公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

オールスターオートレース回顧

2007-04-30 18:10:26 | 大レース回顧集

第26回オールスターオートレースは30日、快晴の川口オートレース場で優勝戦が行われた。

試走タイムは次の通り。

1 佐藤 裕二 3.32

2 有吉 辰也 3.32

3 池田 政和 3.31

4 浦田 信輔 3.33

5 荒尾   聡  3.34

6 田中   茂  3.30

7 金子 大輔 3.34

8 山田 真弘 3.34

スタートは田中が立ち遅れ。荒尾がまずは1周センターを「先マイ」し、続いて山田、 有吉、池田と続く展開となり、浦田は5番手あたり。

4周回で有吉が山田を交わし2番手浮上。浦田も徐々に追い上げてくるが、田中はまだ後方の位置。

6周回目に入り、有吉が荒尾を差して先頭に立つ。浦田も差なく3番手へ完全に浮上。

その後は有吉、荒尾、浦田、さらに漸く4番手まで浮上してきた田中という順。しかし実質の優勝争いは前の3人の様相。そして最終周回1センターで逆転劇が起こる。

荒尾が有吉を再度抜き返し、さらに浦田も続く。有吉は3番手に後退し、さらに浦田が荒尾に迫るも荒尾がそのまま押し切ってSG悲願の初優勝。2着浦田、3着有吉と飯塚勢が上位独占。さらに飯塚勢はオールスター5連覇を達成した。

2002年の最優秀新人賞に輝いた荒尾。

スタート時の強烈な飛び出しを武器に、瞬く間にトップクラスへとのし上がり、SGでも日本選手権やスーパースターで3着を経験するなど、あと一歩のところまで来ていた。

今回は試走時計はメンバー中一番よくなく、そのため人気を落としていたが、スタートでは思い切って出て行けたし、おまけに有吉に一旦抜かれても全く動じず、浦田の出方を伺いながらも、有吉を再度抜き返すタイミングを図っていた。

浦田、田中が牽引する形となっている現在の飯塚勢ではあるが、ここに荒尾も加わることになった。ますます層が厚くなる一方の飯塚勢。その中において、思い切ったレース振りを常に身上としている荒尾が、今後もSGタイトル獲得を重ねていくことに期待したい。

浦田は試走で滑ってしまい、レースでも初手はそのあたりの影響が出ていた。ただ今回は荒尾の出来がすばらしく、2着でも上出来だったのではないか。

有吉は本当に惜しい一戦を獲り逃した。荒尾を捌いた時点で優勝は目前と思われたが、道中、荒尾と浦田を引き離せなかったことで次第に余裕がなくなり、その結果荒尾に痛恨の逆転を許した。

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上々の滑り出しだ

2007-04-30 15:50:10 | 競馬

ばんえい競馬

十勝毎日新聞より

http://www.tokachi.co.jp/kachi/0704/04_30.htm

27日に開幕した新生ばんえい競馬の「ばんえい十勝」は3日目29日の帯広競馬場の入場者数が3288人を記録、昨年度年間最多水準にまで達し、場内は従来のファンが戻り、さらに家族連れや若者グループ・アベックなどで埋まった。発売額も同日には1000万円を超える競走が2レースなど3日連続で予算をクリア、競馬業務受託のオッズパーク・ばんえい・マネジメント(OPBM)の藤井宏明社長は「入場者数・発売額ともに手応えがあった」と開幕ダッシュに成功した。

29日の発売額は、第1レース(新馬戦)が400万円台で始まると、500万円、600万円、と上昇、メーンの第11レースと最終レースは1000万円を突破。総計で予算比12.5%増の8970万6700円に。インターネットの「オッズパーク」でも約1000万円を維持。「中央競馬の天皇賞と重なっても全国のファンはばんえいを支えてくれた。これはいい流れだ。今後もイベントを企画して、この勢いを維持したい」(藤井社長)とする。


