東京マーケット・サマリー
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 110.53/55 1.1899/03 131.54/58
NY午後5時 110.50/53 1.1895/99 131.49/53
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の110円半ば。月末・期末の五・十日に当たるこの日は、国内実需筋の売買が交錯し、国内勢のフローが相場を左右する展開。新型コロナウイルスの変異種の感染が欧州で拡大していることへの懸念もあり、クロス円が総じて軟調だった。
<株式市場>
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 28791.53 -21.08 28896.31 28779.76─28998.99
TOPIX 1943.57 -5.91 1956.36 1943.57─1960.37
東証出来高(万株) 96336.00 東証売買代金(億円) 23477.31
東京株式市場で日経平均は小幅に3日続落した。米株高を受けて朝方に反発して始まった後、新型コロナウイルス感染拡大への警戒感や月末の手じまい売りに押され、徐々に上げ幅を縮小。後場では前日終値(2万8812円61銭=29日)近辺でのもみあいが継続し、大引けにかけてマイナス転換した。日経平均は昨年9月以降10カ月連続で月末安というアノマリーが続いている。
東証1部の騰落数は、値上がり786銘柄に対し、値下がりが1296銘柄、変わらずが108銘柄だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.050%
ユーロ円金先(21年12月限) 100.080 (+0.005)
安値─高値 100.080─100.080
3カ月物TB ───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.050%になった。前営業日(マイナス0.029%)を下回った。「月末・四半期末要因で資金調達の動きが落ちた」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は動意薄。
<円債市場>
国債先物・21年9月限 151.69 (変わらず)
安値─高値 151.61─151.69
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.055% (変わらず)
安値─高値 0.065─0.050%
国債先物中心限月9月限は前営業日比変わらずの151円69銭で取引を終えた。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比変わらずの0.055%。日銀のオペ減額方針を受けて売りが先行したが、影響は限定的だった。
<スワップ市場・気配>
2年物 0.01─-0.08
3年物 0.02─-0.07
4年物 0.03─-0.06
5年物 0.04─-0.05
7年物 0.07─-0.02
10年物 0.13─0.03
日経平均は21円安と小幅に3日続落、引けにかけ弱含む、10カ月連続の月末安=30日後場/国内市況ニュース/モーニングスター 2021/06/30 15:17
30日後場の日経平均株価は前日比21円08銭安の2万8791円53銭と小幅ながら3営業日続落。昨年9月以降、10カ月連続の月末安となった。朝方は、堅調な米経済指標を背景に29日の米国株式が上昇した流れを受け、前場早々に2万8998円99銭(前日比186円38銭高)まで値を上げた。ただ、買いは続かず、一巡後は戻り売りや利益確定売りに下げに転じ、一時2万8779円76銭(同32円85銭安)まで軟化した。その後、持ち直す場面もあったが、戻りは限定され、大引けにかけて弱含んだ。
東証1部の出来高は9億6336万株、売買代金は2兆3477億円。騰落銘柄数は値上がり786銘柄、値下がり1296銘柄、変わらず108銘柄。
業種別では、JFE<5411>、日本製鉄<5401>などの鉄鋼株が軟調。九州電力<9508>、東ガス<9531>などの電気ガス株や、HOYA<7741>、島津製<7701>などの精密株も安い。明治HD<2269>、味の素<2802>などの食料品株も売られ、ANA<9202>、JAL<9201>などの空運株もさえない。三井不<8801>、三菱地所<8802>などの不動産株も値を下げた。
半面、エムスリー<2413>、博報堂DY<2433>などのサービス株や、KDDI<9433>、ネクソン<3659>などの情報通信株が堅調。TOYO<5105>、浜ゴム<5101>などのゴム製品株も高い。オリックス<8591>、東京センチュ<8439>などのその他金融株や、第一生命HD<8750>、MS&AD<8725>などの保険株も買われた。
個別では、スギHD<7649>、リニカル<2183>、ヨータイ<5357>、クスリアオキ<3549>、アスクル<2678>などの下げが目立った。半面、アトラG<6029>、LINK&M<2170>、ウシオ電機<6925>、アトラエ<6194>、キャリアイン<6538>などの上げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、25業種が下落した。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証) 1,510.95 -5.25 -0.35% +0.86% +26.83% 2021/06/30
TOPIX 100 INDEX (東証) 1,268.04 -4.61 -0.36% +0.80% +28.24% 2021/06/30
日経平均株価 28,791.53 -21.08 -0.07% -0.08% +30.15% 2021/06/30
日経500平均 2,739.25 -6.50 -0.24% +1.62% +23.69% 2021/06/30
