なぜか突然に!広瀬川と名取川の合流地点って見たことないなぁと気になってしまいました。 合流地点探しに付き合ってくれそうな友人に話すと「10年以上まえくらいだけどそれっぽい場所に車で行ったことある」 というので、友人のおぼろげな記憶も参考に、書店に売っている昔ながらの紙の地図とGoogleマップで道を調べてみることにしました。
合流地点で検索してみると、有力な手掛かり(笑)になったのが「アロハプロジェクト」(大人な夏休みの自由研究・その5完結編)というブログ記事でした
その方は、合流地点を広瀬川側からみるために2時間ほど草刈りしてもらった道を行ったということでした(紙の地図で見ると合流地点が見渡せそうな川岸ギリギリまで道ができているように見えますが、Google地図3Dでは川岸付近はやはりかなり茂ってるように見えました)。
ネットで調べてもGoogle地図を調べてもさすがに合流地点の角部分(合流を上から見下ろせそうな場所)まで続く道はないようだし、少し手前までの道を車で行ったとしてもそこから先がかなりの藪のようで、角部分へ直接行く事は全く考えられませんでした(本物の探検家なら行けるでしょうけど
かといって草刈りに2時間かかるという道(広瀬川側から合流地点の角を見渡せる場所)も無理そうだったので、他のルートを考えました。Google3D地図だと袋原地区にある大塚山古墳から川岸に出られる道が見えたのでまず名取川側のそちらを目指すことにしました
が、実際に行ってみると古墳から名取川の川岸にでる通路は途中でバリケードとなっており全く通れずダメでした(期待していたのでショックで写真も撮り忘れ
それでもあきらめきれずに他の農道(古墳よりもっと海側の方・下流方向)へも進んでみたのですが、こちらの道も途中で竹林に道をふさがれておりました(こちらも焦って写真撮り忘れ) それでも諦めきれずに車を置き歩いて竹藪を無理に先に進もうとしたところ、近くで農作業をしていたおじいちゃんが「いがんねぇよ~とおしえてくれたので、危ない場所に足を踏み入れることなく助かりました
後日知ったのですが、合流地点とはいっても名取川の方は広瀬川よりも深く流れも強くて危ないそうで、無理に進まず正解でした もし竹藪の先へ進み、比較的茂みの少ない所を川方向へ横切るとしても、3Dでは水路のようなものが見えるので危険そうです
もう諦めようかと思いましたが、ブログの記事は2年ほど前のものだったので状況が変わっているかも?ということで最後の望みをかけ、広瀬川側から川岸に一番近いと思われる所までとりあえず歩いて(車では細すぎる道)みることにしました。現在工事中の道路もありますが、この日は工事お休みでした。
地図上だと前河原と高原と土手合あたりでしょうか、他よりは開けているところを少々藪漕ぎして川岸に降りてはみたものの合流地点(三角の角部分)は見渡せませんでした
それでもまだ諦めきれず思い切って川に入って角の見えそうなところまで移動してみることにしました。おそらくもっと下流だろうなと予想しながら5分間くらいでしょうか、膝までの長くつを履いて川の中を下流へザバザバと移動・・・この日は小潮で干潮時間を2、3時間過ぎたくらいでした。この時の水位は膝下くらいでした。
・・・ついに広瀬川と名取川の合流地点の三角の角の土地部分が見えました~
右手前が広瀬川でこんもりしている所(合流地点・角部分の土地)の向こうが名取川です。やっと安心して撮影
写真ではわかりずらいのですが角~下流に向かう中央部分の流れだけが全体の流れとは違った流れ方に見えました。水面の日の光が途切れてる辺りなのですがそこだけ流れが穏やか?というか、うまく説明できず
小潮だったので満潮になってもそんなに水位はあがらなそうでしたが一応心配だったので早めに岸にあがりました。
参考にしたブログの道とはまた違うのかもしれませんが?5分ほどまた藪漕ぎをして農道に戻ることができました
戻った農道から見えた向こう岸の鉄塔(Google地図3Dだと赤い屋根近くの鉄塔・もっと上流の向こう岸の青い屋根近くにも鉄塔があるがそちらではない) Googleで正確な現在地(青い丸)の確認をすればよかったのですがほっとして忘れてしまいました
11月だったので蛇や蜂もそんなに気にならず、穴やぬかるみがないか注意しながらゆっくりであればあがってこられるくらいの茂みでした。一応道ではないので、子供だけとか、女性やお年寄りが一人で行くのは危ないのでやめたほうがいいと思います
雨もしばらく降っておらす水位が元々低かったのも幸いしました。元々水量の少ない時期や干潮時はいいですが、大潮満潮時などは水位もあがるのでやめたほうがいいと思いました。雨の他、水位は若潮や中潮や長潮などにも左右されるので確認しないと川の中を歩くのは危険かもしれません。
思い付きではありましたが仙台在住50年近くになるのに一度も見たことがなかった景色探し、ちょっと怖かったけどかなりワクワクしたプチ冒険でした
※友人が10年ほど前に行った合流地点だったかもしれないと思っていた場所は、手掛かりとなった上記のブログ(その2)に載っていた笊川・水門の辺りだったかもしれないとのことでした。ブログの方もそこが合流地点だといったん勘違いされたようで、納得です。