3000人を超す観客か。大入り満員といっても過言ではない。

この間NHKの昼のニュースを見ていたら、帯広競馬場の模様が紹介されていたが、スタンドの一部を緑色に塗り替えられていた。

ところで、ばんえい競馬って、去年のあの一件があったことがむしろ地元・帯広の人々も含め、多くの人に「受け入れられる」格好となったのではなかろうか。つい最近までは、

「ばんばに嵌ったら、競馬はつまらない」

といったコアなファン層だけが支えていた。帯広、岩見沢、北見へ行ったときに訊いたときにいずれもそのような答えが返ってきた。

「でも、ばんばは「取れない」ねぇ・・・」

これからはもちろん、そういったファン層を維持しながら、新たに、「競馬」とは違ったばんばの魅力をPRしつつ、こうした盛況を維持していってもらいたいもの。

ところで、今年中にはどこかで帯広に行ってみたい・・・

ばんえい競馬情報局 


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大波乱の準決勝

2007-04-30 00:01:01 | オートレース

29日に行われたオールスターオートレース準決勝第10レース

レースは、1周2センターで先頭に立った6・永井大介がそのまま押し切って1着。2着には久々に5・片平巧が往時の走りを彷彿とさせる切れ味を見せ入った。ところが。

こともあろうに2人とも反則妨害失格とは・・・

http://www.autorace.or.jp/netstadium/ns/Ondemand/asx/?d=20070429&p=2&r=10

永井は1周目3角で有吉の行く手を遮り、片平は2周目の1角で1・有吉辰也を持ち上げたことで反則を取られた(有吉は一時6番手まで後退)。

http://www.youtube.com/watch?v=uABHBvi2soA

それにしても片平は確か、5年前のスーパースター以後SG優勝戦の大舞台に立つ機会はなかったように思い、久々にSG優勝戦で片平が登場し、「同型」の田中茂と果たしてどんな捌き争いを見せるのか注目していたというのに残念な結果に終わった。

さて、このレースは3着入線の金子大輔が1着、4着入線の有吉辰也が2着となった。金子は同期としてはSG初優出。有吉は片平に入られたときには絶体絶命の位置にまで下がってしまい、一時は完全に圏外に去ったと思った矢先の優出。

果たして、タナボタ優出となった2人は、優勝戦でどんな走りを見せてくれるだろうか。

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クイーンエリザベス二世カップ回顧

2007-04-29 21:39:16 | 大レース回顧集

過去に、エイシンプレストンが連覇を果たしたりするなど、日本勢にとって相性のいいクイーンエリザベス二世カップに、先のドバイデューティフリーを制した1・アドマイヤムーン(賞月)が参戦。単勝は1.6倍と断然の1番人気。

2番人気はこれも先のドバイシーマクラシックを勝ち、一昨年の同レースの覇者である地元の雄、2・ヴェンジャンスオブレイン(爪皇凌雨)が続き4.4倍。3番人気はドバイへは行かず、このレースを目標に調整を進めてきた6・ヴィヴァピタカ(爆冷)で7.5倍。この3頭が上位人気を独占した。

レースは、8・サーアーネストが先頭。ヴェンジャンスが早くも3番手に入り、ヴィヴァピタカは内々を通って後方から3頭目ぐらい。そしてアドマイヤムーンは後方から2頭目。

3~4角でグーンと馬群が固まり、外からムーンも上がってきて直線へ。

直線に入り、内にいたヴィヴァがチェンジオブスペースを図り、外に馬を出すと、一気に伸びてあっという間に先頭へ。対してムーンも外から迫るも、ドバイのようなレースぶりとはいかず、ジリジリとしか伸びてこない。

先にヴィヴァに先頭に立たれてしまったヴェンジャンスも懸命に追ったが、ヴィヴァピタカが優勝。2着ヴェンジャンス。ムーンは3着に終わった。

3月に行われた香港ゴールドカップでは、最後はきわどく追い詰めてヴェンジャンスオブレインに迫ったヴィヴァピタカ。その後、ドバイ行きを回避し、ここ一本に照準を合わせてきた。