TOPIX (東証株価指数) 1,943.57 -5.91 -0.30% +1.07% +26.32% 2021/06/30
日経300指数 407.75 -1.09 -0.27% +0.72% +28.02% 2021/06/30
東証REIT指数 2,150.73 -11.17 -0.52% +3.72% +29.03% 2021/06/30
JASDAQ インデックス 187.63 +0.50 +0.27% +2.68% +16.29% 2021/06/30
TOPIX CORE 30 IDX (東証) 918.86 -3.55 -0.38% +0.60% +28.87% 2021/06/30
東証マザーズ指数 1,207.46 +1.92 +0.16% +4.99% +21.00% 2021/06/30
TOPIX SMALL INDEX (東証) 2,324.44 +2.49 +0.11% +3.09% +21.41% 2021/06/30
TOPIX MID 400 INDX (東証) 2,146.17 -6.75 -0.31% +0.99% +22.22% 2021/06/30
日経ジャスダック平均 3,997.50 +11.02 +0.28% +2.59% +17.02% 2021/06/30
東証2部 株価指数 7,675.60 -13.76 -0.18% +2.91% +17.08% 2021/06/30
TOPIX LARGE 70 IDX (東証) 1,993.94 -6.64 -0.33% +1.06% +26.21% 2021/06/30
中国 上海総合指数 3,591.20 +18.02 +0.50% -0.92% +18.68% 2021/06/30
中国 上海A株指数 3,764.20 +18.89 +0.50% -0.68% +20.32% 2021/06/30
中国 深センA株指数 2,580.66 +26.16 +1.02% +1.92% +23.85% 2021/06/30
中国 深セン成分指数 15,161.70 +161.90 +1.08% +1.10% +26.43% 2021/06/30
中国 上海B株指数 255.32 +1.23 +0.48% +1.74% +19.62% 2021/06/30
中国 深センB株指数 1,193.51 +6.76 +0.57% +2.91% +36.76% 2021/06/30
中国 上海50A株指数 3,498.65 +15.92 +0.46% -4.15% +16.24% 2021/06/30
中国 上海180A株指数 10,547.03 +60.36 +0.58% -2.97% +19.59% 2021/06/30
中国 上海新総合指数(G株) 3,035.25 +15.23 +0.50% -0.68% +18.68% 2021/06/30
中国 創業板指数 3,477.18 +70.94 +2.08% +5.08% +43.71% 2021/06/30
上海/シンセン CSI300指数 5,224.04 +33.50 +0.65% -2.20% +22.98% 2021/06/30
中国 深セン総合指数 2,466.24 +24.98 +1.02% +1.92% +23.86% 2021/06/30
日経平均
現在値 28,791.53↑ (21/06/30 15:15)
前日比 -21.08 (-0.07%)
始値 28,896.31 (09:00) 前日終値 28,812.61 (21/06/29)
高値 28,998.99 (09:06) 年初来高値 30,714.52 (21/02/16)
安値 28,779.76 (11:09) 年初来安値 27,002.18 (21/01/06)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は小幅ながら3日続落、エーザイとダイキンの2銘柄で約33円分押し下げ 6/30 16:36 配信 フィスコ
6月30日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり71銘柄、値下がり144銘柄、変わらず10銘柄となった。
日経平均は小幅ながら3日続落。29日の米株式市場でのNYダウは9.02ドル高と小幅反発。経済指標の強い結果を受けて上昇するも、月末、四半期末を控えた利益確定の売りが上値を抑えた。一方、長期金利の1.4%台での安定推移を追い風にナスダック総合指数は小幅高ながら連日史上最高値を更新した。前日に月末最終営業日の株安アノマリーを先取りしたような動きを見せていた日経平均は、米株高を受けて83.70円高と小高く始まった後、28998.99円まで上値を伸ばした。しかし、買い一巡後は戻り待ちの売りに押され上げ幅を縮小、前引け間際にはマイナスに転じる場面もあった。後場は前日終値水準を挟んだ一進一退が続いたが、引け間際に売りに押され、結局マイナスで終わった。手掛かり材料難のなか新型コロナウイルス変異株の感染拡大や、週末の米雇用統計を前とした様子見ムードが軟調な地合いに繋がったほか、株安アノマリーも重しとなった。
大引けの日経平均は前日比21.08円安の28791.53円となった。東証1部の売買高は9億6336万株、売買代金は2兆3477億円だった。セクター別では、鉄鋼、食料品、精密機器などが下落率上位となった一方、サービス業、情報・通信業、ゴム製品などが上昇率上位に並んだ。東証1部の値下がり銘柄は59%、対して値上がり銘柄は全体の35%であった。
