■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 136.74/76 1.0592/96 144.85/89
NY午後5時 136.20/25 1.0607/11 144.51/55
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の136円後半。新規材料が乏しい中、米金利をにらみながら方向感なく推移した。参議院の所信聴取での日銀副総裁候補の発言には相場の反応は薄かった。その後、夕刻に入って、ドル/円は水準を切り上げた。
<株式市場>
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 27445.56 +21.60 27515.34 27,400.36─27,585.17
TOPIX 1993.28 +0.50 1997.64 1,990.61─2,001.42
プライム指数 1025.64 +0.27 1028.02 1,024.27─1,029.78
スタンダード指数 1056.44 +2.52 1056.09 1,055.58─1,058.13
グロース指数 956.11 +14.92 946.32 945.06─960.55
東証出来高(万株) 138807 東証売買代金(億円) 33819.52
東京株式市場で日経平均は、前営業日比21円60銭高の2万7445円56銭と、小反発して取引を終えた。前日の米国市場では、主要3指数が上昇して取引を終えたことから、東京市場も堅調に始まったが、大引けにかけては前日の終値を挟んで一進一退の値動きとなった。足元では新規の材料に乏しく、積極的に上値を追う動きは限定的だった。一方、政府による中国への水際対策の緩和を受け、インバウンド(訪日客)関連銘柄には買いが入った。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが806銘柄(43%)、値下がりは973銘柄(53%)、変わらずは56銘柄(3%)だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.011
ユーロ円金先(23年3月限) ───
3カ月物TB -0.180 (-0.010)
安値─高値 -0.180─-0.180
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.011%になった。前営業日(マイナス0.010%)を下回った。「月末要因で調達の動きが弱まった」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。
<円債市場>
国債先物・23年3月限 146.65 (+0.19)
安値─高値 146.54─146.70
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.500% (変わらず)
安値─高値 0.500─0.500%
国債先物中心限月3月限は前営業日比19銭高の146円65銭と反発して取引を終えた。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比変わらずの0.500%。強い経済指標を受けた米金利上昇が一服し、円債も超長期債中心に買いが優勢の展開となった。
<スワップ市場・気配>
2年物 0.28─0.18
3年物 0.36─0.26
4年物 0.44─0.34
5年物 0.52─0.42
7年物 0.71─0.61
10年物 0.92─0.82
日経平均は21円高と小反発、利益確定売りに下げ転換の場面も=28日後場/国内市況ニュース/モーニングスター 2023/02/28 15:28
28日後場の日経平均株価は前日比21円60銭高の2万7445円56銭と小反発。朝方は、27日の米国株高を受け、買いが先行した。円安・ドル高も支えとなり、前場前半には2万7585円17銭(前日比161円21銭高)まで値を上げる場面もあった。ただ、買いは続かず、一巡後は利益確定売りに伸び悩み、後場終盤には下げに転じて2万7400円36銭(同23円60銭安)まで軟化した。その後持ち直したが、上値は重く小高い水準にとどまった。
日経平均プラス寄与度1、2位には、ファーストリテ<9983>、ソフバンG<9984>が並び、この2銘柄で指数を27円弱を押し上げた。東証業種別株価指数(全33業種)では、海運、鉄鋼、鉱業など19業種が値下がりし、不動産、サービス、精密など14業種が値上がりした。東証プライム銘柄では、全体の53%が下落した。
東証プライムの出来高は13億8807万株、売買代金は3兆3819億円。騰落銘柄数は値上がり806銘柄、値下がり973銘柄、変わらず56銘柄。
業種別では、三菱地所<8802>、三井不<8801>、東建物<8804>などの不動産株や、エムスリー<2413>、オリエンタルランド(OLC)<4661>、サイバー<4751>などのサービス株が堅調。HOYA<7741>、トプコン<7732>などの精密株や、NTTデータ<9613>、NRI<4307>、トレンド<4704>などの情報通信株も引き締まった。H2Oリテイ<8242>、Jフロント<3086>、三越伊勢丹<3099>などの小売株や、安川電機<6506>、オムロン<6645>、日電産<6594>などの電機株も買われた。
半面、川崎汽<9107>、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株や、日本製鉄<5401>、JFEHD<5411>、中山鋼<5408>などの鉄鋼株が軟調。INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株もさえない。野村<8604>、マネックスG<8698>などの証券商品先物株も安く、住友鉱<5713>、DOWA<5714>、大阪チタ<5726>などの非鉄金属株も値を下げた。
