公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

全国中学校体育大会7競技廃止:『中学生で日本一を決める必要があるのか』とか、『全中大会があることで勝利至上主義が過熱するのでは』という批判の声もあった

2025-03-07 09:44:17 | スポーツ
全国中学校体育大会 廃止の7競技 代替大会を検討【詳しく】 NHK 2025年3月6日 20時15分

中学生のスポーツの全国大会、全国中学校体育大会で、少子化などを理由に2027年度以降実施されないことが決まった9つの競技のうち、7つの競技が普及や選手の強化などへの影響が大きいとして、替わりとなる大会の実施を検討していることがNHKの取材で分かりました。

1979年から開催されている全国中学校体育大会=全中大会は現在、20の競技が実施されていますが、中体連=日本中学校体育連盟は、少子化や教員の負担軽減などを理由に2027年度以降規模を縮小し、水泳やスケートなど、合わせて9つの競技を実施しないことを決めました。

これを受け、NHKが各競技団体に今後の対応などについて聞いたところ、普及や選手の強化への影響が大きく、中学生のモチベーションにもなっているなどとして、水泳、体操、新体操、ハンドボール、男子のソフトボール、アイスホッケー、スキーの合わせて7つの競技は、替わりとなる全国大会の実施を検討していることが分かりました。

このうち日本ハンドボール協会は、既存のクラブチーム対抗の大会に学校の部活動も参加できるようにし、全国一を競う形を残す方針です。そのうえで、全国大会の予選とならない、都道府県レベルの大会などではリーグ戦を導入する方向性を打ち出し、さまざまなレベルの生徒の試合経験を増やす取り組みも進める考えです。

一方、日本相撲連盟は中学生日本一を決める大会が別にあるとして「教員の負担軽減や勝利至上主義からの脱却、開催地の負担などを考えると全中大会での廃止はやむをえない」としています。

各競技団体は、少子化が進む中、いかに競技のすそ野を維持するか強い危機感を持つ一方で、代替大会の実施には会場の確保など費用負担も生じるため慎重な検討が必要となり、生徒の意欲や成長を第一に考えながら時代にあった大会を模索することが求められています。

“急速に進む少子化” ハンドボールの現状は
全国中学校体育大会=全中大会の実施競技縮小の大きな要因には、急速に進む少子化があります。

中体連=日本中学校体育連盟の調査によりますと、取りやめ対象の1つ、ハンドボールでは、この10年で全国の部員数が男子ではおよそ2000人、女子ではおよそ4500人減っていて、複数の学校で行う合同部活動の実施チーム数も今年度・2024年度は41チームで、10年前よりおよそ4倍に増えています。

東京 府中市の府中第三中学校では、女子のハンドボールの部員が現在、6人で、おととしの夏の大会で3年生が引退してから単独でチームが組めなくなりました。

それ以降は、平日は男子に交じって練習するなどし、大会は2校による合同チームで出場していました。

現在、キャプテンを務める2年生の中尾百花さんは当時について「女子だけでは練習でやれることが限られ、男子に混じって練習するのもきつくて大変でした。試合に出られなくなるかもしれないと思うと心配で、何のために練習しているのかなと思っていました」と振り返ります。

こうした状況を受けて去年、市内にもともとあった小学生のクラブチーム「府中ハンドボールクラブ」に中学女子のチームが新たに設けられ、府中第三中学校のほか、市内のほかの中学校などからも生徒が加入して、週末の練習や大会参加が行われるようになりました。

学校が複数にまたがり、全員集まるのが難しかったり練習場所を転々としたりという課題はありますが、人数が増えたことで実戦形式の練習ができるようになり、大会出場への不安もなくなったといいます。

中尾さんは「自分のチームとして大会に出られるのがとても楽しいし、勝ったときの喜びを得られることがうれしい。練習も試合のために頑張れるので、どんどんできることが増えていくのが楽しいです」と話していました。

おととしまで府中市の中学校で教員として勤務し、府中ハンドボールクラブの中学女子チームを立ち上げた長谷川喜一監督は「競技人口も減っているし、合同チームで出てくる学校も多くなっているので、いろいろな生徒が加入できるような環境にできればと思っている」と話していました。

“教員の負担軽減” 全中大会スキー競技の運営は
日本中学校体育連盟は、全国中学校体育大会=全中大会の実施競技を縮小する理由の1つとして大会運営に関わる教員の負担軽減を図ることをあげています。

ことし2月に長野県野沢温泉村で行われた全中大会のスキー競技の事務局は村の近隣の中学校などの教員合わせて5人で担っていました。大会が近くなれば事務局長は専従となるものの、ほかの4人は授業や学校業務の合間をぬって大会運営に携わっています。

選手団の受け入れ準備のほか、各都道府県から出される出場申込書の受け付けや確認、それにポスターの発送や問い合わせへの対応など、大会が終わるまでさまざまな業務が続くということです。

大会開幕をおよそ1週間後に控えたことし1月下旬には、滑走順を決める抽選会の業務が行われました。パソコンを使って抽せんを行ったあと、選手の順番や名前などを一人一人間違いがないか確認し、最後はほかの教員の手も借りながらビブスを都道府県ごとに仕分けるなど一日中、作業に追われていました。