値下がり寄与トップはエーザイ<4523>となり1銘柄で日経平均を約21円押し下げた。同2位はダイキン<6367>となり、アステラス薬<4503>、信越化<4063>、ソニーG<6758>、キッコーマン<2801>、コナミHD<9766>などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはエムスリー<2413>となり1銘柄で日経平均を約25円押し上げた。同2位は中外薬<4519>となり、テルモ<4543>、KDDI<9433>、TDK<6762>、ソフトバンクG<9984>、NTTデータ<9613>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 28791.53(-21.08)
値上がり銘柄数 71(寄与度+106.50)
値下がり銘柄数 144(寄与度-127.58)
変わらず銘柄数 10
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<2413> エムスリー 8113 284 +24.55
<4519> 中外薬 4402 102 +11.02
<4543> テルモ 4502 74 +10.66
<9433> KDDI 3465 45 +9.72
<6762> TDK 13490 130 +4.68
<9984> ソフトバンクG 7775 20 +4.32
<9613> NTTデータ 1733 19 +3.42
<6971> 京セラ 6868 47 +3.39
<6479> ミネベアミツミ 2939 90 +3.24
<4901> 富士フイルム 8239 75 +2.70
<9735> セコム 8444 67 +2.41
<6976> 太陽誘電 5490 60 +2.16
<3659> ネクソン 2476 26 +1.87
<6753> シャープ 1833 48 +1.73
<7735> スクリン 10980 220 +1.58
<4151> 協和キリン 3940 40 +1.44
<4704> トレンド 5820 30 +1.08
<6988> 日東電 8290 30 +1.08
<4506> 大日住薬 2328 24 +0.86
<6724> エプソン 1954 12 +0.86
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<4523> エーザイ 10925 -575 -20.71
<6367> ダイキン 20690 -340 -12.24
<4503> アステラス薬 1934.5 -46.5 -8.37
<4063> 信越化 18580 -225 -8.10
<6758> ソニー 10815 -185 -6.66
<2801> キッコーマン 7330 -140 -5.04
<9766> コナミHD 6670 -110 -3.96
<6098> リクルートHD 5470 -36 -3.89
<4911> 資生堂 8171 -67 -2.41
<6902> デンソー 7579 -66 -2.38
<7272> ヤマハ発 3020 -65 -2.34
<7832> バンナムHD 7708 -57 -2.05
<7269> スズキ 4701 -54 -1.94
<9983> ファーストリテ 83630 -50 -1.80
<5332> TOTO 5750 -90 -1.62
<8801> 三井不 2573 -44 -1.58
<8252> 丸井G 2088 -43 -1.55
<5713> 住友鉱 4325 -80 -1.44
<6301> コマツ 2760.5 -39.5 -1.42
<2802> 味の素 2884 -38 -1.37
TOPIX
現在値 1,943.57↓ (21/06/30 15:00)
前日比 -5.91 (-0.30%)
始値 1,956.36 (09:00) 前日終値 1,949.48 (21/06/29)
高値 1,960.37 (09:05) 年初来高値 2,013.71 (21/03/19)
安値 1,943.57 (15:00) 年初来安値 1,776.60 (21/01/04)
東証業種別ランキング:鉄鋼が下落率トップ 6/30 15:38 配信 フィスコ
鉄鋼が下落率トップ。そのほか食料品、電力・ガス業、精密機器、空運業なども下落。一方、サービス業が上昇率トップ。そのほか情報・通信業、ゴム製品、その他製品、その他 金融業なども上昇。
業種名/現在値/前日比(%)
1. サービス業 / 2,869.15 / 0.54
2. 情報・通信業 / 4,914.6 / 0.45
3. ゴム製品 / 3,614.31 / 0.31
4. その他製品 / 3,807.13 / 0.12
5. その他金融業 / 678.13 / 0.10
6. 保険業 / 974.97 / 0.07
7. 金属製品 / 1,364.53 / 0.07
8. 石油・石炭製品 / 1,020.83 / 0.06
9. 鉱業 / 239.47 / -0.07
10. 海運業 / 623.69 / -0.08
11. 建設業 / 1,130.99 / -0.11
12. 電気機器 / 3,622.66 / -0.17
13. 倉庫・運輸関連業 / 1,776.7 / -0.17
14. 繊維業 / 602.48 / -0.19
15. 化学工業 / 2,342.15 / -0.31
16. 卸売業 / 1,775.54 / -0.33
17. 証券業 / 385.98 / -0.47
18. 輸送用機器 / 3,334.76 / -0.50
19. 医薬品 / 3,210.48 / -0.50
20. パルプ・紙 / 528. / -0.52
21. 水産・農林業 / 466.68 / -0.55
22. 銀行業 / 141.4 / -0.70
23. 小売業 / 1,438.38 / -0.71
24. 機械 / 2,177.59 / -0.72
25. 非鉄金属 / 993.17 / -0.75
26. ガラス・土石製品 / 1,122.88 / -0.76
27. 陸運業 / 1,987.37 / -0.76
28. 不動産業 / 1,487.69 / -0.82
29. 空運業 / 204.19 / -0.85
30. 精密機器 / 10,073.6 / -0.87