道中は内々を通り、直線に入って外に持ち出すというレースぶりも当たったし、直線の伸びもすごくよかった。まさに、地元香港の「秘密兵器」的な存在だったが、ついに国際G1レースを制した。

ヴェンジャンスオブレイン、アドマイヤムーンは少々お疲れ気味だったのか。ヴィヴァピタカの鋭い切れ味に屈したばかりか、特にムーンは展開的にはおあつらえ向きになりながらも、最後はジリジリとしか伸びてこなかった。


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春の天皇賞回顧

2007-04-29 21:10:18 | 大レース回顧集

第135回 春の天皇賞は29日、京都競馬場で行われた。

1番人気は8・アイポッパーで3.8倍、2番人気は6・メイショウサムソンで4.5倍、3番人気は15・デルタブルースで4.6倍、4番人気は12・トウカイトリックで9.2倍、5番人気は1・マツリダゴッホで9.6倍。

3・ユメノシルシが逃げ、マツリダゴッホが2~3番手。デルタブルースが4番手。さらにに10・トウショウナイト、トウカイトリック、16・エリモエクスパイアと続き、メイショウサムソンは中団。アイポッパーは後ろから3頭目で、14・ネヴァブションは最後方。縦長の状態のまま1周目のホームスタンド前を通過。

2周目の3~4角でデルタブルースが動きに出る。これにサムソンが呼応。一方、アイポッパーはまだ後方の位置で直線へ。

直線に入り、デルタがズルズルと後退。替わって馬場の中からサムソンが先頭に立とうとするが、内からトウカイトリック、外にはエリモエクスパイア、トウショウナイトも加わって激戦に。さらに漸くアイポッパーが直線半ばあたりからいい脚で伸びてくるも、残り50ではサムソン、エリモ、トウカイの争い。3頭のデッドヒートはわずかにサムソンがハナ差、エリモを抑え、さらにクビ差でトウカイトリック。そしてアイポッパーは4着が精一杯だった。

昨年の二冠馬・メイショウサムソン。

しかし昨秋は三冠を逃し、しかも古馬相手のJC、有馬記念でも上位圏内に入れず、このまま終わってしまうのかな、といった懸念もされた。

さらに瀬戸口勉調教師が2月一杯をもって勇退。高橋成忠厩舎に移籍したことも懸念材料とされた。

だが今月1日の大阪杯では、動きそのものは不本意ながらも、シャドウゲイトを力でねじ伏せ、本番へ向けてのいい足がかりを掴んだ。

今回は中団につけながらも、デルタブルースが先に動きをかけると石橋騎手が4角でゴーサインを出し、後続の追撃を常に警戒せねばならないという厳しい競馬を強いられながらも、最後はやはり二冠馬の意地が上回った。

天皇賞を勝ったことで、この馬はさらに今後よくなるだろうと思う。これからのレースも十分期待できる。

ところで、3月から管理することになった高橋成忠調教師は、これがG1初優勝。騎手時代は栗田勝から関西リーディングジョッキーの座を奪ったばかりか、福永洋一がリーディングの座に就くまで間、関西では常にナンバーワンのジョッキーであった同調教師は、騎手時代に2回(64・ヒカルポーラ、70・リキエイカン)、春の天皇賞を勝っているが、くしくも騎手時代に相性が良かったこのレースで見事調教師としてもG1を勝った。これも何かの因縁かも。

エリモエクスパイアは混戦になることを図ったかのような鞍上の騎乗ぶりが功を奏し、あわや大金星というところまで詰め寄ったが惜しくも2着。トウカイトリックもよく頑張っての3着だった。

対して、アイポッパーはペースが上がらないレース展開の中、勝負どころの3角でもまだ最後方グループの位置にいたのではまず勝てない。お終いは実にいい脚で伸びてきたというのに、もったいないレース。デルタブルースは掛かる癖がどうも直りきらないといったレースを今回もやってしまい、大敗した。 