野沢温泉中学校の教員で、全中スキー大会長野県実行委員会事務局の前澤健太事務局長は「事務局員の教員はふだんは自分のクラスを持っていたり、授業をしていたりするので、大会期間であればまるまる1週間、学校を空けることになる。そうすると別の方に授業をお願いしないといけないので、学校側も教員を運営に出しづらい実情がある」と語りました。

事務局では、全員が集まる日をできるだけ減らしたり、業務を削減したりして効率化を進めているということですが、前澤事務局長は「運営する立場から言うと確かに大変な部分はある。開催地だけに任せるのではなく、参加チームから運営員を出すなどして、みんなで協力して大会を作っていかないといけないのではないか」と改善を指摘していました。

“進学で重要” 水泳連盟は実施継続を模索
各競技団体の声からは、学校の部活動を中心とした今の中学生のスポーツのさまざまな実情がうかがえます。

日本水泳連盟は、全中大会での活躍は進学で重要になっている側面もあるとして、実施継続を模索し、仮に代替大会を設ける場合でも中体連と自治体の教育委員会が主催する枠組みは維持すべきだとしています。

日本スケート連盟は開催地の自治体と対応を検討中だとしています。

大会のあり方を大きく見直す動きも
一方で、トーナメント形式で日本一を決める全国規模の大会が勝利至上主義となり、過度な練習や指導者の体罰などにつながっているおそれもあるという指摘を踏まえ、今回を期に大会のあり方を大きく見直す動きも出ています。

日本ハンドボール協会は全中大会での実施が取りやめとなる中、既存のクラブチーム対抗の大会に学校の部活動も参加できるようにし、全国一を競う形を残す方針です。

一方で、全国大会の予選とならない都道府県レベルの大会などでは、トーナメント形式ではなくリーグ戦を導入する方向性を打ち出しました。

負ければ終わりのトーナメント形式では試合数も出場選手も限られますが、リーグ戦であれば多様な競技レベルのチームどうしが数多く対戦することで、多くの選手が出場機会を得ることができます。

参考にしたのが8年前から小中高の各年代でリーグ戦の導入を進めているバスケットボールです。

千葉県では中学生の年代で部活動とクラブチームの両方が参加できるリーグ戦を開催しています。特に冬は、次の年度に向けて2年生以下が試合経験を積む機会にしてもらうのがねらいで、取材をすると、生徒たちは「全員でレベルアップしていけるのでリーグ戦のほうが好き」などと好評でした。

千葉県バスケットボール協会の15歳以下の部の山口健一部会長は「トーナメントのように一発で終わりではないので、勝ち負けだけにこだわらずにでき、生徒たちが試合を楽しむことができると思う」と話していました。

日本ハンドボール協会では『すべての子どもたちがワクワクすること』を重視し、生徒たちの試合経験を増やすことで、個々の成長やスポーツ本来の楽しさを実感できる大会を目指すとしています。

専門家「歴史的な転換点」
全国中学校体育大会=全中大会の実施競技縮小について、部活動に詳しい早稲田大学スポーツ科学学術院の中澤篤史教授は「歴史的な転換点だ。近年は大会が肥大化し、運営コストもかかり、大会の見直しが必要だという議論があったので、9競技廃止という決定に至ったのはやむをえないだろう。また『中学生で日本一を決める必要があるのか』とか、『全中大会があることで勝利至上主義が過熱するのでは』という批判の声もあり、中学校の大会のあり方全体を見直す重要なポイントになったと思う」と、改革の背景を指摘しました。

そして大会のあり方として、トーナメントでなくリーグ戦を取り入れる動きが出てきていることについて、中澤教授は「1つの改革の案だと思う。1回負けたら終わるトーナメントと違い、リーグ戦は、子どもが試合に出るチャンスが増え、『次の試合はこう取り組もう』と試行錯誤もできる。一方で課題もあり、リーグ戦になると試合数がトータルで増えるので運営するコストは上がり、1年中リーグ戦を行うと、休みがなくなってしまうことも考えられる」とメリット・デメリット両面をあげました。

そのうえで中澤教授は、スポーツの楽しみ方は多様であるべきだとし「交流を楽しむなど、スポーツの楽しみは試合結果だけに集約されるものではないはず。試合はスポーツの中心にあるものだが、スポーツをおもしろいと思える瞬間は試合だけではなく、『友達とおしゃべりしながら、スポーツしている時間が好き』という子どももいる。大会だけでは実現できない子どもの望みがあるかもしれないので、勝ち負けだけではないスポーツの可能性を探ってほしい」と大会のあり方だけではなく、子どものスポーツへの向き合い方についても、同時に考えていくべきだと指摘しました。

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マチェイ・ムザイに、10試合の出場停止と制裁金50万円の処分

2025-03-07 09:37:59 | スポーツ
SVリーグ 差別的発言の選手に10試合の出場停止と制裁金の処分 NHK 2025年3月6日 20時01分

バレーボールのSVリーグは、対戦したチームの選手に対して人種に関する差別的な発言をしたとして、東京グレートベアーズのマチェイ・ムザイ選手に、10試合の出場停止と制裁金50万円の処分を科すことを決めました。

