アタシだって言いたかないよ、言いたかないけど言わせてもらうよ

その時に思った事、面白かった事を書きます

量と味

2012年09月20日 11時07分06秒 | Weblog
例えば「生の魚の切り身」は「200円」で




「冷凍の魚の切り身」は「50円」




やっぱり味は「生の魚」の方が美味い




俺はずっとそれを使ってきた





当然「材料代」が高いから、そんなに量は入れられない



それでいい、と思ってた






ところが、いつからか「量が多い方がいい」という事になった








「あそこの店のオードブルは、色んな物が一杯入ってる」



というのを見てみたら、冷凍の物がいっぱい入ってた


(まぁそりゃそうだろう)




特にビックリしたのは「冷凍の出し巻き」や「冷凍のエビフライ」






食べてる人は、あれを「美味い」と思ってるんだろうか?




それとも「味なんかどうでもいい、量がたくさんあればいい」



と思ってるんだろうか?・・・・・









最近は、俺も(量を増やすために)冷凍の魚を使う様になった





でも、間違っても「そのまま塩焼き」みたいな事はしない




例えば、焼き魚は「味醂・酒・醤油」の中に「柚子やショウガ」を入れて「漬けこむ」




煮物なら、一度油で揚げてから焚く








前は「高級料理というのは、どうしてこんなに手をかけるんだろう?」



と思ってたけど、ちょっと解った気がする



「冷凍して、解凍して{うま味}が出てしまったら、そこに{別のうま味}を足してやる」



それが大事なんだな






考えてみれば、昔は(冷蔵庫が無い時は)魚も古かった



それを「何とか美味しく食べよう」として生まれたのが「料理」なんだろう



なんの事はない


それが基本だったのか・・・