東京マーケット・サマリー
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 113.17/19 1.1327/31 128.20/24
NY午後5時 113.52/54 1.1291/94 128.19/23
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の113円前半。午前の取引では、米10年債利 回りの上昇や月末に絡んだ買いフローでドルは一時113.90円まで上昇した。しかし 、午後に新型コロナウイルスワクチン関連のニュースが伝わるとリスクオフ姿勢が強まった。
<株式市場>
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 27821.76 -462.16 28611.73 27819.14─28718.70
TOPIX 1928.35 -20.13 1969.75 1928.35─1978.44
東証出来高(万株) 254576 東証売買代金(億円) 54893.76
東京株式市場で日経平均は大幅続落となった。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」への警戒感が強まり、心理的節目の2万8000円を10月13日以来、約1カ月半ぶりに割り込んだ。後半は売り急ぐ展開となり、ほぼきょうの安値で引けた。
東証1部の騰落数は、値上がり572銘柄に対し、値下がりが1533銘柄、変わらずが79銘柄だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.048
ユーロ円金先(22年3月限) ───
3カ月物TB ───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.048%になった。前営業日(マイナス0.047%)から横ばい圏。「月末ということもあるが、前日に続き、地銀の調達意欲がさえない」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。
<円債市場>
国債先物・21年12月限 151.94 (+0.20)
安値─高値 151.76─151.95
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.055% (-0.015)
安値─高値 0.065─0.050%
国債先物中心限月12月限は前営業日比20銭高の151円94銭と大幅続伸して取引を終えた。午後に入り、ワクチンを巡る海外報道をきっかけにリスクオフムードが強まった。新発10年国債利回り(長期金利)は同1.5bp低下の0.055%。
<スワップ市場・気配>
2年物 0.04─-0.05
3年物 0.05─-0.04
4年物 0.06─-0.04
5年物 0.06─-0.03
7年物 0.09─-0.00
10年物 0.15─0.05
日経平均は462円安と大幅に3日続落、2万8000円割れ、新変異株関連報道で下げ転換=30日後場/国内市況ニュース/モーニングスター 2021/11/30 15:25
30日後場の日経平均株価は前日比462円16銭安の2万7821円76銭と大幅に3営業日続落。2万8000円割れは10月7日(終値は2万7678円21銭)以来。朝方は、29日の欧米株高や、きのうの大幅続落の反動で買い優勢で始まったが、一巡後は伸び悩み、後場入り後には先物主導で下げに転じた。「モデルナの最高経営責任者(CEO)が既存ワクチンは(新型コロナウイルスの新変異株)オミクロン型に対する効果がはるかに低いと予測」との一部報道が重しとなり、時間外取引での米株価指数先物のマイナス圏入りするとともに、大引け間際に2万7819円14銭(前日比464円78銭安)まで下落した。
東証1部の出来高は25億4576万株、売買代金は5兆4893億円。騰落銘柄数は値上がり572銘柄、値下がり1533銘柄、変わらず79銘柄。
市場からは「オミクロン型に対する既存ワクチンの有効性が低いとの報道を受け、先物に売り仕掛けが強まった。時間外の米株先物安もにらみ、下げ幅を一気に広げた。当面は相場の落ち着き所を待つしかない」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、日本製鉄<5401>、JFE<5411>、神戸鋼<5406>などの鉄鋼株や、商船三井<9104>、郵船<9101>、川崎汽<9107>などの海運株が下落。古河電工<5801>、住友電工<5802>、DOWA<5714>などの非鉄金属株も安い。任天堂<7974>、バンナム<7832>などのその他製品株や、アステラス薬<4503>、中外薬<4519>、第一三共<4568>などの医薬品株も軟調。ファーストリテ<9983>、ニトリHD<9843>、ヤマダHD<9831>などの小売株や、アサヒ<2502>、キッコーマン<2801>、宝HLD<2531>などの食料品株も売られた。
半面、JR東日本<9020>、近鉄GHD<9041>、東急<9005>などの陸運株が堅調。石油資源<1662>などの鉱業株や、出光興産<5019>などの石油石炭製品株も引き締まった。
個別では、LINK&M<2170>、マーケットエンター<3135>、A&D<7745>、ギフティ<4449>、クラウディH<3607>などの下げが目立った。半面、マネックスG<8698>(前場に一時ストップ高)、戸田工<4100>、恵和<4251>、電子材料<6855>、おきなわFG<7350>などの上げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、30業種が下落した。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証) 1,501.41 -16.40 -1.08% -3.41% +10.79% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証) 1,278.86 -15.03 -1.16% -2.55% +13.16% 15:00
