以前関西に住んでいた頃は、何度か名古屋から太平洋フェリーで仙台の実家へ戻っていましたその頃すでに新しめの‘’きそ‘’という船もあったのですがなぜかいつも古めの‘’きたかみ‘’という船でしたまた、仙台で降りるたびに北海道まで行ってみたいな~と思っていました
今年は4日が日曜ということで仕事も4日間お休みがもらえたので2日発4日着の船旅へ
今回も都合により一人旅だったのでハプニングがあっても大丈夫なよう早めに出かけたのですが多賀城駅前駐車場へ車を停めて(港の駐車場は送迎用)タクシーをしばらく探したところ手を挙げても挙げても全くつかまえることができませんでした
あきらめて乗ったことのある仙台のタクシー会社数件へ電話してみると「そちらまでは無理です」と言われるばかりでフェリーに間に合わなくなるのではと青くなる始末慌てて地元のタクシー会社を呼ぶとやっと来てくれて「年始は運転手も休みが多いし配車できる区域も決まってるんですよ」と言われビックリしました本当に世間知らずでした
なんとか港へ到着すると‘’きそ‘’よりも新しい‘’いしかり‘’という船でかなり立派でした
横になってますレストラン
またまた横吹き抜けのロビースミマセン横泊まったS寝台廊下
他にも大浴場 ゲームコーナー、カラオケルーム、コインランドリー、マッサージコーナー、売店、喫煙室、炊事コーナー、喫茶店、映画館兼イベントホール(毎回無料のショー&映画有り)、記念撮影スペース、グランドピアノ広間(無料演奏有り)、暗証番号式セイフティーボックスコーナー、自由に食事や休息など利用できる様々なタイプの椅子やソファーやテーブル・・・小さく豪華な街のようでした
夕方の海
寝る前に星を見ようかと夜中に青森付近でデッキに出てみると、みぞれ混じりのものすごい強風と寒さでした。写真を撮ろうと持っていたスマホ(撮影断念)やメガネまで吹き飛ばされそうになるほどで昼間はけっこう人が居たのにやはりもう誰もいませんでした。
恐る恐る沖へ目を向けるとぼんやりと地平線が見えるだけで一面の波以外は何もなく今にも魔物が出てきそうな闇と風の轟音・・・本当に恐ろしかったです
寒さですぐ手が動かなくなってきたので慌てて船内に戻ろうとすると、元々重い鉄のドアがすごい強風で開きませんでしたもしかしてこのまま凍死してしまうのではと、必死に3度目全力でドアを引っ張るとやっと開いて船内に戻ることができました
外に出られるドアは何箇所もあるのでもしも力のない子供が好奇心から一人で外に出てしまったら(風向きからか?出るときはドアが軽かった)ドアが開かなくなり本当に凍死してしまうと思いました
体の芯から冷えきってしまったので24時間入浴できる豪華な大浴場に入ったのですが、デッキでかなり衰弱したためか朝は朝食も食べれないほどぐったりと寝込んでいました
11時頃に到着し、苫小牧は数時間の滞在でした港の売店も閉まっており札幌へ行けるほどの時間もなかったのですが幸い雪もなく天気が良かったのでのんびり歩いて近くのショッピングセンター(イオン)へ向かうことにしました。
港から市街地までの道