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一審、勝訴

2007-04-28 08:44:05 | 競輪

日刊スポーツより

2002年に廃止された西宮競輪に施設を貸していた阪急電鉄が一方的に契約を解除されたとして、西宮市など兵庫県内の20市に計約16億円の損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は27日、一部を認め、計約5億8000万円の支払いを命じた。

一部認められたものとは阪急が96~99年にかけて設置した特別観覧席や大型映像施設で、完成してからわずか2年で廃棄処分せざるを得なくなったことについてのもの。

西宮競輪場跡地には、阪急百貨店やシネコンが入った大型商業施設が今年中にはオープンする予定だが、阪急電鉄そのものは西宮競輪場を潰す気はもちろん、当初はなかった。

当初は訴訟ではなく調停により解決を志した阪急電鉄だが、旧兵庫県市町競輪事務組合が応じないため、3年前に訴訟に踏み切り、昨日一審の判決が下された。

(追記)

日経新聞にもう少し詳しく掲載されていた。

事務組合が車券売上げの4%を賃借料率として支払う契約は1年ごとの更新であったが、2001年11月に翌年度以降の契約を更新しないとして2002年3月をもって契約終了となった。

その際、「満了3ヶ月前までに解約を通知すれば更新されない。」とする契約上の規定についての解釈が裁判では争点となった。

これについて滝華裁判長は、

「競輪場には相当の先行投資が必要であり、契約は長期間の継続が予定されていた。」

として、上記の設備投資については組合側が強く求めていた上で、

「双方が3ヶ月前の告知だけで解約できないことを認識していた。」

として、組合側の信義則違反を認定した。

西宮スタジアムはプロ野球撤退後は7割が競輪による収入であり、阪急電鉄は1996年以降の総額約16億2000万円の投資相当額などを損害として請求したが、

「組合の経営悪化を当然予測できたうえ、投資は阪急側の経営判断によるところが大きい。」

として、過失相殺の上、認定した損害額約15億円のうち、約35%を賠償の範囲とした。

しかしながら、今回の一審判決では、公営ギャンブル撤退の際における賠償責任を負うとした司法判断が下されたことには相違なく、今後に波紋を呼びそうである。

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女子初の1500勝

2007-04-27 09:11:02 | 競艇

26日行われた丸亀競艇・W準優シリーズ 春の陣、第12レースのスマイル選抜で、山川美由紀通算1500勝を達成した。

http://210.148.108.173/bb_top/new_bb/txt/15/rep/rep2007042612.asx

1コースから出た山川だが、1周1マークで流れ、2・谷川、3・垣内に差し込まれたが、2マークで差しを決めそのまま押し切り、女子選手初の快挙を成し遂げた。

山川は1996年の第9回(戸田)、2001年の第14回(多摩川)の女子王座決定戦を制覇しているが、特筆すべきは1999年の第42回四国地区選手権(鳴門)。

準優勝戦3着ながらも、待機行動違反選手が出たこともあって繰り上がって優出。優勝戦では6コース回りながらも、最内をズブリと差してそのまま押し切り、1957年の住之江1周年記念を優勝した杉本明子以来、女子選手として42年ぶりにG1開催での優勝を果たした。

今でこそ、女子王座決定戦はG1開催となったが、当時はG2どまりであり、つまり、G1以上の開催は男子混合開催しかなかった。というわけで、山川の当時の優勝にはビックリさせられたもの。またSGでも準優勝戦に駒を進めた経験を持っている。