個別では、冨士ダイス<6167>、リズム<7769>、セ硝子<4044>、ソシオネクス<6526>などが値上がり率上位。半面、シンクロF<3963>、ヨシムラFH<2884>、アルプスA<6770>、T&K<4636>などが値下がり率上位。
信用関連データ=売り残が8週連続で増加、買い残は4週連続で増加、信用倍率3.08倍に低下/国内市況ニュース/モーニングスター 2023/02/28 16:42
24日申し込み現在の2市場信用取引残高は、売り残が前週比1620億円増の1兆651億円、買い残は同601億円増の3兆2838億円だった。売り残が8週連続で増加し、買い残は4週連続で増加した。信用倍率は前週の3.57倍から3.08倍に低下した。
この週(20-22日、24日)の日経平均株価は24日終値が17日終値比59円安の2万77453円だった。23日(天皇誕生日)が休場のため、4営業日となり、2勝2敗だった。週初20日(18円高)と翌21日(58円安)は限定的な動きだったが、22日は大幅続落(368円安)となった。21日の米国株式市場で長期金利の上昇などを背景に主要3指数が大幅に下落した流れを受け、下げ幅は一時420円を超えた。売り一巡後は下げ渋ったが、戻りは鈍く、後場は上値の重い動きとなった。
週末24日は3営業日ぶりに大幅反発(349円高)した。前日の米国株高を支えに買い優勢で始まった。次期日銀総裁候補・植田和男氏が衆院での所信聴取で、「現在、日銀が行っている金融政策は適切」などと述べ、金融緩和策が当面続くとの見方から一段高となった。
28日の売買代金に占めるカラ売り(信用取引を含む)の割合を示すカラ売り比率(小数点第2位以下を四捨五入)は41.8%(前営業日は42.4%)と3営業日連続で低下したが、49営業日連続で40%以上(うち2営業日で50%以上)となった。
この日の日経平均株価は小反発し、2万7445円(前日比21円高)引けとなった。朝方は、27日の米国株高を受け、買いが先行した。円安・ドル高も支えとなり、上げ幅は一時160円を超えた。ただ、買いは続かず、一巡後は利益確定売りに押され、下げに転じる場面もあった。レンジ相場が続いており、カラ売り比率は概ね40%台前半でもみ合いとなりそうだ。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証)
1,546.58 +0.25 +0.02% +0.84% +5.40% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証)
1,319.90 -0.19 -0.01% +0.61% +5.89% 15:00
日経平均株価
27,445.56 +21.60 +0.08% +0.43% +3.46% 15:15
日経500平均
2,584.62 +11.14 +0.43% -0.07% +2.41% 15:15
TOPIX (東証株価指数)
1,993.28 +0.50 +0.03% +0.91% +5.64% 15:00
日経300指数
416.64 -0.09 -0.02% +0.57% +4.78% 15:15
東証REIT指数
1,843.21 -3.37 -0.18% +0.90% -1.82% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証)
977.51 +0.28 +0.03% +0.22% +6.30% 15:00
東証マザーズ指数
748.68 +12.45 +1.69% -3.51% +3.16% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証)
2,429.52 +2.66 +0.11% +1.67% +8.04% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証)
2,119.02 +1.80 +0.09% +1.35% +4.33% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証)
2,013.05 -1.55 -0.08% +1.19% +5.27% 15:00
中国 上海総合指数
3,279.61 +21.57 +0.66% +0.74% -5.28% 17:29
中国 上海A株指数
3,437.75 +22.60 +0.66% +0.74% -5.26% 17:29
中国 深センA株指数
2,240.94 +18.03 +0.81% -0.02% -7.61% 16:00
中国 深セン成分指数
11,783.80 +81.85 +0.70% -1.81% -12.43% 16:00
中国 上海B株指数
295.83 -0.61 -0.21% -1.24% +5.30% 17:29
中国 深センB株指数
1,218.15 +0.80 +0.07% +1.01% +7.89% 16:00
中国 上海50A株指数
2,737.15 +13.57 +0.50% -2.52% -11.15% 17:29
中国 上海180A株指数
8,599.92 +49.79 +0.58% -1.41% -10.50% 17:29
中国 上海新総合指数(G株)
2,770.85 +18.27 +0.66% +0.74% -5.29% 17:29
中国 創業板指数
2,429.03 +19.24 +0.80% -5.88% -15.70% 16:00
上海/シンセン CSI300指数