31. 電力・ガス業 / 358.62 / -0.87
32. 食料品 / 1,689.14 / -0.87
33. 鉄鋼 / 431.74 / -0.97
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 17,508.84↓ (21/06/30 15:00)
前日比 -63.52 (-0.36%)
始値 17,630.93 (09:00) 前日終値 17,572.36 (21/06/29)
高値 17,673.44 (09:05) 年初来高値 18,157.65 (21/03/18)
安値 17,508.84 (15:00) 年初来安値 16,082.48 (21/01/04)
JASDAQ平均
現在値 3,997.50↓ (21/06/30 15:00)
前日比 +11.02 (+0.28%)
始値 3,996.00 (09:00) 前日終値 3,986.48 (21/06/29)
高値 4,002.85 (09:17) 年初来高値 3,996.76 (21/06/28)
安値 3,992.44 (11:24) 年初来安値 3,692.19 (21/01/04)
JASDAQ平均は反発、堅調な動きで一時4000円の大台突破/JASDAQ市況 6/30 17:07 配信 フィスコ
JASDAQ平均:3997.50 (+11.02)
出来高:1億144万株
売買代金:632億円
J-Stock Index:4026.47 (+17.09)
本日のJASDAQ市場は、JASDAQ平均、J-Stock Indexはそろって反発、JASDAQ-TOP20は小幅に反落した。値上がり銘柄数は287(スタンダード272、グロース15)、値下り銘柄数は270(スタンダード251、グロース19)、変わらずは77(スタンダード75、グロース2)。
本日のJASDAQ市場は堅調な展開となった。前日29日の米株式市場でのダウ平均は小幅反発。経済指標の強い結果を受けて堅調に推移したが、月末、四半期末を控えた利益確定の売りに押され上げ幅を縮小。一方、長期金利は依然安定しており、ナスダックは小幅続伸で連日史上最高値を更新した。堅調だった米株市場を映して日経JASDAQ平均も反発してスタート。しかし、買い一巡後は、今晩から相次ぐ米国での経済指標の発表を前に上値の重い動きとなった東証1部に合わせJASDAQ平均も伸び悩む動きが続いた。
一方、後場からは幕間つなぎの物色で再び持ち直すと、終日プラス圏での推移となった。米ハイテク株高を背景にアテクト<4241>やフェローテク<6890>など一部の半導体関連株への物色が旺盛だった。そのほか、セプテーニHD<4293>や、時価総額上位の東映アニメ<4816>、ハーモニック<6324>が堅調だったことも、他の指数をアウトパフォームした要因とみられる。また、JASDAQ平均は高値で4002.85と、大台の4000を一時超えた。
個別では、横浜市立大学との共同研究の論文が世界的な科学雑誌のNatural Product Communicationsに掲載され、これが材料視されたアイビー<4918>が10%高で値上がり率トップとなった。データハンドリングプラットフォームの最新版の発売を発表したデータ・アプリケーション<3848>が8%高、5G関連株として物色が向かったリバーエレテック<6666>は6%高となった。時価総額上位銘柄ではハーモニックや東映アニメが堅調だった。そのほか、プリントネット<7805>、歯愛メディカル<3540>、アテクトなどが値上がり率上位に顔を出した。
一方、7月26日付で上場廃止となることが明らかになり今週から急落している五洋インテックス<7519>が23%安で値下がり率トップとなった。第3四半期決算は好調だったものの、通期予想を据え置いたことが嫌気されたKTK<3035>が8%安、通期の営業減益見通しをネガティブ視された銚子丸<3075>が6%安となった。時価総額上位銘柄では、ワークマン<7564>が冴えなかった。そのほか、小僧寿し<9973>、シキノハイテック<6614>が値下がり率上位に顔を出した。
JASDAQ-TOP20では、セプテーニHD、ウエストHD<1407>、ハーモニックなどが上昇した。
マザーズ指数
現在値 1,207.46↑ (21/06/30 15:00)
前日比 +1.92 (+0.16%)
始値 1,204.71 (09:00) 前日終値 1,205.54 (21/06/29)
高値 1,209.49 (09:33) 年初来高値 1,340.38 (21/02/16)
安値 1,201.61 (09:04) 年初来安値 1,040.58 (21/05/17)
マザーズ指数は反発、時価総額上位がプラスに転じ相場を押し上げ、値上がり率トップはステムセル研究所/マザーズ市況 6/30 17:16 配信 フィスコ
本日のマザーズ指数は、BASE<4477>やメルカリ<4385>など時価総額上位の銘柄が下落したことが相場の上値を抑え、続落でスタートした。しかし、寄り付き後は、JMDC<4483>など時価総額上位の一角が堅調に推移して相場を下支えし、マザーズ指数は、前日終値付近を行き来する方向感の無い値動きでの推移となった。なお、下落していた時価総額上位のフリー<4478>や弁護士ドットコム<6027>、プレミアアンチエイジング<4934>などがプラスに転じ徐々に上げ幅を拡大したことが相場を押し上げ、マザーズ指数は、小幅反発で本日の取引を終了した。
マザーズ指数は反発、売買代金は概算で1776.96億円。騰落数は、値上がり143銘柄、値下がり210銘柄、変わらず12銘柄となった。
個別では、30日より貸借担保代用有価証券適格銘柄に追加となったステムセル研究所<7096>は需給改善への期待感により8%を超える上昇となった。また、SMBC日興証券がレーティング新規1・目標株価7000円と設定したJMDCは6%を超える上昇となった。そのほか、イーエムネットジャパン<7036>、アクリート<4395>、ジモティー<7082>が高い。