日経平均株価 27,821.76 -462.16 -1.63% -3.71% +5.25% 15:15
日経500平均 2,764.29 -30.64 -1.10% -2.82% +4.34% 15:15
TOPIX (東証株価指数) 1,928.35 -20.13 -1.03% -3.64% +9.88% 15:00
日経300指数 405.37 -4.72 -1.15% -3.48% +10.61% 15:15
東証REIT指数 2,002.58 -19.09 -0.94% -4.32% +18.64% 15:00
JASDAQ インデックス 179.61 -0.84 -0.47% -3.58% +0.96% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証) 947.10 -10.82 -1.13% -1.03% +16.63% 15:00
東証マザーズ指数 1,070.99 -24.79 -2.26% -3.26% -13.10% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証) 2,269.57 -12.27 -0.54% -5.92% +7.27% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証) 2,066.04 -18.81 -0.90% -5.26% +6.26% 15:00
日経ジャスダック平均 3,885.76 -7.76 -0.20% -2.47% +6.19% 15:00
東証2部 株価指数 7,357.12 -9.58 -0.13% -3.94% +13.15% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証) 1,951.07 -23.85 -1.21% -4.64% +10.72% 15:00
中国 上海総合指数 3,563.89 +1.19 +0.03% +0.47% +5.08% 17:30
中国 上海A株指数 3,735.22 +1.26 +0.03% +0.47% +5.06% 17:30
中国 深センA株指数 2,636.28 +2.43 +0.09% +4.97% +11.98% 16:00
中国 深セン成分指数 14,795.73 -14.47 -0.10% +2.38% +8.23% 16:00
中国 上海B株指数 279.41 -1.09 -0.39% +2.91% +17.40% 17:30
中国 深センB株指数 1,171.20 +2.81 +0.24% +1.00% +10.76% 16:00
中国 上海50A株指数 3,165.35 -21.70 -0.68% -3.12% -8.76% 17:30
中国 上海180A株指数 9,898.16 -42.05 -0.42% -2.40% -3.06% 17:30
中国 上海新総合指数(G株) 3,011.70 +1.03 +0.03% +0.55% +3.22% 17:30
中国 創業板指数 3,495.59 -7.82 -0.22% +4.33% +32.82% 16:00
上海/シンセン CSI300指数 4,832.03 -19.39 -0.40% -1.20% -4.64% 16:00
中国 深セン総合指数 2,519.27 +2.33 +0.09% +4.97% +11.98% 16:00
日経平均
現在値 27,821.76↑ (21/11/30 15:15)
前日比 -462.16 (-1.63%)
始値 28,611.73 (09:00) 前日終値 28,283.92 (21/11/29)
高値 28,718.70 (09:03) 年初来高値 30,795.78 (21/09/14)
安値 27,819.14 (15:00) 年初来安値 26,954.81 (21/08/20)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅に3日続落、ファーストリテとソフトバンクGが2銘柄で約146円分押し下 16:50 配信 フィスコ
11月30日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり39銘柄、値下がり184銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は大幅に3日続落。前日の米株式市場でNYダウは+0.68%と反発。バイデン大統領が新型コロナ変異株「オミクロン株」について冷静な行動を呼びかけ、経済封鎖の必要性を否定したこともあり、買い戻しが強まった。米長期金利の上昇は限定的だったことで特にハイテク株に旺盛な押し目買いが入り、ナスダック総合指数は+1.87%と大幅反発。米株高を好感し日経平均は327.81円高でスタート。指数寄与度の大きい半導体関連株を中心に買いが入り、寄り付き直後に28718.70円の高値を付けた。ただ、その後は騰勢一服で、もみ合いの末に前引けにかけて大きく失速。後場も冴えない動きが続くなか、米バイオテクノロジーのモデルナがオミクロン株について、既存ワクチンの効果が従来株に対してはるかに弱いとの見解を示したことが伝わると急失速、マイナス圏に転じ28000円も割った後も下値模索の展開となった。