4,069.46 +25.62 +0.63% -2.10% -11.18% 16:00
中国 深セン総合指数
2,142.08 +17.21 +0.81% -0.02% -7.59% 16:00
日経平均
現在値 27,445.56↑ (23/02/28 15:15)
前日比 +21.60 (+0.08%)
始値 27,515.34 (09:00) 前日終値 27,423.96 (23/02/27)
高値 27,585.17 (09:56) 年初来高値 27,821.22 (23/02/06)
安値 27,400.36 (14:33) 年初来安値 25,661.89 (23/01/04)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は小反発、ファーストリテとソフトバンクGが2銘柄で約26円分押し上げ16:07 配信フィスコ
28日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり87銘柄、値下がり133銘柄、変わらず5銘柄となった。
日経平均は小反発。27日の米株式市場でダウ平均は72.17ドル高と反発。金利の上昇が一服したことで買いが先行。戻り待ちの売りに押される場面もあったが、ハイテク株の上昇が支えた。ナスダック総合指数は+0.63%と反発。金利上昇と米株安の一服が安心感を誘う中、日経平均は91.38円高からスタート。時間外取引のナスダック100先物の上昇も支援要因に朝方は買いが先行し、一時27585.17円(161.21円高)まで上伸。ただ、27500円を超えたところでは戻り待ちの売りが根強かった。午後はナスダック100先物が上げ幅を縮めたことや為替の円安傾向の一服感から戻り待ちの売りが膨らみ、上げ幅を縮める展開が継続、結局、午前の上げ幅をほぼ吐き出して取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比21.60円高の27445.56円となった。東証プライム市場の売買高は13億8807万株、売買代金は3兆3819億円だった。セクターでは不動産、サービス、精密機器が上昇率上位となった一方、海運、鉄鋼、鉱業が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の44%、対して値下がり銘柄は53%だった。
値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約16円押し上げた。同2位はソフトバンクG<9984>となり、安川電<6506>、エムスリー<2413>、トレンド<4704>、NTTデータ<9613>、資生堂<4911>などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約5円押し下げた。同2位はKDDI<9433>となり、第一三共<4568>、中外薬<4519>、エーザイ<4523>、テルモ<4543>、ダイキン<6367>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27445.56(+21.60)
値上がり銘柄数 87(寄与度+108.15)
値下がり銘柄数 133(寄与度-86.55)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 26900 165 +16.95
<9984> ソフトバンクG 5517 48 +9.86
<6506> 安川電 5360 220 +7.53
<2413> エムスリー 3252 70 +5.75
<4704> トレンド 6410 160 +5.48
<9613> NTTデータ 1890 29 +4.97
<4911> 資生堂 6271 125 +4.28
<7741> HOYA 13470 230 +3.94
<6857> アドバンテス 10810 50 +3.42
<6645> オムロン 7312 99 +3.39
<6098> リクルートHD 3704 29 +2.98
<6762> TDK 4560 25 +2.57
<4021> 日産化 5980 70 +2.40
<7951> ヤマハ 5170 60 +2.05
<6861> キーエンス 58890 490 +1.68
<6594> 日本電産 6896 57 +1.56
<3382> 7&iHD 6090 43 +1.47
<8801> 三井不 2595 41 +1.40
<8830> 住友不 3215 39 +1.34
<9009> 京成 3935 75 +1.28
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 46710 -160 -5.48
<9433> KDDI 3986 -25 -5.14
<4568> 第一三共 4283 -41 -4.21
<4519> 中外薬 3394 -31 -3.18
<4523> エーザイ 7352 -85 -2.91
<4543> テルモ 3661 -21 -2.88
<6367> ダイキン工 23345 -80 -2.74
<7974> 任天堂 5124 -74 -2.53
<6770> アルプスアル 1294 -74 -2.53
<8001> 伊藤忠 4069 -63 -2.16
<8058> 三菱商事 4629 -60 -2.05
<6301> コマツ 3260 -55 -1.88
<8015> 豊田通商 5560 -50 -1.71
<4063> 信越化 19150 -50 -1.71
<7751> キヤノン 2940.5 -33 -1.70
<4507> 塩野義薬 6059 -46 -1.58