SVリーグによりますと、グレートベアーズに所属するポーランド出身のムザイ選手(30)は、3月1日に対戦した大阪ブルテオンの選手に対して、人種に関する差別的な発言をしたということです。

これを受けてSVリーグは、規律委員会でムザイ選手の処分を検討してきましたが、6日に、10試合の出場停止と制裁金50万円の処分を科すことを決めました。

チームに対しても、制裁金100万円と、けん責の処分を出しました。

2024年10月に新たにスタートしたSVリーグで、選手に出場停止の処分を科すのは初めてで、差別的・侮辱的発言は、いかなる理由があっても正当化されるものではなく、リーグ・クラブの価値をさげすめるゆゆしき事態だと制裁の理由を説明しています。

一方、グレートベアーズの久保田健司代表取締役は、チームのホームページで「同様の発言や行為が繰り返されないよう、倫理観や人権に関する啓発を目的とした教育プログラムの実施等を通じて再発防止に努めてまいります」などとコメントしています。

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福岡ソフトバンクホークス関係者を聴取:オンラインカジノ利用で

2025-03-06 09:57:17 | スポーツ
オンラインカジノ利用で プロ野球 ソフトバンク関係者を聴取 NHK 2025年3月6日 5時54分

オンラインカジノを利用したとして、福岡県警察本部がプロ野球・ソフトバンクの関係者から聞き取りを行ったことが捜査関係者への取材で分かりました。
プロ野球ではこれまでに7球団の14人が過去にオンラインカジノを利用したと申告していますが、今回聞き取りを受けた関係者がその中に含まれるかは分かっていません。

捜査関係者によりますと、オンラインカジノを利用したとして、福岡県警察本部が5日までにプロ野球・ソフトバンクの関係者から聞き取りを行ったということです。

プロ野球ではオリックスの選手が過去にオンラインカジノを利用したと認めたことを受けて、NPB=日本野球機構が2月、全12球団に過去に利用した人がいれば名乗り出ることを呼びかけるよう要請し、7球団から選手やスタッフなど球団関係者、合わせて14人の申告があったということです。

今回聞き取りを受けた関係者が14人の中に含まれているかは分かっていません。

警察は今後事実関係や違法性が問えるかなどを、慎重に調べることにしています。

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龍谷大平安の原田英彦監督 部員への暴行問題で辞任

2025-03-06 02:38:50 | スポーツ
高校野球 龍谷大平安の原田英彦監督 部員への暴行問題で辞任 NHK 2025年3月5日 21時49分

高校野球で春夏通算76回の甲子園出場経験がある京都の龍谷大平安高校は、原田英彦監督が部員に暴行した問題で学校を退職し、監督も辞任したことを明らかにしました。

これは龍谷大平安が京都市内で開いた記者会見で明らかにしました。

それによりますと、原田英彦監督は先月中旬、課題を提出していなかった硬式野球部の部員2人を寮で口頭で注意するとともに、手のひらやノートで頭部や肩、のどのあたりをたたいたということです。

翌日、このうちの1人が「監督から暴力を受けたため登校できない」と申告し、暴行が分かったということです。

この部員は打撲で30日の通院が必要だとする診断結果が出て、通常の学校生活に戻れていないということです。

高校は懲戒処分の手続きを進めていましたが、原田監督は先月17日に退職届を提出し、今月2日に高校の職員の退職が決まり、監督も辞任したということです。

学校の調査に対して原田監督は「何とかしてやりたいという思いが強く出て体罰に至ってしまった。大変、申し訳ないことをした。復帰して野球に戻ってほしい」と話しているということです。

高校は暴行の発覚直後に高野連=日本高校野球連盟に報告していましたが、事実関係を精査するとして取り下げていて、改めて報告することにしています。

山脇護校長は「監督による体罰があり、被害生徒や部員、保護者など関係者の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけしたことは誠に申し訳なく、深くおわびします。再発防止に努めてまいります」と陳謝しました。

龍谷大平安は春夏通算76回の甲子園出場経験がある強豪で、原田監督は1997年のセンバツ高校野球で監督として初めて甲子園出場に導き、2014年のセンバツでは初優勝を果たすなど、これまで春夏通算で19回甲子園に出場しています。

原田英彦監督とは
龍谷大平安高校の原田英彦監督は京都市出身の64歳。

当時の平安高校の選手として活躍し、1993年に監督に就任しました。

1997年のセンバツ高校野球で監督として初めて甲子園に出場し、その年の夏の全国高校野球で準優勝しました。

さらに2014年のセンバツでは母校を初めての甲子園優勝に導きました。

おととしもセンバツに出場するなど、監督としてこれまで春夏通算19回、甲子園出場に導き、春夏通算31勝を挙げました。

また、ヤクルトの高橋奎二投手や西武の炭谷銀仁朗選手などプロ野球選手を育てました。
 

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私立大牟田高校駅伝部のほとんどの部員が、2025年4月から私立鳥取城北高校に転校へ