大引けの日経平均は前日比462.16円安の27821.76円となった。東証1部の売買高は25億4576万株、売買代金は5兆4893億円だった。セクターでは鉄鋼、海運業、非鉄金属などが下落率上位となった一方、陸運業、鉱業、石油・石炭製品の3業種のみが上昇となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の70%、対して値上がり銘柄は26%となった。
値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約109円押し下げた。同2位はソフトバンクG<9984>となり、東エレク<8035>、テルモ<4543>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、エムスリー<2413>などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはオリンパス<7733>となり1銘柄で日経平均を約10円押し上げた。同2位はアドバンテ<6857>となり、JPX<8697>、大塚HD<4578>、オムロン<6645>、ソニーG<6758>、ニコン<7731>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27821.76(-462.16)
値上がり銘柄数 39(寄与度+43.96)
値下がり銘柄数 184(寄与度-506.12)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<7733> オリンパス 2539 73 +10.29
<6857> アドバンテ 9990 110 +7.75
<8697> JPX 2459 125.5 +4.42
<4578> 大塚HD 4146 116 +4.09
<6645> オムロン 10965 75 +2.64
<6758> ソニーG 13825 75 +2.64
<7731> ニコン 1177 36 +1.27
<6506> 安川電 5090 30 +1.06
<9007> 小田急 2187 57 +1.00
<9008> 京王 5110 120 +0.85
<7751> キヤノン 2500 16 +0.85
<7752> リコー 1003 20 +0.70
<9005> 東急 1571 34 +0.60
<6479> ミネベアミツミ 3000 16 +0.56
<1925> 大和ハウス 3316 16 +0.56
<6762> TDK 4500 5 +0.53
<9020> JR東日本 6986 133 +0.47
<6952> カシオ 1474 13 +0.46
<6471> 日精工 771 12 +0.42
<7911> 凸版印 1723 24 +0.42
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 67400 -3100 -109.26
<9984> ソフトバンクG 6030 -178 -37.64
<8035> 東エレク 59840 -760 -26.79
<4543> テルモ 4628 -176 -24.81
<6954> ファナック 22245 -560 -19.74
<6367> ダイキン 23150 -495 -17.45
<2413> エムスリー 6119 -181 -15.31
<4519> 中外薬 3680 -120 -12.69
<9433> KDDI 3300 -50 -10.57
<4021> 日産化学 6540 -290 -10.22
<4503> アステラス薬 1779.5 -57 -10.04
<4568> 第一三共 2824.5 -87.5 -9.25
<2801> キッコーマン 8660 -250 -8.81
<7951> ヤマハ 5820 -250 -8.81
<6971> 京セラ 6731 -110 -7.75
<7832> バンナムHD 8837 -216 -7.61
<4452> 花王 5787 -181 -6.38
<4911> 資生堂 6503 -174 -6.13
<4523> エーザイ 6873 -172 -6.06
<6902> デンソー 8331 -171 -6.03
TOPIX
現在値 1,928.35↓ (21/11/30 15:00)
前日比 -20.13 (-1.03%)
始値 1,969.75 (09:00) 前日終値 1,948.48 (21/11/29)
高値 1,978.44 (09:04) 年初来高値 2,120.18 (21/09/14)
安値 1,928.35 (15:00) 年初来安値 1,776.60 (21/01/04)
東証業種別ランキング:鉄鋼が下落率トップ 15:39 配信 フィスコ
鉄鋼が下落率トップ。そのほか海運業、非鉄金属、その他製品、医薬品なども下落。一方、陸運業が上昇率トップ。そのほか鉱業、石油・石炭製品も上昇。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 陸運業 / 1,731.59 / 0.47
2. 鉱業 / 270.61 / 0.20
3. 石油・石炭製品 / 980.26 / 0.08
4. 証券業 / 368.56 / 0.00
5. 精密機器 / 11,302.08 / -0.04
6. 金属製品 / 1,288.24 / -0.06
7. 水産・農林業 / 443.89 / -0.10
8. ゴム製品 / 3,184.4 / -0.28
9. その他金融業 / 707.59 / -0.36
10. 空運業 / 174.94 / -0.47
11. パルプ・紙 / 472.46 / -0.56
12. 電気機器 / 3,915.12 / -0.59
13. 建設業 / 1,081.64 / -0.65
14. 繊維業 / 558.01 / -0.88
