外食

「内館牧子」の「還暦過ぎて、チューボーに入る」を読んだ



この人の小説は好きだけど、やっぱりエッセイも面白い


それはいいけど、気になる事が書いてあった



７０代後半の女性が居た


夫は亡くなって、子供達は遠くにいて一人暮らし


ある夜、強烈な腹痛に襲われて、救急車で病院に運ばれた


お医者さんが言う


「あなたの食生活をうかがうと、外食が多いし、食べ過ぎですね


これを機に、食生活を見直して下さい」



女「でも私は、贅沢な外食をしてるわけじゃない


安い店で、安い食事をみんなと一緒に楽しんでるんです」



医者「安い食事には、安いだけの理由があるはずです


安い外ご飯を重ねる事は、ある年齢以上の体にはよくない


食材の産地も分からないし


安い油や調味料による濃い味付けで、ごまかさざるを得ない


安い店に足繁く通うのをやめて、その合計額で１回食べてはどうです？」




う～ん、耳の痛い話だ


最近は「株の優待券」を使って、安物ばかり食べてる


そういえば（味付けが濃いな）と思った事も多い・・・



昔は、値段の高い物（霜降り牛肉とか）が体に悪い、と言われてた


やっぱり「ある程度の年」になると


（和食の基本の）「美味しい物を少しづつ」がいいんだろうなぁ