2025-03-06 02:24:12 | スポーツ
福岡 私立大牟田高校駅伝部 部員が集団で鳥取県の高校に転校へ NHK 2025年3月5日 19時25分

全国高校駅伝の男子で5回の優勝経験がある福岡県大牟田市の私立大牟田高校駅伝部のほとんどの部員が、来月から鳥取県の私立高校に転校することが分かりました。

大牟田市の私立大牟田高校の駅伝部は2006年から元監督の赤池健氏が率いてきた強豪校ですが、部員に対して平手打ちなどの体罰をしたことが明らかになり、おととし、いったん依願退職しました。

その後、部員などの要望を受けてヘッドコーチとして復帰し、後任の監督には別の男性2人が相次いで就任していました。

学校によりますと、去年11月、新たな監督の招へいを決めたところ赤池氏から退職願が出され、受理したということです。

赤池氏は来月から鳥取県にある私立鳥取城北高校で駅伝部の監督を務めるということで、関係者によりますと大牟田高校の駅伝部の部員19人のうち18人が赤池氏の指導を受けるため、同じ高校への転校を決めたということです。

部員の転校について大牟田高校は「生徒がここまで反発することは想像できていなかった。赤池氏と生徒の関係性の深さを認識できていなかったわれわれに責任がある。残った生徒のケアに努めたい」とコメントしています。

また、赤池氏はNHKの取材に対して「生徒の決断を尊重したい。転校を決めた生徒や鳥取城北の生徒と一緒に頑張っていきたい。大牟田高校に残って競技を続ける生徒も頑張ってほしい」とコメントしています。

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久保凛の日本記録 → 世界陸連:大会主催者が記録の対象となる競技会として申請していなかったため、認定しなかった

2025-03-05 00:50:53 | スポーツ
久保凛の日本記録 世界陸連に認定されず 女子800メートル NHK 2025年3月4日 16時56分

去年、奈良県で行われた陸上の記録会の女子800メートルで高校2年生の久保凛選手がマークした日本記録が、世界陸連に認定されていないことがわかりました。世界陸連が認める対象の競技会になっていなかったためですが、国内では日本記録として認められるということです。

高校2年生で現在17歳の久保選手は去年7月、奈良県で行われた陸上の記録会の女子800メートルで、1分59秒93のタイムをマークし、19年ぶりに日本記録を更新しました。

日本陸上競技連盟によりますと、この記録について世界陸連は、大会主催者が記録の対象となる競技会として申請していなかったため、認定しなかったということです。

このため世界陸連が認定する女子800メートルの日本記録は、杉森美保さんが2005年にマークした2分0秒45のままとなります。

一方で、去年の記録会は日本陸連の公認競技会ではあったため、国内では日本記録として認められたままだということです。

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オンラインカジノ問題:榊原定征コミッショナーはNPB12球団に対して「問題解決に向けて球界全体で取り組むとともにシーズンを通して啓発活動を継続してほしい」

2025-03-04 02:29:12 | スポーツ
榊原定征コミッショナー



プロ野球コミッショナー オンラインカジノ問題“再発防止を” NHK 2025年3月3日 19時12分

プロ野球の7球団、合わせて14人がオンラインカジノを利用したことがあると申告した問題で、榊原定征コミッショナーは12球団に対して「問題解決に向けて球界全体で取り組むとともにシーズンを通して啓発活動を継続してほしい」と再発防止を呼びかけました。

NPB=日本野球機構は、2月21日、オリックスの選手が過去にオンラインカジノを利用したと認めたことを受け、全12球団に対し、過去に利用した人がいれば名乗り出るよう呼びかけることを要請し、その後、7球団から選手やスタッフなど合わせて14人の申告があったと発表しました。

3日は都内でNPBと12球団の代表者による実行委員会が非公開で行われました。

冒頭で榊原コミッショナーがオンラインカジノの利用に関する問題について「問題解決に向けて球界全体として取り組むとともに、選手、関係者への啓発活動をシーズンを通じて継続してほしい」などと話し、12球団に対して、再発防止に向けて取り組むことを求めました。

一方で、NPBでは自主申告した14人について球団名や名前、事案の詳細を公表しておらず、処分などの対応は各球団に委ねられていますが、会議では冒頭のコミッショナーの発言以外、オンラインカジノの問題に関する言及はなかったということです。

3日の時点で新たな申告はなかったということでNPBでは引き続き、各球団を通して自主申告を受け付けることにしています。

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札幌ドームが2024年度の黒字化を達成!!