今や男子とG1以上の開催においても肩を並べて戦える女子選手がちらほらと出てきているが、鵜飼菜穂子とともに、その先鞭をつけたのが山川だといっても過言ではあるまい。

これからも、女子選手のリーダー格として頑張ってもらいたいもの。


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「ばんえい十勝」スタート

2007-04-26 21:55:22 | 競馬

いよいよ、新生・ばんえい競馬が27日よりスタート。

http://www.keiba.go.jp/topics/2007/0426_1.html

ばんえい競馬のオフィシャルのロゴも、このように変わった。

ばんえい競馬

また、重賞競走も昨年度より5つ増え、25レース。内BG1レースは6レースだが、全て12月以降の開催となっている。

http://www.banei-keiba.or.jp/kaisai/19kaisai/19jyuusyou-toku.htm

そして、ばんえい競馬の展望、みどころはおなじみのこちら。

ばんえい競馬情報局

そして、ばんえい競馬といえば、こちらも欠かせません。

http://ch12066.kitaguni.tv/

初日のメインレースは日本レーシングサービス賞

10歳馬ながらもただいま6連勝中のタカラボーイ登場。

新生・ばんえい競馬、去年までとは、一味も二味も違うかな。 


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大量落車WEEKLY Vol.57

2007-04-26 01:03:47 | 競輪

●4月24日

熊本9レース

1名失格、2名落車、1名車体故障。

http://www.cyclemovie.net/publichtml/SITEFILE/kakodoga/KO/A1/9r.wmv

●4月25日

びわこ4レース

3名落車(内1名失格)、1名車体故障。

mms://biwako.hyper-nets.com/biwako_digest/07042504.wmv

小松島2レース

1名失格、3名落車。

http://www.shikoku-keirin.jp/liveset_komatsushima/replay.php?day=3&race=02

高松8レース

5名落車(内1名失格)。

http://www.shikoku-keirin.jp/liveset_takamatsu/replay.php?day=3&race=08

ふるさとダービー観音寺では周回中における誘導のペースが相対的に速くなり、その結果、タテ勝負が鉄則のようなレース展開が多かったせいか、大量落車はなかった。

ということは、大量落車を誘発しやすいのは、誘導のペースが上がらないレース展開にも一端があるということがいえるのかも。

さて、びわこのやつだが、9の番手を回っていた1が別に他選手に絡まれたわけでもないのに自分から落っこちて後続を巻き込み。

こんなことをやっていると、本当に1は「八百長したんじゃないか?」と疑われかねない。

高松のやつもいささか不可解なものだし、どうも「皆さんが思ってらっしゃる」、

「競り合いの末、相互接触による大量落車」

とは「程遠い」内容のものが最近の大量落車では特に目立っている。

もつれ落車とか、はたまた自爆落車が果たして許されるものなのか・・・


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競輪アンケート

2007-04-25 10:23:46 | 競輪

先日、競輪が行ったアンケートについての結果が出ていた。

1.投票方式について

http://keirin.jp/pc/dfw/portal/guest/campaign/questionnaire/images/pdf/kouban1.pdf

まず、7賭式のうち、減らしたほうがいいと答えた割合が56%もあった。

3連単のレース限定発売についてはもともと買わないという割合が26%あるが、3連単のないレースは買わない・競輪場へ行く回数が減るをあわせると39%にも及ぶ。

単勝・複勝については、買わない42%、買う38%。

重賞式については買う41%、買わない32%だった。

2.KEIRIN.JPについて

http://keirin.jp/pc/dfw/portal/guest/campaign/questionnaire/images/pdf/kouban2.pdf

KEIRIN.JPについて、満足が66%。

インターネットライブ(各競輪場のもの)をみたことがない割合は9%しかない。また、どこの競輪場のを見たか、という問いに対しては、岸和田が668名でダントツ。2位は小倉(115名)。3桁を超えたのはこの2場。

KEIRIN.JPではG2以上のレースについては過去のレース映像を提供しているが、車券推理に役立てている(42%)、グレードの高いレースを選んでみている(30%)を含めると、7割を超える割合があった。

在宅投票の発売時間については、前日から発売42%、午前8時頃から発売24%を含めると、7割が今よりも早い時間帯での発売を希望している。

インターネット投票の前日発売が実施された場合、68%が「買う」と回答。

3.制度・競技規則等

http://keirin.jp/pc/dfw/portal/guest/campaign/questionnaire/images/pdf/kouban3.pdf