<6724> エプソン 1877 -22 -1.51
<9107> 川崎船 3265 -140 -1.44
<2282> 日ハム 3760 -75 -1.28
<4901> 富士フイルム 6354 -34 -1.16
日経平均寄与度
TOPIX
現在値 1,993.28↑ (23/02/28 15:00)
前日比 +0.50 (+0.03%)
始値 1,997.64 (09:00) 前日終値 1,992.78 (23/02/27)
高値 2,001.42 (09:20) 年初来高値 2,003.46 (23/02/21)
安値 1,990.61 (14:34) 年初来安値 1,862.27 (23/01/04)
東証業種別ランキング:海運業が下落率トップ15:37 配信フィスコ
海運業が下落率トップ。そのほか鉄鋼、鉱業、証券業、非鉄金属なども下落。一方、不動産業が上昇率トップ。そのほかサービス業、精密機器、情報・通信業、小売業なども上昇。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 不動産業 / 1,433.25 / 1.19
2. サービス業 / 2,466.14 / 0.99
3. 精密機器 / 9,296.9 / 0.65
4. 情報・通信業 / 4,758.22 / 0.40
5. 小売業 / 1,406.58 / 0.38
6. 電気機器 / 3,423.66 / 0.27
7. 石油・石炭製品 / 1,109.62 / 0.25
8. ゴム製品 / 3,666.58 / 0.25
9. 銀行業 / 212.56 / 0.24
10. 輸送用機器 / 3,215.09 / 0.13
11. 陸運業 / 1,826.36 / 0.11
12. その他金融業 / 746.62 / 0.07
13. パルプ・紙 / 462.2 / 0.03
14. 化学工業 / 2,095.19 / 0.01
15. 機械 / 2,294.67 / -0.04
16. ガラス・土石製品 / 1,156.11 / -0.21
17. 保険業 / 1,453.14 / -0.31
18. 空運業 / 216.84 / -0.38
19. 金属製品 / 1,174.82 / -0.42
20. 医薬品 / 3,307.26 / -0.44
21. 食料品 / 1,805.67 / -0.46
22. その他製品 / 3,520.08 / -0.51
23. 倉庫・運輸関連業 / 2,147.33 / -0.54
24. 水産・農林業 / 478.86 / -0.59
25. 建設業 / 1,200.08 / -0.62
26. 電力・ガス業 / 359.19 / -0.66
27. 繊維業 / 652.1 / -0.70
28. 卸売業 / 2,382. / -0.76
29. 非鉄金属 / 1,090.74 / -0.87
30. 証券業 / 394.53 / -0.88
31. 鉱業 / 429.89 / -0.94
32. 鉄鋼 / 618.77 / -2.34
33. 海運業 / 1,235.37 / -2.74
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 17,972.44↑ (23/02/28 15:00)
前日比 -0.16 (0.00%)
始値 18,017.41 (09:00) 前日終値 17,972.60 (23/02/27)
高値 18,051.73 (09:20) 年初来高値 18,080.82 (23/02/16)
安値 17,946.37 (14:33) 年初来安値 16,759.95 (23/01/04)
東証プライム市場指数
現在値 1,025.64↑ (23/02/28 15:00)
前日比 +0.27 (+0.03%)
始値 1,028.02 (09:00) 前日終値 1,025.37 (23/02/27)
高値 1,029.78 (09:21) 年初来高値 1,030.88 (23/02/21)
安値 1,024.27 (14:34) 年初来安値 958.19 (23/01/04)
東証スタンダード市場指数
現在値 1,056.44↓ (23/02/28 15:00)
前日比 +2.52 (+0.24%)
始値 1,056.09 (09:00) 前日終値 1,053.92 (23/02/27)
高値 1,058.13 (09:05) 年初来高値 1,054.27 (23/02/27)
安値 1,055.58 (10:17) 年初来安値 982.29 (23/01/06)
東証グロース市場指数
現在値 956.11↓ (23/02/28 15:00)
前日比 +14.92 (+1.59%)
始値 946.32 (09:00) 前日終値 941.19 (23/02/27)
高値 960.55 (12:56) 年初来高値 1,008.98 (23/02/09)
安値 945.06 (09:00) 年初来安値 897.95 (23/01/06)
東証グロ-ス指数は大幅反発、時価総額上位銘柄が上昇をけん引/グロース市況16:40 配信フィスコ
東証グロース市場指数:956.11 (+14.92)
出来高:1億5555万株
売買代金:1577億円
東証マザーズ指数:748.68 (+12.45)
出来高:1億5558万株
売買代金:1588億円