2025-03-03 19:13:19 | スポーツ
札幌ドームが今年度の黒字化を達成!!新たな活路を見出し解体間近からの大逆転を果たせた真相に驚愕!!収支改善に向けて打ち出した計画の全貌がヤバすぎた!!【プロ野球】

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「棋王戦」藤井聡太七冠が3連覇!:3連勝で五番勝負制し防衛

2025-03-03 07:07:27 | スポーツ
将棋「棋王戦」藤井聡太七冠 3連勝で五番勝負制し防衛 3連覇に NHK 2025年3月2日 23時08分

将棋の八大タイトルの1つ「棋王戦」五番勝負の第3局が新潟市で行われ、藤井聡太七冠(22)が、挑戦者の増田康宏八段(27)に勝って「棋王戦」3連覇を決めました。藤井七冠はタイトルの獲得数が通算27期となり、谷川浩司十七世名人に並ぶ、歴代5位となりました。

「棋王戦」五番勝負は、ここまで藤井七冠が2連勝し、タイトル防衛に王手をかけていました。

第3局は新潟市のホテルで行われ、2日午前9時に藤井七冠の先手で始まりました。

対局は、序盤に大駒の角を交換する「角換わり」の戦型で進みますが、こう着した状況が続き、午後4時すぎに、同じ局面が4回繰り返される「千日手」となって、規定により「指し直し」となりました。

対局は、先手と後手を入れ替えて再開され、終盤にかけて増田八段が攻めを仕掛けたのに対し、藤井七冠が反撃に出ます。

藤井七冠は、そのまま相手玉を追い詰め、午後8時55分、増田八段が120手までで投了しました。

この結果、藤井七冠が3連勝で五番勝負を制し、タイトル防衛とともに「棋王戦」3連覇を果たしました。

藤井七冠は2日の勝利で、タイトル戦の対局通算100勝目となりました。

また、タイトルの獲得数を通算27期とし、谷川浩司十七世名人と並ぶ歴代5位となりました。

藤井七冠は現在、4連覇をかけて「王将戦」にも臨んでいて、3月8日と9日に、埼玉県深谷市で第5局が行われます。

藤井聡太七冠「勉強になることが多かった」
対局のあと、勝利した藤井聡太七冠は「指し直しの対局は、粘れるかどうかかなと思っていましたが、勝負にいくという思いで指していました。今回のシリーズでは、先手番の時に、主導権を取れなかったことを課題に感じていますが、きょうの対局を含めて、中盤のねじり合いのような将棋が多かったので、指していて勉強になることが多かったと感じています」と話していました。

また、「棋王戦」を3連覇したことについて「内容的には、かなりきわどい将棋の連続だったので、あまり実感はないですが、1つ結果を残せたことはうれしく思います」と喜びを語っていました。

タイトル獲得数 通算27期 谷川浩司十七世名人に並ぶ
感想戦を終えた後、記者会見に臨んだ藤井七冠は「第1局から第3局まで内容的にはどれもかなりきわどい将棋だったので、最後の競り合いの中でなんとか抜け出すことができたのはよかったと感じています」と振り返りました。

また、タイトルの獲得数が通算27期となり、谷川浩司十七世名人に並ぶ歴代5位となったことについては「私にとって憧れの方でもあるので記録の上で並ぶことができたのは光栄なことだと感じています。初めてタイトルを取ることができたのが2020年だったので、27期と聞くと、思っているよりもタイトル戦を戦ってきたんだなという感じはします」と印象を語りました。

そして、今年度のタイトル戦を振り返り「今までと比べると内容と結果がそれほどうまくいってはいないような感じはあるかなと思います。後手番の時にペースを握られてそのまま押し切られてしまう将棋が少なからずあったので、なるべくそういったことがないようにしていかなくてはいけないと思っています」と話していました。

増田康宏八段「力不足だったという気がしている」
一方、敗れた増田康宏八段は「先手番としては、主張がない将棋だったという感じがします。雑な攻めになってしまい、ほかの順番を選ぶべきだったかなと思います」と話していました。

そして、初挑戦となったタイトル戦を振り返り、「序盤から差をつけられて圧倒される展開は避けられた気がするので、その辺りはよかったかなと思いますが、中終盤の競り合いで、ちょっといい局面でもよくし切れない場面が多かったので、力不足だったという気がしています」と話していました。

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東京グレートベアーズのマチェイ・ムザイ・・・差別発言で出場停止:バレーボールのSVリーグ

2025-03-02 13:49:00 | スポーツ
Ⓒ J SPORTS



バレーボール 東京グレートベアーズ選手 差別発言で出場停止に NHK 2025年3月2日 0時08分

バレーボールのSVリーグは東京グレートベアーズのマチェイ・ムザイ選手が1日の試合で対戦相手の選手に対して差別的、侮辱的な発言をしたとして、2日の試合を出場停止にすると発表しました。

SVリーグによりますと、ムザイ選手は1日、東京の有明コロシアムで行われた大阪ブルテオンとの試合で相手の選手に対して差別的、侮辱的な発言をしたということです。

これを受けてリーグは2日のブルテオン戦でムザイ選手を出場停止の処分にすると発表しました。

それ以外の処分は後日開催する規律委員会で決めるということです。

ムザイ選手はポーランド出身の30歳。

身長2メートル8センチで、ここまでリーグ戦の33試合すべてに出場しているチームの主力選手です。

グレートベアーズはリーグ側からの聞き取り調査が行われているとしたうえで「不適切な発言があったことをおわび申し上げます」と声明を出しました。

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島田麻央が史上初の3連覇:フィギュアスケート・世界ジュニア選手権の女子シングル

