補陀洛寺から右手に伸びる路地に入ると、突き当たりは墓地。
行き止まりかと引き返そうとすると、右の方から人が現れました。
どうやら、どこかへ通じる路地のよう・・ 行ってみましょう☆
墓地の角を曲がると・・
きゃぁ、ホントに人一人がやっとの幅!
本日最狭の路地~
左が墓地 大津垣☆
この辺りは、最近ではあまり見られなくなった趣のある生垣や
板塀、趣向を凝らした竹垣など思いがけない出会いがいろいろ
あって、古都の‘小路歩き’をひときわ楽しいものにしてくれます。
気儘にぐるぐる歩き回るうち、ふと目に留まった四つ目垣の家。
表札を見て、あ、と思い出しました~
この辺りにあると聞いていましたが、此処がドイツ文学者で
『ビルマの竪琴』の著者 竹山道雄氏(1903-1984)のお宅ですね。
表札はその儘になっていますが、空き家・・?
竹山邸の前の道を、山と反対の方向へ行くとバス道に出ました。
これを左へ行くとすぐに、見覚えのあるお寺の総門。
「天照山 蓮華院 光明寺」
浄土宗の大本山です。
創建: 1243(寛元元)年
開山:然阿良忠上人(記主禅師)
開基:北条経時(第4代執権)
本尊: 阿弥陀如来像
江戸時代 徳川家康が、浄土宗の学問所として関東18檀林を
定めたとき、その首座となっておおいに繁栄しました。
総門・山門・千手院・蓮乗院・大殿・開山堂・鐘楼・客殿など。
後花園天皇ご真筆の扁額
一部改修中で、古代蓮で有名な庭園は拝観できませんでしたが
海に向かって建つ堂々たる大寺の風格と、誰でもご本堂に
上がって拝観できるおおらかな雰囲気が好きです。
「三尊五祖の石庭」
総門の脇に書かれた文言がいいですね。
「南無阿弥陀仏 子供叱るな来た道じゃもの 年寄笑うな行く道じゃもの」
今回の探検‘小路歩き’は、この言葉をゴールと致しましょう☆
20,237歩
こんなに見られるとワクワク、うれしくなるでしょうね。
石庭もいいですね。
「~年寄笑うな~」も。
周辺の人達には、もしかして多少ご迷惑だったかな?
機会があれば、またどこかで☆