本日のグロース市場は、グロース市場指数、マザーズ指数はそろって大幅反発、値上がり銘柄数は333、値下り銘柄数は156、変わらずは22。本日のグロース市場は堅調な展開となった。週明け27日の米国株式市場のダウ平均は反発。製造業関連の指標が冴えず、金利が低下したことで買いが先行。その後、株価の割高感が意識されるなか戻り待ちの売りに押され、ダウ平均は一時下落に転じる場面もあった。ただ、ハイテク株の上昇が支えとなりプラス圏で終了。ナスダック総合指数も反発、主要株価指数がそろって上昇した米株市場を受けて、本日の東証グロ-ス指数は大幅に反発した。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は上昇してスタートすると前場中ごろにかけて上げ幅を大きく広げた。この流れを引き継いで後場始めまでじりじりと上昇、買い一巡後も高値圏での推移となった。米主要株価指数が上昇したことは国内の個人投資家心理の改善につながった。また、新興株は東京市場の主力株と比較して直近で大きく下落している銘柄が散見されていたため、幅広い銘柄で押し目買いが優勢となった。そのほか、日経平均株価が上げ幅を縮小するなか新興市場の指数は底堅く推移しており、前日まで軟調に推移していた分、新興株に短期資金が流入したようだ。東証マザーズ指数は1.69%高、東証グロース市場Core指数は2.42%高で、時価総額上位銘柄が上昇をけん引していたことが窺えた。個別では、台湾現地法人がEC事業のスターフィールドと提携したマイクロアド<9553>が20%高のストップ高で値上がり率トップに、23年6月期の純損益予想を上方修正したプラッツ<7813>が16%高のストップ高となった。また、前日まで軟調に推移していたBeeX<4270>は押し目買いが優勢となり14%高となった。時価総額上位銘柄ではビジョナル<4194>やフリー<4478>などが堅調に推移、値上がり率上位には、monoAI<5240>、INTLOOP<9556>などが顔を出した。一方、前日大幅に上昇していたUnipos<6550>が利食い売り優勢から10%安に、EV期待で連騰していた反動で利益確定売りが優勢となった日本電解<5759>が6%安となった。また、連日軟調な展開が続いているINFORICH<9338>が5%安となった。時価総額上位銘柄では、そーせい<4565>やサンウェルズ<9229>などが軟調に推移、値下り率上位には、YCPホールディングス<9257>、イメージ・マジック<7793>などが顔を出した。東証グロース市場Core指数では、ビジョナル、フリー、M&A総合研究所<9552>などが上昇した。
マザーズ指数
現在値 748.68↓ (23/02/28 15:00)
前日比 +12.45 (+1.69%)
始値 740.31 (09:00) 前日終値 736.23 (23/02/27)
高値 752.07 (12:56) 年初来高値 794.65 (23/02/09)
安値 739.25 (09:00) 年初来安値 706.45 (23/01/06)
東証REIT指数
現在値 1,843.21↑ (23/02/28 15:00)
前日比 -3.37 (-0.18%)
始値 1,845.70 (09:00) 前日終値 1,846.58 (23/02/27)
高値 1,850.93 (13:09) 年初来高値 1,895.14 (23/01/04)
安値 1,835.40 (10:04) 年初来安値 1,783.39 (23/01/20)
日経平均VI
現在値 16.40↓ (23/02/28 15:20)
前日比 -0.34 (-2.03%)
始値 16.34 (09:00) 前日終値 16.74 (23/02/27)
高値 16.55 (15:00) 年初来高値 21.42 (23/01/18)
安値 16.18 (09:07) 年初来安値 14.63 (23/02/16)
日経VI:低下、株価伸び悩む展開で警戒感の緩和は限定的に16:00 配信フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は28日、前日比-0.34(低下率2.03%)の16.40と低下した。なお、高値は16.55、安値は16.18。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことを受け、市場心理は改善しやすくなった。こうした中、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。取引開始後。午前の時間帯は日経225先物が底堅く推移したことから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退したが、午後は日経225先物が伸び悩む展開で、警戒感の緩和は次第に限定的となり、日経VIは低下幅を縮めた。
日経平均先物
現在値 27,530.00↑ (23/02/28 06:00)
前日比 +120.00 (+0.44%)
高値 27,560.00 (00:18) 始値 27,430.00 (16:30)
安値 27,430.00 (16:30) 前日終値 27,410.00 (23/02/27)
TOPIX先物
現在値 1,999.50↑ (23/02/28 06:00)
前日比 +9.50 (+0.48%)
高値 2,000.50 (00:16) 始値 1,992.50 (16:30)
安値 1,992.00 (16:30) 前日終値 1,990.00 (23/02/27)
JPX日経400先物
現在値 18,040.00↑ (23/02/28 06:00)
前日比 +75.00 (+0.42%)
高値 18,050.00 (04:10) 始値 17,965.00 (16:30)
安値 17,965.00 (16:30) 前日終値 17,965.00 (23/02/27)
東証マザーズ指数先物
現在値 741.00↑ (23/02/28 06:00)
前日比 +3.00 (+0.41%)
高値 748.00 (22:50) 始値 738.00 (16:30)