15. 電力・ガス業 / 320.5 / -0.91
16. サービス業 / 3,017.77 / -0.92
17. ガラス・土石製品 / 1,140.15 / -0.97
18. 不動産業 / 1,364.33 / -1.06
19. 保険業 / 1,051.52 / -1.06
20. 化学工業 / 2,217.79 / -1.10
21. 機械 / 2,169.29 / -1.13
22. 輸送用機器 / 3,337.7 / -1.24
23. 卸売業 / 1,824.91 / -1.25
24. 倉庫・運輸関連業 / 1,717.97 / -1.29
25. 銀行業 / 137.51 / -1.38
26. 情報・通信業 / 4,820.45 / -1.42
27. 食料品 / 1,629.85 / -1.65
28. 小売業 / 1,286.14 / -1.67
29. 医薬品 / 2,910.48 / -1.86
30. その他製品 / 3,364.76 / -1.86
31. 非鉄金属 / 927.73 / -1.91
32. 海運業 / 790.7 / -1.93
33. 鉄鋼 / 402.67 / -2.43
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 17,400.98↓ (21/11/30 15:00)
前日比 -215.23 (-1.22%)
始値 17,797.88 (09:00) 前日終値 17,616.21 (21/11/29)
高値 17,867.63 (09:04) 年初来高値 19,181.57 (21/09/14)
安値 17,400.98 (15:00) 年初来安値 16,082.48 (21/01/04)
JASDAQ平均
現在値 3,885.76↓ (21/11/30 15:00)
前日比 -7.76 (-0.20%)
始値 3,913.28 (09:00) 前日終値 3,893.52 (21/11/29)
高値 3,935.73 (10:08) 年初来高値 4,113.94 (21/09/14)
安値 3,883.90 (14:59) 年初来安値 3,692.19 (21/01/04)
JASDAQ平均は続落、買い戻し先行もマイナス圏に転落/JASDAQ市況 16:38 配信 フィスコ
JASDAQ平均:3,885.76 (-7.76)
出来高:8925万株
売買代金:914億円
J-Stock Index:3,853.54 (-25.18)
本日のJASDAQ市場は、JASDAQ平均、J-Stock Indexはそろって続落、JASDAQ-TOP20は反発した。値上がり銘柄数は260(スタンダード248、グロース12)、値下り銘柄数は346(スタンダード329、グロース17)、変わらずは47(スタンダード39、グロース8)。
本日のJASDAQ市場はまちまちな展開となった。週明け29日の米株式市場のダウ平均は反発。先週の下げが行き過ぎとの見方から買戻しが先行した。米長期金利の上昇は限定的で、ハイテク株にも旺盛な押し目買いが入り、ナスダック総合指数、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が大幅に反発した。南アフリカの変異株「オミクロン株」を巡る過度な不安心理の後退や米ハイテク株の大幅反発を引き継ぎ、本日のJASDAQ平均は上昇してスタートした。ただ、その後は騰勢一服でもみ合い展開となった。後場からは日経平均が先物主導でじりじりと上げ幅を縮めると、米モデルナの新型コロナウイルスワクチンの効果がオミクロン株には限定的だと報じられると下げが加速、JASDAQ平均も連れ安となりマイナス圏に転落した。ただ、SOX指数高を背景にJASDAQ市場の半導体関連株には物色が向かっており、代表銘柄で構成されるJASDAQ-TOP20は反発した。また、景気敏感株から内需系の銘柄まで幅広く存在し比較的安定感のあるJASDAQ平均は、他指数よりも下げ幅が限定的となった。
個別では、前週から利食い売りが優勢となっているスターツ出版<7849>が15%安に、前日から売り優勢の展開が続いているDWTI<4576>が14%安となった。また、オミクロン型発見で関連銘柄の一角として資金が流入していた中京医薬品<4558>が利食い売り優勢から11%安、時価総額上位銘柄の東映アニメ<4816>やフクダ電子<6960>などが冴えなかった。値下り率上位にはテラ<2191>、重松製作所<7980>などが顔を出した。
一方、パワーデバイス向け自動レイアウトツールを販売開始すると発表して以降本日も買いが広がったジーダット<3841>が25%高のストップ高に、前日に続いて買いが向かったアミタHD<2195>も16%高のストップ高に、時価総額上位銘柄では、アンビス<7071>やウエストHD<1407>が堅調だった。値上がり率上位には地域新聞社<2164>、大井電気<6822>、田中化学研究所<4080>などが顔を出した。 JASDAQ-TOP20では、シノケングループ<8909>、GMO-FH<7177>、ユビAI<3858>などが下落した。
マザーズ指数
現在値 1,070.99↓ (21/11/30 15:00)
前日比 -24.79 (-2.26%)
始値 1,108.61 (09:00) 前日終値 1,095.78 (21/11/29)
高値 1,115.93 (09:07) 年初来高値 1,340.38 (21/02/16)
安値 1,070.99 (15:00) 年初来安値 993.29 (21/08/18)
マザーズ指数は5日続落、オミクロン株への警戒強まり下げ加速、値下がり率トップはGRCS/マザーズ市況 16:52 配信 フィスコ