一方、22年5月通期予想で営業利益を前年比22.8%増の10.92億円と発表したフィードフォース<7068>は材料の出尽くし感から7%を超える下落となった。また、公開価格の960円を大幅に上回ったOPS<7699>が利食い売りに押され10%を超える下落となった。そのほか、ピアズ<7066>、BlueMeme<4069>、Enjin<7370>が安い。
東証REIT指数
現在値 2,150.73↓ (21/06/30 15:00)
前日比 -11.17 (-0.52%)
始値 2,166.34 (09:00) 前日終値 2,161.90 (21/06/29)
高値 2,168.61 (09:03) 年初来高値 2,167.90 (21/06/15)
安値 2,150.73 (15:00) 年初来安値 1,750.45 (21/01/06)
日経平均VI
現在値 17.00↑ (21/06/30 15:20)
前日比 -0.58 (-3.30%)
始値 16.99 (09:00) 前日終値 17.58 (21/06/29)
高値 17.25 (09:59) 年初来高値 30.40 (21/05/13)
安値 16.61 (14:39) 年初来安値 16.29 (21/04/13)
日経VI:低下、外部環境が落ち着いて推移し警戒感高まらず 6/30 16:00 配信 フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は30日、前日比-0.58pt(低下率3.30%)の17.00ptと低下した。なお、高値は17.25pt、安値は16.61pt。
昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が小幅ながらそろって上昇したことを受け、今日の東京株式市場は買いが先行。日経225先物は上昇し、日経VIは低下して始まった。日経225先物は取引開始後の買い一巡後は売りに押される展開となったが、米長期金利やドルの総合的な価値を示すドルインデックスなど外部環境が落ち着いて推移したことから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは高まらず、今日の日経VIは終日、昨日水準を下回って推移した。
東証2部指数
現在値 7,675.60↓ (21/06/30 15:00)
前日比 -13.76 (-0.18%)
始値 7,695.39 (09:00) 前日終値 7,689.36 (21/06/29)
高値 7,700.50 (09:23) 年初来高値 7,736.85 (21/06/28)
安値 7,671.36 (11:20) 年初来安値 6,523.55 (21/01/04)
日経平均先物
現在値 28,860.00↑ (21/06/30 05:30)
前日比 +100.00 (+0.35%)
高値 28,890.00 (22:03) 始値 28,840.00 (16:30)
安値 28,790.00 (17:42) 前日終値 28,760.00 (21/06/29)
TOPIX先物
現在値 1,951.50↓ (21/06/30 05:30)
前日比 +5.00 (+0.26%)
高値 1,956.50 (21:57) 始値 1,950.00 (16:30)
安値 1,948.50 (17:45) 前日終値 1,946.50 (21/06/29)
JPX日経400先物
現在値 17,590.00↑ (21/06/30 05:30)
前日比 +45.00 (+0.26%)
高値 17,640.00 (21:58) 始値 17,585.00 (16:30)
安値 17,575.00 (17:42) 前日終値 17,545.00 (21/06/29)
東証マザーズ指数先物
現在値 1,189.00↓ (21/06/30 05:30)
前日比 0.00 (0.00%)
高値 1,194.00 (20:04) 始値 1,189.00 (16:30)
安値 1,189.00 (16:30) 前日終値 1,189.00 (21/06/29)
NYダウ先物 円建
現在値 34,154.00↑ (21/06/30 04:46)
前日比 -1.00 (0.00%)
高値 34,326.00 (22:32) 始値 34,180.00 (16:30)
安値 34,128.00 (03:40) 前日終値 34,155.00 (21/06/29)
CME日経平均先物 円建
現在値 28,835.00↓ (21/06/29 15:59 CST)
前日比 -80.00 (-0.28%)
高値 28,920.00 始値 28,890.00
安値 28,695.00 前日終値 28,915.00 (21/06/28)
SGX日経平均先物
現在値 28,830.00↓ (21/06/30 04:59 SGT)
前日比 +35.00 (+0.12%)
高値 28,895.00 始値 28,790.00
安値 28,780.00 前日終値 28,795.00 (21/06/29)
長期国債先物
現在値 151.620↑ (21/06/30 05:23)
前日比 -0.070 (-0.05%)
高値 151.700 (15:30) 始値 151.690 (15:30)
安値 151.560 (17:01) 前日終値 151.690 (21/06/29)
30日の日本国債市場概況:債券先物は151円69銭で終了 6/30 17:31 配信 フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2021年9月限
寄付151円61銭 高値151円69銭 安値151円61銭 引け151円69銭
売買高総計17033枚
2年 426回 -0.115%
5年 147回 -0.100%
10年 362回 0.050%
20年 176回 0.440%