G1の開催時期については、現状のままが58%と半数以上。

有力選手の欠場については70%が不満。

国際競輪については毎年楽しみに購入しているは17%に過ぎないが、興味はあるがあまり買わないが45%あった。

世界トップクラスの外国人選手がS級のレースで走ったらどうか、という問いについては、 強ければ見てみたいが42%ある反面、ラインができないのでわかりにくいが38%あった。

補充については73%がS・A級とも入れたほうがよい。

違反点を参考にしているか、については参考にしている48%、していない39%とほぼ両極。

競走全体のスピードアップについては、否定派が57%。

国内で世界選手権やW杯が行われた場合は観戦したいかの問いについては、69%がしたいと回答。

4.広報

http://keirin.jp/pc/dfw/portal/guest/campaign/questionnaire/images/pdf/kouban4.pdf

競輪のPRについて効果的なのは、アスリートとしての競輪選手30%、レースの激しさ21%、車券を推理する面白さ20%という順だった。

競輪のイメージアップについて必要なのは、58.9%がTV実況中継と回答。

このデータを見ると、競輪の現在の問題点を的確に表している様相が伺え、意義のある内容だったように思う。

特に不評が伝えられる国際競輪ではあるが、興味を持っている割合は少なくないということが分かった。さらに、世界選やW杯に興味がある(日本開催の場合)と答えた人も多かった。

また、賭式を減らせ、という意見も多かったわけだが、要は2車単の削減が一番少なく、次は3連単。つまりこの2賭式以外についてはやめてもいいという意見が少なくなく、その中で筆頭はワイドと2枠複だった。 

テレビ実況中継をすることによるイメージアップの効果の割合が圧倒的に多かったということは、つまり、地上波中継が不可欠ということがいえる。

しかし一方で土日のスポット料はかなり高く、したがって休日でも比較的スポット料が安い、土日以外の祝日や平日に中継が限られてしまう現状をどうするべきかということを考えねばならないのかも。

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あっはっは!みてみい!

2007-04-25 05:16:16 | 競馬

で「おなじみ?」の笠松大黒社こと一岡浩司さん。

存続危機が囁かれている競馬フォーラムにおける狙い馬コーナーはビシビシと的中。とりわけ、14日行われたマイラーズカップのコンゴウリキシオーについては、マイルでも十分やれると「太鼓判」を押し、見事1着。ちなみに自身も馬券を買っていて、ボロ儲けしたそうだ。

コンゴウリキシオーだけではなく、スズカフェニックスやネヴァブション、ベッラレイアといった馬を推奨して、それらが重賞を勝っているし、この間の皐月賞も、サンツェッペリンとフサイチホウオーは押さえており、もうちょっとで当たるところだったとか。

ところで前回のフォーラムの記事だったか、

「今のファンは出走表がレース当日の3日前ぐらいに発表されることもあってか、タイムだけで判断して予想しているような気がするが、タイム云々だけでは馬券は取れん。馬場差の問題なんかも頭に入れておかないとなぁ・・・」

と述べていた箇所があった。

私も競馬はタイムだけではないと思う。要は展開の問題もあるし、また、着順は悪くても逆に最後伸びてきたとかいったケースだってある。実際にレースの中身を見ておかないことには、確かに馬券は取れないかも。

もっとも、レースを逐一見るというのは、我々にとってはほとんどムリ。となると、やはり、常にレースはもちろん、出走馬のことを常に見ている専門家の力にすがったほうが、競馬は予想がしやすいし、さらに当たる確率も高くなるかもしれない。競馬には専門紙やさらに予想屋の存在が不可欠というのは、理にかなっていることなのかも。

それにしてもまだフォーラムの連載が始まって5~6回ぐらいしかいってないのに、狙い馬がズバズバ的中とは恐るべし、大黒大師匠!