本日のマザーズ指数は24.79pt安の1070.99ptと大幅続落。29日の米株式市場でNYダウは反発。先週の下げが行き過ぎとの見方から買戻しが先行。また、バイデン大統領が経済封鎖の必要性を否定すると、警戒感が後退した。米長期金利の上昇は限定的で、特にハイテク株に旺盛な押し目買いが入り、ナスダック総合指数、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は大幅に反発した。これらの流れを引き継いで、マザーズ指数は上昇して始まったものの、前引けにかけて下落に転じた。さらに、米モデルナの新型コロナウイルスワクチンの効果が南アフリカの変異株「オミクロン株」には限定的だと報じられると後場から下げが加速しマイナス圏に転落した。前日は特に大きく下落していたため、米ハイテク株高を追い風に、力強い戻りを見せると思われたが、日経平均やTOPIXを大きく下回るパフォーマンスとなった。SOX指数高を背景に半導体関連株などに物色が向かっていたことを考慮すれば頷ける面もあるが、個人投資家の含み損益が一段と悪化している可能性が推察される。マザーズ指数の日足チャートは、陰の大引け坊主で大陰線を形成、終日売り優勢の展開だったことが窺える。
なお、マザーズ指数は5日続落、売買代金は概算で2106.33億円。騰落数は、値上がり99銘柄、値下がり284銘柄、変わらず12銘柄となった。
個別では、JTOWER<4485>、メルカリ<4385>、フリー<4478>、Appier<4180>など時価総額上位銘柄をはじめ多くの銘柄が大きく売り込まれた。下落率上位にはIPO銘柄で物色が向かっていたGRCS<9250>が利食い売り優勢から27%安のストップ安で値下がり率トップに、直近大幅に上昇していたFRONTEO<2158>が16%安のストップ安となった。値下がり率上位には、グローバルウェイ<3936>、エスユーエス<6554>、アスタリスク<6522>などが並んだ。一方、前日まで冴えない動きだったアールプランナー<2983>が押し目買い優勢で11%高に、直近IPOのサイエンスアーツ<4412>に連日の買いが向かい7%高となった。また、NTTドコモに対し、オンライン商談ツールのOEM提供を開始すると発表したアイドマホールディングス<7373>が3%高となった。そのほか、バーチャレク<6193>、Bエンジニア<7352>、などが上昇率上位に並んだ。
東証REIT指数
現在値 2,002.58↓ (21/11/30 15:00)
前日比 -19.09 (-0.94%)
始値 2,036.06 (09:00) 前日終値 2,021.67 (21/11/29)
高値 2,078.19 (10:03) 年初来高値 2,200.02 (21/07/13)
安値 2,002.58 (15:00) 年初来安値 1,750.45 (21/01/06)
日経平均VI
現在値 29.13↑ (21/11/30 15:20)
前日比 +1.80 (+6.59%)
始値 24.28 (09:00) 前日終値 27.33 (21/11/29)
高値 29.13 (15:16) 年初来高値 30.40 (21/05/13)
安値 22.99 (10:53) 年初来安値 14.90 (21/09/21)
日経VI:上昇、午後は株価下落で警戒ムード広がる 16:00 配信 フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は30日、前日比+1.80(上昇率6.59%)の29.13と上昇した。なお、高値は29.13、安値は22.99。
朝方は新型コロナ「オミクロン型」への過度な警戒感がやや後退し、欧米市場で株価が反発した流れを引き継ぎ、東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは午後中頃までは大幅に低下して推移した。しかし、株価の上値が重く、午後中頃に日経225先物が下げに転じると市場の楽観ムードは一気に後退し、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは昨日の水準を上回って本日を終えた。
東証2部指数
現在値 7,357.12↑ (21/11/30 15:00)
前日比 -9.58 (-0.13%)
始値 7,418.53 (09:00) 前日終値 7,366.70 (21/11/29)
高値 7,463.05 (09:08) 年初来高値 7,896.33 (21/09/14)
安値 7,355.06 (14:58) 年初来安値 6,523.55 (21/01/04)
日経平均先物
現在値 28,360.00↓ (21/11/30 06:00)
前日比 +140.00 (+0.50%)
高値 28,560.00 (02:34) 始値 28,330.00 (16:30)
安値 28,140.00 (17:51) 前日終値 28,220.00 (21/11/29)
TOPIX先物
現在値 1,950.50↓ (21/11/30 06:00)
前日比 +3.00 (+0.15%)
高値 1,961.50 (03:09) 始値 1,952.00 (16:30)
安値 1,939.50 (17:51) 前日終値 1,947.50 (21/11/29)
JPX日経400先物
現在値 17,690.00↑ (21/11/30 06:00)
前日比 +100.00 (+0.57%)
高値 17,735.00 (03:11) 始値 17,640.00 (16:30)
安値 17,545.00 (17:51) 前日終値 17,590.00 (21/11/29)
東証マザーズ指数先物
現在値 1,106.00↓ (21/11/30 06:00)
前日比 +10.00 (+0.91%)
高値 1,109.00 (03:04) 始値 1,103.00 (16:30)
安値 1,086.00 (17:52) 前日終値 1,096.00 (21/11/29)