安値 738.00 (16:30) 前日終値 738.00 (23/02/27)
NYダウ先物 円建
現在値 32,891.00↑ (23/02/28 06:00)
前日比 +129.00 (+0.39%)
高値 33,204.00 (00:09) 始値 32,827.00 (16:30)
安値 32,827.00 (16:30) 前日終値 32,762.00 (23/02/27)
CME日経平均先物 円建
現在値 27,530.00↓ (23/02/27 15:59 CST)
前日比 +200.00 (+0.73%)
高値 27,560.00 始値 27,355.00
安値 27,300.00 前日終値 27,330.00 (23/02/24)
SGX日経平均先物
現在値 27,540.00↓ (23/02/28 05:14 SGT)
前日比 +115.00 (+0.42%)
高値 27,560.00 始値 27,420.00
安値 27,420.00 前日終値 27,425.00 (23/02/27)
長期国債先物
現在値 146.610↑ (23/02/28 05:54)
前日比 +0.150 (+0.10%)
高値 146.610 (05:54) 始値 146.490 (15:30)
安値 146.460 (15:50) 前日終値 146.460 (23/02/27)
28日の日本国債市場概況:債券先物は146円65銭で終了17:09 配信フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2023年3月限
寄付146円55銭 高値146円70銭 安値146円54銭 引け146円65銭
売買高総計13196枚
2年 445回 -0.042%
5年 156回 0.210%
10年 369回 0.499%
20年 183回 1.188%
債券先物3月限は、146円55銭で取引を開始。米国の製造業関連指標の悪化を受けた金利低下にともない買いが先行し、その後も財務省の2年債入札の結果は順調との見方から買いが強まり、146円54銭から146円70銭まで上げた。現物債の取引では、2年債、5年債、20年債が買われ、10年債が売られた。
<米国債概況>
2年債は4.82%、10年債は3.94%、30年債は3.94%近辺で推移。
債券利回りは上昇。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は2.64%、英国債は3.85%、オーストラリア10年債は3.84%、NZ10年債は4.55%。(気配値)
日本国債3年
年利回り 0.021 (23/02/28 03:05)
前日比 -0.002
日本国債5年
年利回り 0.228 (23/02/28 03:05)
前日比 -0.002
日本国債10年
年利回り 0.504 (23/02/28 03:05)
前日比 +0.002
アジア株式市場サマリー
東南アジア株式市場の株価は、米連邦準備制度理事会(FRB)のさらなる
利上げ観測に対する懸念が根強く、軒並み下落した。
中国株式市場は反発。香港株式市場は続落して引けた。一部でA株に資金を移す動きが見られるが、景気の
回復状態を経済指標で見極めたいとの声が出ている。
上海総合指数終値は21.5709ポイント(0.66%)高の3279.6053。
上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数終値は
25.614ポイント(0.63%)高の4069.459。
ハンセン指数終値は157.57ポイント(0.79%)安の1万9785.94。
ハンセン中国企業株指数(H株指数)終値は88.75ポイント(1.33%)安の6581
.47。
ハンセン指数と上海総合指数は月間ベースで昨年11月以来初めて下落。中国の新型コロナウイルス規
制緩和を受けて3カ月連続で上昇していた。
ハンセン指数は月間で9.5%安。1月の上昇分のほぼ全てを削った。上海総合指数は月間で2%安。
HSBCのアナリストによると、アジア・新興国市場ファンドは、これまでアンダーウエートにしてい
た中国本土への投資を過去1カ月で大幅に増やした。
中国国家統計局が28日発表したデータによると、2022年の国民1人当たりの支出は実質ベースで
0.2%減少した。減少は1980年の統計開始以来3回目。都市部の就業者数は840万人減少し、19
62年以来のマイナスとなった。
サクソ・マーケッツの大中華圏市場ストラテジスト、レドモンド・ウォン氏は、投資家は景気回復の強
さを見極めるため経済指標の発表を待っていると指摘。ロシアを巡る米中間の緊張の高まりも市場心理を圧
迫していると述べた。ただ、中国・香港株の強気市場が終わったとは思わないと強調した。
業種別では中国伝統医学(TCM)関連株が2.5%上昇。孫春蘭副首相がTCMの発展
と革新を呼びかけた。人工知能(AI)関連株も1.9%高。
香港ではハンセンテック指数が1.6%安。一方、通信株は2.3%上昇した。
ソウル株式市場は、前日のニューヨーク株の上昇につられ、反発して引けた。投資家が米国のさらなる
金融引き締めに対する見方を織り込んだため、月間ベースでは下落した。
総合株価指数(KOSPI)は2月は0.5%下げた。先月は、8.44%上昇し、2020
年12月以来の上昇率を記録していた。
未来アセット証券のアナリストは「米連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派転換が引き続き懸念され
、ドルや米国債利回りが堅調となり、序盤の高値から値を消した」と指摘した。
主要銘柄のうち、半導体大手のサムスン電子は0.17%高。同業SKハイニックス<0006