「あっはっは~!みてみい!!」

とはいっても最近の笠松では、弟子のなでしこちゃんに完敗するケースが目立っているそう。

前にも書いたが、先月笠松へ行ったときに思ったのだが、なでちゃんの予想の仕方が、去年と全く違っており、要はポイントを抑えた予想の仕方をしていたことが功を奏しているのかも。

となると、笠松「では」弟子が師匠よりも「当たる」という逆立ち現象が当たり前のようになるのかもしれない。

「ところで、なでしこの師匠は誰や!ワシやろ!」

「おい!こら!フォーラム立ち読みするな!買え!」

フォーラム買えって?買うかいな。

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4割ジョッキー

2007-04-25 04:48:38 | 競馬

安藤勝己騎手が現在、JRAリーディングのトップに立っているが、驚くべきことは現在、1・2着の入着率、つまり連対率が4割3分3厘であるということ。

しかも勝率がただいま、2割7分8厘という高さ(187戦52勝、2着29回)。

JRAで4割を超えたケースというのは、福永洋一が2回(1977年・0.417、1978年・0.425)、武豊が1回(2002年・0.435)のわずか3例しかない。

今、3連単、3連複といった馬券が登場して目立たなくなった感のある連対率だが、長らく連勝複式「まで」しかなかった時代においては、ファンが騎手に対する「信頼度数」として重視していたものだった。

「連勝複式」だと、勝たなくとも要は2着にまで入ってくれれば、その騎手を軸に買えることができるわけで、3割を超えれば超一流、4割を超えるとまさしく「神様」的な存在といえる。安藤も今年、「神様」の仲間入りを果たすかもしれない。

もっとも安藤は地方時代、通算でも勝率2割3分5厘、連対率4割5厘というハイアベレージを記録。データが残っている1998年~2002年を見ると、常に5割近い連対率をマークしていた。

しかしその安藤を凌ぐハイアベレージをマークしていたのが、元名古屋の坂本敏美で、年間7割近くを常時マーク。この坂本のあとを受けて安藤が東海地区では常にリーディングを張ることになるわけだから、「上には上がいた」ということになる。

さて今週日曜日は春の天皇賞が行われるが、安藤が阪神大賞典で騎乗していたドリームパスポートが残念ながら長期戦線離脱を余儀なくされたが、その阪神大賞典でドリームパスポートを破ったアイポッパーに騎乗することに。

武豊の香港出張により、「代打騎乗」となったわけだが、既に今年G1級2勝の安藤だけに、ひょっとするとまたまた勝ってしまうかもしれない。


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クイーンエリザベス二世カップ展望

2007-04-24 00:51:30 | 競馬

29日、シャティン競馬場でクイーンエリザベス二世カップが行われる。

ともにドバイ国際レースを勝ったアドマイヤムーンヴェンジャンスオブレインの一騎打ちが予想され、まさに「頂上決戦」となりそう。

アドマイヤムーンは今、馬が一番充実しており、競り合いになってもまず負けない様相。シャティンのコースについても昨年の香港カップで経験済みという点もあり、ここは本命視されても十分おかしくない。メンバー的なことを考えてもドバイデューティフリーよりもくみやすい相手であり、G1連勝の可能性は大。

一方、昨年の香港カップでは、2着のアドマイヤに大きく離されての3着だったヴェンジャンスオブレインだが、香港G1のゴールドカップ、そして強力メンバーが名を連ねたドバイシーマクラシックで見せた長い脚を使っての勝利を見るかぎり、こちらも今、馬が非常に充実している様相がうかがえる。

他には、香港ダービーを勝ったヴァイタルキング、香港ゴールドカップでヴェンジャンスオブレインをきわどく追い詰めたヴィヴァパタカの地元勢が虎視眈々と圏内を目指すものと思われるが、中心はアドマイヤとヴェンジャンスの2頭。

そしてアドマイヤにとって、もしここも勝てるようだったら、恐らく次は宝塚記念が予定されているとはいえ、例えば、8月に行われるインターナショナルSや9月の愛チャンピオンSでも十分勝負できそうだし、そして陣営に意思があるのなら、凱旋門賞への挑戦も十分視野に入れることができると思う。