NYダウ先物 円建
現在値 35,110.00↑ (21/11/30 05:54)
前日比 +131.00 (+0.37%)
高値 35,230.00 (23:05) 始値 35,102.00 (16:30)
安値 34,837.00 (00:41) 前日終値 34,979.00 (21/11/29)
CME日経平均先物 円建
現在値 28,415.00↑ (21/11/29 15:59 CST)
前日比 +260.00 (+0.92%)
高値 28,785.00 始値 28,150.00
安値 28,080.00 前日終値 28,155.00 (21/11/26)
SGX日経平均先物
現在値 28,370.00↓ (21/11/30 05:14 SGT)
前日比 +145.00 (+0.51%)
高値 28,555.00 始値 28,315.00
安値 28,140.00 前日終値 28,225.00 (21/11/29)
長期国債先物
現在値 151.780↑ (21/11/30 05:54)
前日比 +0.040 (+0.03%)
高値 151.790 (15:32) 始値 151.770 (15:30)
安値 151.700 (22:03) 前日終値 151.740 (21/11/29)
30日の日本国債市場概況:債券先物は151円94銭で終了 17:27 配信 フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2021年12月限
寄付151円79銭 高値151円95銭 安値151円76銭 引け151円94銭
売買高総計29266枚
2年 430回 -0.130%
5年 149回 -0.100%
10年 364回 0.055%
20年 178回 0.450%
債券先物12月限は、151円79銭で取引を開始。「モデルナCEO、既存ワクチンの新変異株への効果限定的と予想」との報道を受けて株安・円高となったことで、買いが急速に強まり、151円76銭から151円95銭まで上げた。財務省の2年債入札の結果は無難との見方だった。現物債の取引では、2年債が売られ、5年債、10年債、20年債が買われた。
<米国債概況>
2年債は0.47%、10年債は1.45%、30年債は1.83%近辺で推移。
債券利回りは低下。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は-0.33%、英国債は0.81%、オーストラリア10年債は1.68%、NZ10年債は2.47%。(気配値)
日本国債3年
年利回り -0.112 (21/11/30 02:20)
前日比 +0.011
日本国債5年
年利回り -0.085 (21/11/30 02:45)
前日比 -0.001
日本国債10年
年利回り 0.070 (21/11/30 02:20)
前日比 -0.004
アジア株式市場サマリー
東南アジア株式市場は大半が下落して引けた。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が既存のワクチンに対して強い抵抗力を示す恐れがあるとの懸念が生じた。
米モデルナのバンセル最高経営責任者(CEO)は英紙フィナンシャル・タイムズで、オミクロン株に対する現行のワクチンの有効性は、デルタ株と同程度にはならない公算が大きいと説明した。
ジャカルタ市場の総合株価指数は上昇後に値を消した。
オアンダのアジア太平洋部門のシニア市場アナリスト、ジェフリー・ハリー氏は「アジア諸国の大半は、渡航制限の解除を試行するなど、景気回復に弾みがつき始めたばかりで、極めて慎重な姿勢が続いている」と語った。
シンガポールのリー・シェンロン首相は28日、緩和したばかりのコロナ制限措置を再導入する可能性があると警告した。ストレーツ・タイムズ指数(STI)は6営業日続落。
マニラ市場は祝日のため休場。
中国株式市場は、CSI300指数が続落した。米モデルナが新型コロナウイルスの変異株「オミクロン」を巡り警告を発したことが重しとなった。サービス部門の指標の伸び鈍化も影響した。
月間ではCSI300指数が1.6%安、上海総合指数は0.5%高。
午後の取引では、モデルナのトップがオミクロン株に対するワクチン効果は対デルタ株より劣る可能性を英紙で指摘したことが嫌気された。
国家統計局発表の11月非製造業PMIは前月比で伸びが鈍化した。コロナ対策で新たに封鎖措置が取られたことが響いた。一方、製造業PMIは3カ月ぶりに50を上回った。
香港市場は、オミクロン株を巡るモデルナの警告で、過去1年余りの最安値に下落した。ハイテク株は規制を巡る懸念で下落し、ハンセン指数を押し下げた。月間ではハンセン指数は2.5%安、H株指数は2.4%安。
ハイテク株指数は1.2%安。
このところハイテク企業への当局による罰金などが続いているが、アライアンス・バーンスタインの首席投資責任者は、社会ニーズは依然あり将来的にこれらの企業に機会がないわけではないと指摘。その上で株式投資へのリスクプレミアムは上乗せされており、株価は妥当な水準に調整されるとの見方を示した。
アリババは2.1%安で上場来安値。テンセントは0.7%安、フードデリバリーの美団は2.9%安で約8週間ぶり安値。
マカオのカジノグループ、サンシティ・グループ・ホールディングスは急落し、時価総額が半分近く吹き飛んだ。同社のトップが越境ギャンブルに関与したとして逮捕された。
ソウル株式市場は6営業日続落し、終値で11カ月ぶりの安値となった。米モデルナのバンセル最高経営責任者(CEO)が新型コロナの新たな変異株「オミクロン株」に対して警戒感を示したことが嫌気され、幅広い銘柄で売りが拡大した。
総合株価指数(KOSPI)終値は2020年12月29日以来の安値だった。月間では4.43%安と、20年3月以来の大幅な下落率。