60.KS>は0.67%安。電池メーカーのLGエナジー・ソリューションは2.95%高。
取引された933銘柄のうち、上昇は506銘柄。
外国人投資家は2904億ウォン(約2億1982万ドル)相当の売り越し。
シドニー株式市場は、商品(コモディティー)関連株の上昇にけん引され、反発して引けた。物価高と
利上げが続く中、経済統計からはオーストラリアにおける消費減速の兆候が示された。一方、市場の関心は
豪州の国内総生産(GDP)に移っている。
S&P/ASX200指数は2月は2.9%下落した。
オーストラリア統計局が28日発表した1月の小売売上高は増加に転じたが、足元の勢いは鈍化してい
る。
オンライン証券会社イートロの市場アナリスト、ジョシュ・ギルバート氏は、1月の小売売上高では消
費の回復が示されたが、売り上げは鈍っており、豪準備銀行(RBA、中央銀行)の利上げが望んだ効果を
得られていることを示唆していると指摘した。
投資家らはRBAの利上げへのスタンスについてさらなる手掛かりを得ようと、1日に発表される20
22年10─12月期GDPに注目している。
鉱業株指数は1.7%高。リオ・ティント、BHPグループ、フォーテスキ
ュー・メタルズは1.1─2.8%高。
産金株指数は1.8%高で、ノーザン・スター・リソーシズは2%上昇。
エネルギー株指数も原油高を背景に1.5%高。中国経済の回復期待が燃料需要の押し上げに
つながった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値
中国 上海総合指数 3279.6053 + 21.5709 + 0.66 3265.7420 3280.4154 3246.1446
前営業日終値 3258.0344
中国 CSI300指数 4069.459 +25.614 +0.63 4058.130 4074.264 4026.448
前営業日終値 4043.844
香港 ハンセン指数 19785.94 -157.57 -0.79 20020.17 20185.05 19783.07
前営業日終値 19943.51
香港 ハンセン中国株指数 6581.47 -88.75 -1.33 6688.31 6738.89 6578.89
前営業日終値 6670.22
韓国 総合株価指数 2412.85 +10.21 +0.42 2417.58 2431.67 2407.29
前営業日終値 2402.64
豪 S&P/ASX指数 7258.40 +33.60 +0.47 7224.80 7273.60 7224.80
前営業日終値 7224.80
シンガポール ST指数 3262.63 -0.61 -0.02 3270.00 3285.25 3260.58
前営業日終値 3263.24
マレーシア 総合株価指数 1454.19 -1.31 -0.09 1456.49 1458.97 1452.43
前営業日終値 1455.50
インドネシア 総合株価指数 6843.239 -11.538 -0.17 6854.777 6890.354 6843.24
前営業日終値 6854.777
フィリピン 総合株価指数 6556.20 -43.14 -0.65 6609.41 6670.49 6556.20
前営業日終値 6599.34
ベトナム VN指数 1024.68 +3.43 +0.34 1021.25 1034.36 1018.72
前営業日終値 1021.25
タイ SET指数 1622.35 -5.00 -0.31 1633.81 1637.41 1618.09
前営業日終値 1627.35
インド SENSEX指数 58962.12 -326.23 -0.55 59346.61 59483.72 58795.97
前営業日終値 59288.35
インド NSE指数 17303.95 -88.75 -0.51 17383.25 17440.45 17255.20
前営業日終値 17392.70
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド▲0.86%11,894.58+101.25H:11,904.82L:11,793.3302/28
[CFD] 日本 日経平均27,547.60日経比:+102▲0.37%H:27,566L:27,41721:46
中国 上海B株▼0.21%295.83-0.61H:297.33L:295.2502/28
中国 上海A株▲0.66%3,437.75+22.60H:3,438.60L:3,402.6202/28
中国 深セン成分▲0.70%11,783.80+81.85H:11,792.68L:11,666.3702/28
中国 深センB株▲0.07%1,218.15+0.80H:1,224.94L:1,213.6702/28
中国 深センA株▲0.81%2,240.93+18.03H:2,241.81L:2,217.4502/28
[CFD] HangSeng サンデー19,815.80指数比:+29▲0.15%H:20,207L:19,71721:46
香港 レッドチップ指数▼0.77%3,857.04-30.12H:3,926.95L:3,854.9502/28
28日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で5日ぶり反発、通信株に買い17:12 配信フィスコ
28日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比21.57ポイント(0.66%)高の3279.61ポイントと5日ぶりに反発した。