とにかく、ヴェンジャンスオブレインはかなり強敵。果たして敵地にてその強敵を一蹴できるかどうか期待される。


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競艇名人戦回顧

2007-04-23 01:57:27 | 大レース回顧集

第8回競艇名人戦は22日、大村競艇場で優勝戦を迎えた。

6選手全員が過去に周年等のG1優勝の経験を持つという豪華版となった。

進入は、3・大嶋一也が素早い回りこみであっさりとインを奪い、以下、1・荘林幸輝、2・加藤峻二、4・山口博司、5・原田順一、6・小林昌敏の順。

スタートタイミングは大嶋が他を圧倒し楽々先マイ。1周1マーク時点では早くも2着争いに焦点が置かれた。

1周2マークまでは、荘林、加藤、小林の3者が並んでいたが、2マークで荘林が全速で他を抑え2番手をキープ。3番手争いは2周2マークまで小林と加藤が競っていたが、2周2マークで小林が加藤を内から差して決めた。

今回、名人戦初出場となった大嶋だが、その「若さ」ゆえ、大会前から優勝候補の筆頭に挙げられ、初日ドリーム戦で快勝した他、予選道中も安定した成績を誇っていた。

しかし、予選最終日の2本目に崩れ、予選ランクは5位。準優勝戦は2コース回りを強いられたが、差しのハンドルを決めて、予選1位の岡孝を沈め、優勝戦では素早い回り込みを見せ、STもほぼ申し分なく決めて圧勝した。

フライング禍がたたって一時はB2級にまで転落。現在もB1級の身であり、優勝戦メンバー中唯一人のB級選手であったが、今年は既に優勝も果たしており、今回の優勝を期に、A1級復帰を待ちたいところ。また、今の大嶋だったら十分それは可能だと思う。

コメント (2)
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ふるさとダービー観音寺回顧

2007-04-22 18:36:18 | 大レース回顧集

G2・ふるさとダービー観音寺は22日、雨の中、決勝が行われた。

3・小倉竜二が前を取ったが、すかさず9・新田康仁が前を奪いに行き、並びは、新田-5・兵藤一也、6・渡部哲男-小倉-8・加倉正義、2・加藤慎平-4・山田裕仁、1・山崎芳仁-7・飯嶋則之。

残りあと2周手前で山崎が上昇して、渡部の横に並んでまずは蓋をしに行く。すると、山崎の動きを見た新田が誘導員との車間を空け、ペースを落とす。

前が開いたところを山崎がすかさず入ってジャンを迎え、渡部が再度踏みなおして上昇しに行くも、山崎が突っ張ってそのまま逃げ、最終ホームでは、山崎-飯嶋、加藤-山田の順。

バックで加藤が捲りに出るも飯嶋の横で精一杯。加藤は飯嶋に飛ばされ後方へ下がった。一方、加藤が下がる際に丁度渡部が捲ってきたが、加藤が邪魔になってスピードに乗れず。

2センター付近で、山田が捲り追い込みをかけ、直線で一気に伸びてそのまま優勝のゴール。2着争いは中から加倉が伸びてくるも、わずかに山崎が粘って2着だった。

G2としては初の優勝となる山田。

久々にビッグレースでの優勝を果たしたわけだが、今シリーズは初日特選で山崎を捲りに行ったり、準決勝でも山崎を退けて勝つなどして、調子に乗れていた。

最近はマークする機会の競走が多くなり、今回も加藤につけたが、最後はやはり自力で決め、まだまだ力のあるところを見せつけた。

今回の決勝のような切れのある走りは全盛期とは違ってなかなか見せれる機会はそう多くないような気がするが、混戦時における一発はまだまだ警戒する必要があると思われ、今後にも繋がる優勝だったように思う。

山崎は4日間とも4.00のギアで挑んだが、今シリーズは完全に踏めていた印象。決勝でも雨の中の1周半の先行だったが、2着によく粘った。


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