債券先物9月限は、151円61銭で取引を開始。前日の取引終了後に日銀の7-9月国債買入方針で減額が発表されたことを受けて売りが先行した。売り一巡後は買い戻しが優勢になり、151円69銭まで上げた。現物債の取引では、2年債、5年債、10年債が買われ、20年債が売られた。
<米国債概況>
2年債は0.25%、10年債は1.47%、30年債は2.08%近辺で推移。
債券利回りはほぼ横ばい。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は-0.18%、英国債は0.72%、オーストラリア10年債は1.52%、NZ10年債は1.74%。(気配値)
日本国債3年
年利回り -0.114 (21/06/30 01:08)
前日比 +0.009
日本国債5年
年利回り -0.094 (21/06/29 23:57)
前日比 +0.006
日本国債10年
年利回り 0.067 (21/06/30 00:52)
前日比 +0.011
アジア株式市場サマリー
終値 前日比 % 始値 高値 安値
中国 上海総合指数 3591.1970 + 18.0191 + 0.50 3572.6236 3594.1185 3569.5010 前営業日終値 3573.1779
中国 CSI300指数 5224.041 +33.497 +0.65 5189.380 5231.426 5186.625 前営業日終値 5190.545
香港 ハンセン指数 28827.95 -166.15 -0.57 29107.90 29146.28 28827.70 前営業日終値 28994.10
香港 ハンセン中国株指数 10663.39 -93.91 -0.87 10807.10 10812.73 10660.50 前営業日終値 10757.30
韓国 総合株価指数 3296.68 +10.00 +0.30 3288.63 3305.73 3288.63 前営業日終値 3286.68
台湾 加権指数 17755.46 +157.27 +0.89 17648.25 17797.27 17648.25 前営業日終値 17598.19
豪 S&P/ASX指数 7313.00 +11.80 +0.16 7301.20 7370.10 7301.20 前営業日終値 7301.20
シンガポール ST指数 3130.46 +40.97 +1.33 3101.50 3145.77 3096.31 前営業日終値 3089.49
マレーシア 総合株価指数 1532.63 -15.68 -1.01 1547.30 1551.95 1531.66 前営業日終値 1548.31
インドネシア 総合株価指数 5985.489 +36.439 +0.61 5950.433 6011.257 5950.42 前営業日終値 5949.050
フィリピン 総合株価指数 6901.91 -54.74 -0.79 6941.16 6957.56 6901.91 前営業日終値 6956.65
ベトナム VN指数 1408.55 -1.49 -0.11 1410.83 1419.61 1408.18 前営業日終値 1410.04
タイ SET指数 1587.79 -3.64 -0.23 1597.26 1600.57 1584.47 前営業日終値 1591.43
インド SENSEX指数 52482.71 -66.95 -0.13 52651.09 52875.92 52448.64 前営業日終値 52549.66
インド NSE指数 15721.50 -26.95 -0.17 15776.90 15839.10 15708.75 前営業日終値 15748.45
東南アジア株式市場はまちまちで引けた。シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)は1.33%高。シンガポール金融管理局(MAS)が同国の年間経済成長率が事前予想値を上回ると発表したことを好感した。伸び幅は一時1カ月超ぶりの大きさとなった。政府のデータによると、コロナ新規感染者数はここ数日減少基調にある。STIは一時、5月18日以来となる1.7%高を記録。6月単月では0.8%のマイナスとなった。
マニラ市場の主要株価指数PSEiは0.79%安。コロナ対策としての移動や営業時間の制限が首都マニラとその近郊で7月中旬まで延長された。
中国株式市場は反発。主要ハイテク株指数は四半期ベースで1年ぶりの大幅高となった。政府の支援策や業績への期待が背景。
製造業部門の軟調な指標で政策引き締め懸念が和らいだことも支援材料となった。
深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」総合指数は2.1%上昇し、6年ぶり高値。ハイテク株の多い上海証券取引所の「科創板(スター・マーケット)」50指数<.STAR50>は1.7%上昇。
四半期ベースでは、CSI300指数が3.5%高、上海総合指数が4.3%高。
創業板総合指数と科創板50指数は、それぞれ四半期ベースで26%、27%上昇し、1年ぶりの大幅高となった。
半導体企業の株価は、半導体不足により価格が上昇する中、年前半の利益拡大期待から大幅に上げた。
富滿微電子集団、キングセミ、中穎電子、SGマイクロ<300661.SZ>が11─20%高。
CSI全半導体・半導体装置株指数は4.8%高。
BOCインターナショナル・チャイナは、半導体株の上昇について、半導体は今後数十年の中国の経済発展の鍵を握る新たな戦略的資源だと指摘した。
中国国家統計局が30日発表した6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.9と前月の51.0から小幅に低下し、4カ月ぶりの低水準となった。原材料コスト高や世界的な半導体不足、輸出が盛んな広東省の港湾施設での混乱が影響した。アナリストの予想は50.8だった。
安信証券はリポートで、中国の経済成長は下期に減速する可能性があり、緩和バイアスのかかった中立的な金融政策が継続されることを示唆していると指摘。弱い成長で金融引き締めの可能性が大幅低下するかもしれないとの見方を示した。