主要銘柄のうち、半導体大手のサムスン電子は1.38%安、同業SKハイニックスは1.72%安、電池メーカーのLG化学は2.53%安。
バンセル氏がオミクロン株に対するコロナワクチンの効果について、デルタ株と同じにはならない公算が大きいとの見方を示したことから、金融市場で警戒感が一気に広がった。
外国人投資家は1383億ウォン(約1億1623万ドル)相当の売り越し。
シドニー株式市場は反発して引けた。新型コロナウイルスのオミクロン変異株に対する懸念が一段と後退した。
S&P/ASX200指数は一時は10月初旬以来の上昇率となる1%高まで伸びた。ただ、月間では0.9%安と、3カ月連続の落ち込みとなった。
過去2営業日で売りを浴びた旅行関連株が買い戻された。新変異株が当初想定されたほどの強くないとの見方から、地合いが強まった。
カンタス航空が4.1%高と、3週間超ぶりの大幅な上昇率。旅行サイト運営のフライト・センター・トラベル・グループは6.7%高、ウェブジェットは6.2%高。
株式調査会社カルキン・グループのクナール・ソーニー最高経営責任者(CEO)は「投資家は新変異株の詳細が明らかになるのを待ちつつ、慎重ながらも楽観的だ」と語った。
終値 前日比 % 始値 高値 安値
中国 上海総合指数 3563.8872 + 1.1904 + 0.03 3570.7468 3582.1150 3546.3618 前営業日終値 3562.6968
中国 CSI300指数 4832.026 -19.397 -0.40 4857.183 4871.253 4810.219 前営業日終値 4851.423
香港 ハンセン指数 23475.26 -376.98 -1.58 23782.86 23888.37 23175.37 前営業日終値 23852.24
香港 ハンセン中国株指数 8368.49 -129.77 -1.53 8465.93 8514.51 8265.77 前営業日終値 8498.26
韓国 総合株価指数 2839.01 -70.31 -2.42 2932.71 2942.93 2822.73 前営業日終値 2909.32
台湾 加権指数 17427.76 +99.67 +0.58 17369.79 17535.23 17369.79 前営業日終値 17328.09
豪 S&P/ASX指数 7256.00 +16.20 +0.22 7239.80 7332.60 7239.80 前営業日終値 7239.80
シンガポール ST指数 3041.29 -79.29 -2.54 3122.74 3129.54 3041.29 前営業日終値 3120.58
マレーシア 総合株価指数 1513.98 +3.41 +0.23 1512.58 1519.62 1511.27 前営業日終値 1510.57
インドネシア 総合株価指数 6533.932 -74.358 -1.13 6605.797 6647.477 6533.93 前営業日終値 6608.290
ベトナム VN指数 1478.44 -6.40 -0.43 1484.84 1503.09 1471.57 前営業日終値 1484.84
タイ SET指数 1568.69 -21.00 -1.32 1601.52 1612.10 1565.95 前営業日終値 1589.69
インド SENSEX指数 57064.87 -195.71 -0.34 57272.08 58183.77 56867.51 前営業日終値 57260.58
インド NSE指数 16983.20 -70.75 -0.41 17051.15 17324.65 16931.40 前営業日終値 17053.95
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド ▲1.49% 12,718.91 H:12,738.72L:12,533.20 +187.25 11/30
[CFD] 日本 日経平均 27,747.60 日経比:-74 ▼0.27% H:27,871L:27,372 00:39
中国 上海B株 ▼0.39% 279.41 H:281.92L:279.07 -1.09 11/30
中国 上海A株 ▲0.03% 3,735.22 H:3,754.32L:3,716.78 +1.26 11/30
中国 深セン成分 ▼0.10% 14,795.73 H:14,870.23L:14,712.82 -14.46 11/30
中国 深センB株 ▲0.24% 1,171.19 H:1,177.77L:1,166.32 +2.81 11/30
中国 深センA株 ▲0.09% 2,636.28 H:2,646.50L:2,620.59 +2.43 11/30
[CFD] 香港 HangSeng 23,553.30 指数比:+78 ▲0.33% H:23,656L:23,340 00:39
香港 レッドチップ指数 ▼2.14% 3,740.98 H:3,826.59L:3,708.89 -81.62 11/30
サウジ TASI ▼0.45% 10,761.80 H:10,789.82L:10,599.73 -48.80 11/30
UAEドバイ DFMGI ▲0.52% 3,075.99 H:3,086.96L:3,026.57 +16.05 11/30
イスラエル TA35 ▼0.73% 1,864.29 H:1,870.92L:1,860.74 -13.79 11/30
30日の中国本土市場概況:上海総合0.03%高で4日ぶり反発、製造業PMI回復が支え 17:02 配信 フィスコ
11月30日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比1.19ポイント(0.03%)高の3563.89ポイント(上海A株指数は0.03%高の3735.22ポイント)と小幅ながら4日ぶりに反発した。
