウ(磯馴松虫草)」が今、観音崎公園で見頃です☆
高原に秋の訪れを告げる「マツムシソウ(松虫草)」はお馴染みですが
これは「ソナレ」、つまり海岸に咲くマツムシソウなんですね。
太古 地球が冷え込んだ時期に、適所を求めて次第に
低地に下りてきた植物の中には、氷河期が終わっても
そのままその場所に残ったものがあるそうで、この植物も
そうしたものの1つではないかと考えられているようです。ソナレマツムシソウ
マツムシソウ科マツムシソウ属
草丈25~50cmと低く、枝分かれした茎の先端に
径3~4cmの青紫色の美しい花を付けます。
花期は8~11月。
嘗ては三浦半島の其処此処に、普通に生えていたそうですが
心ない採掘や、護岸工事などで生育地が減少したことにもより
次第に見られなくなり、1995年 県絶滅危惧種に指定されました。
因みに、房総半島の海岸では今でも見られるとか。
「観音崎自然博物館」が、この関東南部の海岸にだけ生育する
可憐な花の保護・増殖を、最初は僅か20粒ほどの種子から始め
多くの人達の協力も得て、現在2000株程までになったそうです。
「観音崎公園ビジターセンター」の周辺で
浜風に揺れながら群生しています。
がんばれよ! ソナレマツムシソウ☆
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