香港株式市場は続落。エネルギーやIT企業が下落した。
四半期ベースでは、ハンセン指数が1.8%高、H株指数は2.8%安。
この日に香港市場に新規上場した、医薬品の製造・販売の和黄医薬(中国)は一時、公開価
格から49.1%上昇した。一方、中国で入れたて茶飲料の販売を行う奈雪的茶は公開価格から13.5%下落して引けた。
シドニー株式市場は鉱山株や通信大手テルストラ株の上昇がけん引し、反発して引けた。
S&P/ASX200指数は一時1週間ぶりの高値となる7370を付けた。2021年上半期は11%の上昇。
オーストラリア最大の通信会社テルストラは30日、携帯電話の基地局子会社の株式の約半数
を28億豪ドル(21億1000万米ドル)で売却する計画を公表。これを受け、同社株は5%上昇した。
米株式市場でナスダック総合指の終値が史上最高値を付けたことも、指数を押し上げた。豪企業の決算発表期が終了したことで、機関投資家による買いも入った。マーカストゥデー・フィナンシャル・ニューズレターのシニアアナリスト、ヘンリー・ジェニングス氏は、「出来高が特に多かった」とした上で「テルストラ株が新型コロナウイルス感染拡大以来で最高値水準に上昇したことで、市場の信頼感が高まった」と語った。
鉄鋼石価格が7四半期連続で上昇する中、鉱山株指数は0.94%上昇。リオ・ティント株は
2%超のプラスで、BHPグループも1.6%高を付けた。
金融株指数は0.02%とわずかに上昇した。
ソウル株式市場はハイテク株の伸びがけん引する形で反発して引けた。6月の中国製造業購買担当者景況指数(PMI)が予想よりも好調だったほか、米消費者景気信頼感指数が上昇したことにより、投資家のセンチメントが高められた。
総合株価指数(KOSPI)は6月は2.9%の上昇で、月ベースでは8カ月続伸となった。
主要銘柄のうち、半導体大手のSKハイニックスは2.00%、電池メーカーのLG化学<
051910.KS>は1.31%、IT大手ネイバーは1.46%それぞれ上昇。一方、半導体大手サ
ムスン電子は0.37%安だった。
外国人投資家は117億ウォン相当の売り越し。
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド ▲0.12% 12,654.60 H:12,677.51L:12,623.45 +14.78 06/30
[CFD] 日本 日経平均 28,719.10 日経比:-72 ▼0.25% H:28,797L:28,537 02:25
中国 上海B株 ▲0.48% 255.32 H:255.67L:253.78 +1.23 06/30
中国 上海A株 ▲0.50% 3,764.20 H:3,767.26L:3,741.46 +18.89 06/30
中国 深セン成分 ▲1.08% 15,161.70 H:15,175.75L:14,978.30 +161.9006/30
中国 深センB株 ▲0.57% 1,193.51 H:1,194.10L:1,187.56 +6.76 06/30
中国 深センA株 ▲1.02% 2,580.66 H:2,581.85L:2,554.39 +26.16 06/30
[CFD] 香港 HangSeng 28,771.50 指数比:-56 ▼0.20% H:28,824L:28,626 02:25
香港 レッドチップ指数 ▼0.62% 3,992.37 H:4,046.69L:3,989.70 -24.91 06/30
サウジ TASI ▼0.11% 10,984.15 H:11,009.70L:10,940.44 -12.23 06/30
UAEドバイ DFMGI ▼0.61% 2,810.56 H:2,836.47L:2,810.29 -17.15 06/30
イスラエル TA35 ▼0.30% 1,682.94 H:1,689.98L:1,682.94 -5.05 06/30
為替 ドル元 ▼0.11% 6.4566 H:6.4635L:6.4512 -0.0069 00:30
30日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で3日ぶり反発、半導体セクター急伸 6/30 17:12 配信 フィスコ
6月30日の中国本土市場は、中国共産党建党100周年の7月1日を明日に控え、堅調に推移した。主要指標の上海総合指数が前日比18.02ポイント(0.50%)高の3591.20ポイントと3日ぶりに反発している(上海A株指数は0.50%高の3764.20ポイント)。
中国景気の先行きが楽観される流れ。世界銀行は29日、中国の2021年国内総生産(GDP)成長率予想を8.5%と予測し、今年3月時点の予測値(8.1%)から0.4ポイント上方修正した。ただ、全体として上値は重い。世界経済の回復遅れが警戒された。欧州やアジアの一部では、感染力の強い新型コロナウイルス変異種(デルタ株)が流行し、行動規制を再び強化している。
なお、朝方公表された中国指標に関しては、6月の製造業PMI(国家統計局などが集計)がやや上振れる半面、同月の非製造業PMIは下振れた。強弱感の分かれる内容となる中、相場に対する影響は限定されている。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、半導体などハイテク関連の上げが目立つ。半導体モジュール設計・生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が9.1%高、IC設計の上海韋爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)が6.7%高、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が5.1%高、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(JCET:600584/SH)が3.9%高で引けた(嘉興斯達半導体株は上場来高値)。ICチップが世界的に不足する中、半導体業界の活況は続いている。上海市場のハイテク企業向け市場「科創板」では、上海科創50(Star50)が1.7%高。