景況感の改善が支えとなる流れ。朝方公表された11月の中国製造業PMIは50.1となり、景況判断の分かれ目となる50を3カ月ぶりに回復した。ただ、上値は重い。新型コロナ変異ウイルス(オミクロン)の警戒感が強まるなか、指数は安く推移する場面もみられた。英メディアはアジア時間午後、「モデルナのステファン最高経営責任者(CEO)がオミクロンに関し、既存ワクチンの有効性が低下すると予想した」と報道。中国本土でオミクロン感染は確認されていないものの、アフリカ、欧州、香港、オーストラリア、カナダなど世界に拡大しつつある。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、自動車が高い。広州汽車集団(601238/SH)が4.4%、長城汽車(601633/SH)が1.9%ずつ上昇した。
医薬品株もしっかり。ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)が2.0%高、上海復星医薬集団(600196/SH)が1.6%高で引けた。海運株、証券株、小売株、ハイテク株の一角なども買われている。
半面、素材株はさえない。中国北方稀土(600111/SH)が4.0%、宝山鋼鉄(600019/SH)が2.1%、中国アルミ(601600/SH)が1.0%ずつ下落した。酒造・食品飲料株、銀行・保険株、不動産株、公益株も売られている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.10ポイント(0.39%)安の279.41ポイント、深センB株指数が2.81ポイント(0.24%)高の1171.20ポイントで終了した。
30日の香港市場概況:ハンセン1.6%安で3日続落、コロナ「オミクロン」に警戒感 18:00 配信 フィスコ
11月30日の香港市場は、主要60銘柄で構成されるハンセン指数が前日比376.98ポイント(1.58%)安の23475.26ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が129.77ポイント(1.53%)安の8368.49ポイントとそろって3日続落した。ハンセン指数は約1年2カ月ぶりの安値水準を切り下げている。売買代金は2238億4810万香港ドルに拡大した(29日は1445億1000万香港ドル)。
新型コロナ変異ウイルス(オミクロン)の警戒感が強まる流れ。英メディアはアジア時間午後、「モデルナのステファン最高経営責任者(CEO)がオミクロンに関し、既存ワクチンの有効性が低下すると予想した」と報道。中国本土でオミクロン感染は確認されていないものの、アフリカ、欧州、香港、オーストラリア、カナダなど世界に拡大しつつある。香港域内ではこれまでに、オミクロン感染者が3人確認され、他国からの入境禁止措置を拡大。感染はアフリカや欧州、オーストラリア、カナダなどにも広がっている。経済活動の停滞が懸念される中、指数は後場途中から一段安となった。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、中国政府系デベロッパーの華潤置地(チャイナ・リソーシズ・ランド:1109/HK)が5.4%安、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が4.8%安、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が4.1%安と下げが目立った。
セクター別では、エアラインや旅行代理店、カジノなどレジャー関連が安い。国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が3.4%、中国南方航空(1055/HK)が2.9%、同程芸龍HD(トンチェン・イーロン・ホールディングス:780/HK)が3.2%、金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が4.1%ずつ下落した。
香港拠点の金融や不動産、消費関連の銘柄群もさえない。恒生銀行(ハンセン銀行:11/HK)が2.1%安、HSBC(5/HK)が1.8%安、新世界発展(ニュー・ワールド・ディベロップメント:17/HK)が2.5%安、九龍倉集団(ワーフ・ホールディングス:4/HK)が2.0%安、利福国際集団(1212/HK)が7.1%安、周大福珠宝(1929/HK)が4.0%安で引けた。
天然ガス関連セクターも売られる。中国燃気HD(中国ガス:384/HK)が20.2%安、華潤燃気HD(華潤ガス:1193/HK)が3.1%安、新奥能源HD(ENNエナジー:2688/HK)が2.4%安と値を下げた。中国燃気については、中間決算の2割減益も売り材料視されている。
半面、半導体セクターは高い。華虹半導体(1347/HK)が5.6%、晶門半導体(ソロモン・システック:2878/HK)が3.8%ずつ上昇した。米ハイテク株高が追い風。昨夜の米市場では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が4.1%高と急伸し、史上最高値に接近した。
海運セクターも急伸。海豊国際HD(1308/HK)が8.5%高、中遠海運能源運輸(1138/HK)が4.8%高、中遠海運HD(1919/HK)が3.6%高で取引を終えた。
一方、本土市場は4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.03%高の3563.89ポイントで取引を終了した。自動車株が高い。医薬品株、海運株、証券株、小売株、ハイテク株の一角なども買われた。半面、素材株は安い。酒造・食品飲料株、銀行・保険株、不動産株、公益株も売られた。