2025-03-02 10:17:30 | スポーツ
フィギュア世界ジュニア女子シングル 島田麻央が史上初の3連覇 NHK 2025年3月2日 4時08分

ハンガリーで行われたフィギュアスケートの世界ジュニア選手権の女子シングルで、島田麻央選手が後半のフリーでも自己ベストの得点をマークする完璧な演技を見せて、男女のシングルで史上初の大会3連覇を果たしました。

ハンガリーで行われたフィギュアスケートの世界ジュニア選手権の女子シングルに日本からは3人が出場しました。

このうち前半のショートプログラムで自己ベストを更新してトップに立っていた16歳の島田選手は後半のフリーで、冒頭のトリプルアクセルと続く4回転トーループを決めました。

その後も3回転の連続ジャンプなどを次々と決めて、高い出来栄え点を獲得する完璧な演技を見せました。

島田選手は後半も自己ベストを更新する156.16でトップとなり、合計得点でも自己ベストの230.84をマークして男女のシングルで史上初の大会3連覇を果たしました。

2位の韓国の選手との得点差は、40点あまりという圧勝でした。

日本選手はこのほか16歳の中井亜美選手が合計185.89で4位、15歳の和田薫子選手は合計181.65で8位でした。

島田麻央「まだ実感がわいていない」
島田麻央選手は演技を終えたあと「目指していた演技がショートプログラムとフリーでともにできたことが一番うれしい。びっくりしていて『なんで出来たんだろう』という気持ちが大きく、まだ実感がわいていない。リンクに乗る前はすごく緊張していたがリンクに乗った時には『やってやるぞ』という気持ちだった」と振り返りました。

また「ここに来るまで悔しい思いをしてきた。今回、自己ベストを更新して初めて得点を230点台に乗せることができてとてもうれしかった」と話しました。

そして、史上初の大会3連覇については「初ということを聞いてうれしいし、練習してきた成果が出てよかったと思う」と話していました。

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「ジャイアンツタウンスタジアム」開業

2025-03-02 09:22:02 | スポーツ
巨人2軍などの拠点「ジャイアンツタウンスタジアム」開業 NHK 2025年3月1日 17時20分

プロ野球、巨人の2軍などの拠点となる新球場「ジャイアンツタウンスタジアム」が1日に開業し、前監督の原辰徳さんなどが出席した記念のセレモニーが行われました。

東京 稲城市に完成した「ジャイアンツタウンスタジアム」は巨人のファームの新たな拠点として建設され、2軍の公式戦やアマチュアの大会が行われるほか、地元の人たちにも開放し、地域活性化の場として活用することも見込まれています。

1日はグラウンドで記念のセレモニーが行われ、巨人の阿部慎之助監督や自治体の関係者などがテープカットをして開業を祝いました。

このあと、歴代の監督による始球式が行われ、ピッチャーを堀内恒夫さん、キャッチャーを高橋由伸さんが務め、打席に原さんが入りました。

堀内さんがワインドアップから力強い球を投げ、原さんが豪快なスイングをみせると、訪れたファンから大きな歓声が沸いていました。

この球場は、1軍に昇格した選手がスムーズに活躍できるよう両翼やセンターまでの距離、さらに外野のフェンスの高さが東京ドームと同じで、1日、早速行われた巨人対ヤクルトの若手中心の試合では、選手たちの好プレーにファンから拍手が送られていました。

原さんは「金の卵としてジャイアンツに入団した選手が東京ドームで戦える選手になるために、このうえない環境だと思う。これを生かし、ジャイアンツを背負って立つような選手が1人でも多く出てほしい」と話していました。

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プロ野球観戦に新ルール:プレー中の選手の写真や動画を投稿することが禁止されました。Xやインスタグラム、YouTubeやブログなどへの投稿です。

2025-03-01 22:31:15 | スポーツ



プロ野球観戦に新ルール 試合中のSNS投稿に制限 なぜ? NHK 2025年2月28日 13時50分

プロ野球を球場で観戦し、プレー中の写真や動画をSNSに投稿。
こんな野球観戦の楽しみ方が今シーズンから制限されます。
NPB=日本野球機構がSNS投稿の新たなルールを定めたためです。

なぜ新たなルールが? どうなるスポーツの投稿!?

新ルールで試合中の投稿ができなくなる!? 投稿OKなのは?
日本のプロ野球を運営するNPB=日本野球機構は、試合観戦時の写真や動画の投稿に関する新たなルールを設けました。

1軍と2軍の全ての球団のオープン戦や公式戦に適用され、今年2月から適用されています。

まず、このルールで、できること、できないことを見てみます。

▽選手やグラウンドの写真や動画を撮影すること自体は、他人に迷惑をかけない限り、試合前、試合中、試合後を問わずOKです。

▽撮影したものを家族や友人に個人的に送っても構いません。

大きく変わるのは、SNSなどのインターネット空間への投稿です。

プレー中の選手の写真や動画を投稿することが禁止されました。Xやインスタグラム、YouTubeやブログなどへの投稿です。
アカウントに“カギ”をかけ非公開設定にしている“鍵アカ”なら投稿してもOKというわけではないということです。