前日までの続落を受け、ひとまず買い戻しが先行する流れ。昨夜の債券市場で米債券利回りが低下に転じたことも好感された。中国人民銀行(中央銀行)の大幅資金供給もプラス材料。人民銀は28日、リバースレポ取引を通じ、月末の流動性確保に向け満期分との差引で3310億人民元を市中供給している。27日の供給額は660億人民元にとどまっていた。ただ、上値は重い。ロシア支援や気球問題を巡り、米中関係が悪化すると警戒されている。指数は安く推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、通信の上げが目立つ。中国電信(601728/SH)が6.4%高、中国聯通(600050/SH)が3.7%高、中国移動(600941/SH)が2.7%高、東方通信(600776/SH)が4.2%高、烽火通信科技(600498/SH)が3.7%高で引けた。
発電株も高い。華能国際電力(600011/SH)が4.6%、大唐国際発電(601991/SH)が2.4%、華電国際電力(600027/SH)が2.3%、国電電力発展(600795/SH)が1.8%ずつ上昇した。
医薬品株も物色される。健康元薬業集団(600380/SH)が4.8%高、人福医薬集団(600079/SH)が4.3%高、広州白雲山医薬集団(600332/SH)が2.7%高、上海医薬集団(601607/SH)が2.0%高で取引を終えた。メディア・娯楽株、不動産株、金融株、ハイテク株、消費関連株、インフラ関連株、運輸株なども買われている。
半面、石炭株はさえない。エン鉱能源(600188/SH)と広匯能源(600256/SH)がそろって1.5%、鄭州煤電(600121/SH)が0.6%、中国中煤能源(601898/SH)と陝西煤業(601225/SH)がそろって0.5%ずつ下落した。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.61ポイント(0.21%)安の295.83ポイント、深センB株指数が0.80ポイント(0.07%)高の1218.15ポイントで終了した。
28日の香港市場概況:ハンセン0.8%安で6日続落、2割減益の信義光能9.2%下落18:00 配信フィスコ
28日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比157.57ポイント(0.79%)安の19785.94ポイントと6日続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が88.75ポイント(1.33%)安の6581.47ポイントと3日続落した。ハンセン指数は昨年12月30日以来、約2カ月ぶりの安値水準を切り下げている。売買代金は1424億7300万香港ドルに拡大した(27日は1124億1550万香港ドル)。
投資家の慎重スタンスが持続する流れ。ロシア支援や気球問題を巡る米中対立に加え、米利上げの長期化懸念などが不安材料としてくすぶっている。香港上場企業の決算報告が進む中、さえない業績を明らかにする企業が相次いだこともネガティブ。業績動向を見極めたいとして、積極的な売買も手控えられた。自律反発狙いの買いなどで指数は小高く推移していたが、上値は重く、終盤に入りマイナスに転じた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、太陽光発電用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が9.2%安、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が5.0%安、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が4.9%安と下げが目立っている。信義光能に関しては、通期決算の2割減益が売り材料視された。そのほか、ガラス生産の信義玻璃HD(868/HK)が4.3%安。同社の通期決算は55.6%減益だった。
セクター別では、自動車が安い。上記した吉利汽車のほか、長城汽車(2333/HK)が6.6%、蔚来集団(9866/HK)が3.9%、理想汽車(2015/HK)が2.7%ずつ下落した。新興EV(電気自動車)メーカーの理想汽車が報告した22年通期決算は、赤字幅が前年から拡大。セクター全体の逆風となった。
中国不動産セクターもさえない。上述した龍湖集団のほか、碧桂園HD(2007/HK)が4.8%安、華潤置地(1109/HK)が3.3%安、中国海外発展(688/HK)が2.7%安で引けた。
医療サービスや医療機器の銘柄群も売られる。阿里健康信息技術(241/HK)が2.1%安、平安健康医療科技(1833/HK)が1.9%安、京東健康(6618/HK)が1.6%安、上海微創医療機器人集団(2252/HK)が4.0%安、コン博医療HD(2216/HK)が3.8%安、微創医療科学(853/HK)が2.0%安で取引を終えた。
半面、通信セクターは逆行高。中国聯通(762/HK)が5.3%、中国電信(728/HK)と中国移動(941/HK)がそろって2.6%、中興通訊(763/HK)が4.5%、中国通信服務(552/HK)が2.0%ずつ上昇した。
中国発電セクターもしっかり。中国電力国際発展(2380/HK)が3.3%高、華潤電力HD(836/HK)が2.6%高、華電国際電力(1071/HK)が1.9%高、華能国際電力(902/HK)が1.8%高と値を上げた。
一方、本土市場は5日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.66%高の3279.61ポイントで取引を終了した。通信株が高い。発電株、医薬品株、メディア・娯楽株、不動産株、金融株、ハイテク株、消費関連株、インフラ関連株、運輸株なども買われた。半面、石炭株は売られている。