昨年8月以来の高値水準を切り上げている。また、半導体株は海外でも上昇が目立ち、昨夜の米市場では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が前日に続き史上最高値を更新した。
資源・素材株も高い。馬鞍山鋼鉄(600808/SH)が9.7%、廈門タングステン業(600549/SH)が6.7%、エン州煤業(600188/SH)が3.9%ずつ上昇した。銀行株、証券株、海運株なども買われている。
そのほか深セン市場では、車載電池世界最大手の寧徳時代新能源科技(CATL:300750/SZ)が5.2%高と続伸。連日で最高値を切り上げている。同社は30日、原材料の長期的かつ持続的な供給を確保するため、独BMWと華晨中国汽車HD(ブリリアンス・チャイナ:1114/HK)の合弁会社である華晨宝馬汽車(華晨BMW)と対策チームを立ち上げたと発表した。それに先立つ28日、2022年1月から25年12月までの4年間、リチウムイオンバッテリーを供給することで米テスラ(TSLA/NASDAQ)と先週25日に契約を結んだと公表している。
半面、消費関連株の一角はさえない。メンズウエア販売チェーンの海瀾之家(600398/SH)が6.0%安、老舗小売グループの王府井集団(600859/SH)が4.1%安、老舗化粧品メーカーの上海家化聯合(600315/SH)が3.0%安、乳製品グループ大手の内蒙古伊利実業集団(600887/SH)が1.3%安で引けた。保険株、医薬品株、不動産株も売られている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.23ポイント(0.48%)高の255.32ポイント、深センB株指数が6.76ポイント(0.57%)高の1193.51ポイントで終了した。
30日の香港市場概況:ハンセン0.6%安で3日続落、不動産と自動車に売り 6/30 18:00 配信 フィスコ
6月30日の香港市場は、主要58銘柄で構成されるハンセン指数が前日比166.15ポイント(0.57%)安の28827.95ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が93.91ポイント(0.87%)安の10663.39ポイントとそろって3日続落した。売買代金は1403億香港ドルと低水準が続いている(29日は1461億2600万香港ドル)。
休場前に買い手控えムードが広がる流れ。香港市場はあす7月1日、香港特別行政区成立記念日により休場となる。北京市などで1日、中国共産党創立100年式典が行われることもあり、全体として様子見気分が漂った。世界経済の回復遅れも警戒される。欧州やアジアの一部では、感染力の強い新型コロナウイルス変異種(デルタ株)が流行し、行動規制を再び強化した。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国景気の先行きが楽観されている。世界銀行は29日、中国の2021年国内総生産(GDP)成長率予想を8.5%と予測し、今年3月時点の予測値から0.4ポイント上方修正した。なお、朝方公表された中国指標に関しては、6月の製造業PMI(国家統計局などが集計)がやや上振れる半面、同月の非製造業PMIは下振れている。強弱感の分かれる内容となる中、相場に対する影響は限定された。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、紙製サニタリー用品最大手の恒安国際集団(1044/HK)が4.4%安、中国政府系デベロッパーの華潤置地(1109/HK)と民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)がそろって3.4%安、太陽光発電用ガラス基板メーカーの信義光能HD(シンイ・ソーラー・ホールディングス:968/HK)が3.1%安と下げが目立った。
セクター別では、中国の不動産が安い。上記した華潤置地のほか、中国恒大集団(3333/HK)が4.0%、中国金茂HD(817/HK)が2.6%、龍湖集団HD(960/HK)が2.5%、合景泰富地産HD(KWGプロパティーホールディング:1813/HK)が2.3%、万科企業(2202/HK)が1.6%ずつ下落した。
中国自動車セクターの一角もさえない。前記した吉利汽車のほか、長城汽車(2333/HK)が2.3%安、五菱汽車集団HD(ウーリン・モーターズ・ホールディングス:305/HK)が2.1%安、比亜迪(BYD:1211/HK)が1.9%安、東風汽車集団(489/HK)が1.7%安で引けた。
半面、マカオのカジノ銘柄は高い。澳門博彩HD(SJMホールディングス:880/HK)と銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)がそろって4.4%、金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が2.2%、永利澳門(ウィン・マカオ:1128/HK)が1.8%ずつ上昇した。香港では22日間にわたって新型コロナウイルスの「市中感染ゼロ」が続いている。一部メディアは30日、香港とマカオの両政府が7月中にも往来制限を緩和する見込みと報じた。
一方、本土市場は3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.50%高の3591.20ポイントで取引を終了した。ハイテク株が高い。資源・素材株、銀行株、証券株、海運株なども買われた。半面、消費関連株の一角は安い。保険株、医薬品株、不動産株も売られた。