ただ、試合後なら投稿できる写真や動画もあります。

▽タイム中や、プレーが一時停止されるボールデッド中の選手の写真や短い動画(140秒以内)を投稿することはOKです。
例えば、審判からプレイが宣言されるまでのファール直後の素振りの様子、ピッチャー交代時の投球練習や、マウンドに選手が集まっている様子です。

▽ベンチ内や、ブルペン・ネクストバッターズサークルで練習している選手、マスコット、チアリーダーの様子も試合後に投稿することができます。

▽客席や、球場内の様子も試合後に投稿しても大丈夫です。

野球ファンは “寂しくなる” “慎重に…”
新ルールの対象試合だった沖縄・浦添市で行われたオープン戦を観戦していたファンの皆さんに聞きました。

ファン
「ネットで見ましたが、詳しいことは全然分かっていない感じです」
「ファンの人たちが試合の投稿をしてくれるのが楽しみですが、見られなくなるのは残念です」
「一般のお客さんが撮っている写真を見ていたので寂しいです」

このうち、ヤクルトファンの高校生は、キャンプ地に足を運んでXやインスタグラムに自分で撮影した写真を投稿するのを趣味にしています。

沖縄に住んでいて、シーズン中の現地観戦はあまりできないため、他の人が投稿した写真も楽しみにしています。

ファンの高校生
「選手のカッコいい姿や、試合外のかわいい姿をあまり見られなくなっちゃうのかなと思うと寂しい気持ちがします」

これまでもSNSへの投稿を通してファン同士の交流を広げてきましたが、今後の投稿については慎重にならざるを得ないと考えています。

昨シーズンまでの投稿
「ルールが把握しきれず、注意されても悲しいので、もう投稿しないでおこうかなと思います。楽しみがちょっと減ってしまいます」

新ルールの背景に“無許可ライブ”の存在
NPBは、なぜこのようなSNS投稿を規制するルールを作ったのでしょうか。

背景にあるのは、無許可で試合のライブ映像をネット上にアップする行為があることだと言います。

NPB=日本野球機構の担当者
「ネット上で、許可を得ずに試合を流して利益を得るようなチャンネルが一定数見られる。これは放映権の侵害行為となり、野球観戦の価値向上を図るためにもルールが必要だ。ファンの皆さんは、ルールの中で撮影していただいて、投稿もルールの中でしていただいて、楽しんでほしい」

動画投稿サイトを見てみると「実況」「速報」「完全版」といったタイトルで、広告が付けられ、試合の様子を中継している投稿も見られました。

中には、2時間半の試合の動画をアップし、5万回近く再生されているものもありました。

NPBによりますと、試合が行われている時に、球場から“無許可ライブ”を行い、収益を得ているとみられる動画も確認されたといいます。

他競技のSNS投稿ルールは?
野球以外の競技にも投稿のルールがあり、それぞれ対応が異なっています。

サッカーJリーグは、当初、試合中の写真と動画の投稿を禁止していましたが、ファンのSNSでの拡散をリーグの盛り上げにつなげたいと、2022年2月から写真のSNS投稿を解禁しました。

バスケットボール男子、Bリーグは試合中の15秒以内の動画と、写真を投稿することができます。

バレーボールのトップリーグ、SVリーグは試合中1セットあたり1ラリーまでの動画と、写真をアップできます。

専門家「厳しいルール しばらくは混乱か」
SNSを活用したマーケティングに詳しい徳力基彦さんは、今回のNPBのルールを次のように評価しています。

徳力基彦さん
「自分たちが趣味で楽しむ用に撮影はOKだとするルールが明確になったこと自体はいいことだと思う。ただ、ルールがいきなり明確化されて、厳しいルールになったように見えるので、しばらくは混乱が続きそうな印象がある」

その上で、今後、時代に合わせてルールを見直す必要もあると指摘しています。

「従来はプロ野球のテレビ放送が頻繁にされていたのでファンが増えてきたが、今の時代はSNSでもファンが増えていく構造になっている。どんなエンタメでも、ファンが感動して、その感動を周りに伝えると、その感動がまたファンを増やしていくという効果がある。どうすればファンが気持ちよく撮影も投稿もできて、逆に悪質なものを取り締まれるようになるかを今回のルールを運用しながらアップデートしていくことが重要だ」

ユーチューバー「気をつければいつもどおり撮影できる」
球場のファンがスタンドで盛り上がる様子や、グラウンドを撮影した動画をアップしているユーチューバーは、気をつけて撮影すれば新しいルールに対応できるとコメントを寄せてくれました。

ユーチューバー
「自分を撮影する分には後ろや周りに迷惑にならないよう気をつければ、いつもどおり撮影出来ると思います。もし顔が映っていたらモザイクをかけるなどの処置を施せば良いと考えます。動画を上げるのは試合後なので全く影響がないし、自撮りなので試合のグラウンドの様子は見えないため問題ないと考えています」

NPBが定めたSNS投稿の新たなルール。

取材に対してNPBの担当者は、ファンとコミュニケーションをとりながら、内容の見直しも考えていきたいとしています。

野球の権利を守りつつ、ファンが野球を楽しめる環境整備が求められています。

(ニュースメディア部 鈴木彩里)

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葛西優奈 金、葛西春香 銅:2025年2/27 世界選手権・ノルディック女子複合ノーマルヒル

2025-02-28 09:51:26 | スポーツ
ノルディックスキー複合女子で優勝した葛西優奈(中央)と3位に入った双子の妹、春香(右)=トロンヘイム(共同)



スキーノルディック複合 世界選手権 双子の葛西姉妹が金と銅 NHK 2025年2月28日 3時45分

ノルウェーで開かれているノルディックスキーの世界選手権は27日、複合女子の個人ノーマルヒルがマススタート方式で行われ、21歳の双子の姉妹の姉、葛西優奈選手が金メダル、妹の春香選手が銅メダルを獲得しました。

ノルウェーのトロンハイムで開かれているノルディックスキーの世界選手権は27日、複合女子の個人ノーマルヒルが前半、5キロのクロスカントリーをすべての選手が一斉にスタートするマススタート方式で争われました。

日本からは4人が出場し、このうち葛西優奈選手は前半のクロスカントリーで序盤から先頭集団でレースを展開しました。

終盤にはスパートをかけて、残り300メートルにはトップとおよそ5秒差の2位に上がりましたが、フィニッシュの直前でノルウェーの選手に抜かれて、トップと3秒あまりの差の3位につけました。

後半のジャンプはヒルサイズ102メートルのノーマルヒルで行われ「ふだんの自分らしいジャンプができれば」と臨んだ葛西優奈選手は、有利な向かい風の中で96メートル50のビッグジャンプを見せて合計ポイント121.0とし、逆転で金メダルを獲得しました。

世界選手権で日本の複合女子が金メダルを獲得するのは初めてです。

また、前回大会の複合ノーマルヒルで銅メダルを獲得した葛西春香選手は前半で8位につけました。

後半の得意のジャンプでは姉に迫る96メートルをマークし合計を115.6として順位を5つ上げ、2大会連続の銅メダルを獲得し、双子の姉妹がそろって表彰台に上がりました。

2人は今大会、日本勢初のメダル獲得です。

このほか日本勢は、17歳の高校生海沼優月選手が19位、23歳の畔上沙那選手が26位でした。

銀メダルは、前半トップに立っていた地元ノルウェーのベストボル・ハンセン選手で、後半のジャンプは94メートル50を飛び合計118.7でした。

葛西姉妹「2人でメダル」「うれしさ2倍」
双子の葛西姉妹のうち、金メダルを獲得した姉の葛西優奈選手は「2人で表彰台、うれしさ2倍、最高の1日だった。世界選手権は3回目でこれまでメダルを獲得できず悔しい思いをしていた。この大会に1年、2年かけて調整してきたので素直にうれしい。このジャンプ台は相性がいいジャンプ台なので自信もあったので、とにかく楽しんで飛ぼうと思っていた」と話しました。

また、2大会連続のメダルとなった妹の葛西春香選手は「前回大会に引き続き本当にうれしい。2人でメダルを取れてうれしい。前半はもう少しいい位置でいけたらよかったが、後半のジャンプは自信を持って飛ぶことができた」と話していました。



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日本ボクシング連盟は、加盟する国際競技団体を3年後のロサンゼルスオリンピックで、競技の実施を目指す新たな団体「ワールド・ボクシング」に一本化

2025-02-28 01:19:35 | スポーツ
日本ボクシング連盟 加盟国際競技団体を一本化 ロス五輪に向け NHK 2025年2月27日 21時17分

アマチュアボクシングを統括する日本ボクシング連盟は、加盟する国際競技団体を3年後のロサンゼルスオリンピックで、競技の実施を目指す新たな団体「ワールド・ボクシング」に一本化することを明らかにしました。

アマチュアボクシングを巡っては、IBA=国際ボクシング協会が、審判の不正疑惑や不透明な財政管理など組織運営の問題が相次ぎ、おととし、IOC=国際オリンピック委員会から国際競技団体としての承認を取り消されました。

一方、3年後のロサンゼルス大会で競技の実施を目指す新たな団体「ワールド・ボクシング」が設立され、26日、IOCから国際競技団体として暫定的に承認されました。

これを受けて、日本ボクシング連盟は27日、都内で会見し、去年から両方の団体に加盟している状況が続いていましたが、IBAから脱退して加盟する団体を「ワールド・ボクシング」に一本化することを明らかにしました。

IOCは、3年後のロサンゼルス大会でボクシングを実施するかどうかについて判断を保留していますが、実施された場合でも、すでに国際競技団体としての承認を取り消されたIBAに加盟している国や地域の選手は参加できないとする判断を示しています。

日本ボクシング連盟はオリンピックを最大の目標に据えて議論を重ね、26日の理事会で加盟団体を一本化することが全会一致で承認されたということで、仲間達也会長は「日本の立場を理解してもらうためにこの決断に至った。ボクシングが、これからも正しい競技としてあり続けられるよう頑張っていきたい」と話していました。

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