記録は1974年からだから46年分だな
本当はTOP10を羅列したかったが根気が無かった(笑)
一応1位の種牡馬名と産駒勝利数&獲得賞金
その後ろは2位の種牡馬名、そして「その年の内国産種牡馬としてTOP10に入った馬」を取り上げたが、これが時代を表してて面白い
(*一部馬名は略称とした)
1974年と言えば武豊のご尊父 故武邦彦氏のキタノカチドキが無敗でさつき賞を勝ち、史上初の「単枠指定馬」となったダービーでは大外枠に入り、コーネルランサーとインターグッドの後塵を拝して3着に敗れた「話題の年」だったな
わたくすの馬券初期のころの話でござるよ(笑)
邦彦氏もキタノカチドキも大好きだった~☆彡
他に名牝イットーとかタニノチカラとの名勝負も観た
これ以前の数年間ではネヴァービートが何度かTOPを取ってたような気がするがヒンドスタンも1時代を築いた大種牡馬の一頭だった。
、それ以前のずーーっと昔には、今のような「内国産種牡馬全盛時代」もあったように記憶している(あてにはならんけどw)
パーソロンやテスコボーイは今で言うロードカナロア的な存在だった気がする
軽快さもあるが距離の融通も利いた万能種牡馬
その後11年間、彼の世界的大種牡馬ノーザンダンサー直子ノーザンテーストの時代が続くが、この馬こそ日本の競馬と社台グループの在り方を変えた歴史的種牡馬ではなかったかと今でも思っていますぞ
1974/テスコボーイ/73勝・71450万円 ネヴァービート 10位シンザン
1975/ネヴァービート/86勝・81684万円 テスコボーイ 20位シンザン
1976/パーソロン/90勝・82417万円 テスコボーイ 10位シンザン
1977/ネヴァービート/76勝・92371万円 テスコボーイ 12位シンザン
1978/テスコボーイ/73勝・95499万円 パーソロン 5位シンザン
1979/テスコボーイ/56勝・69956万円 パーソロン 7位シンザン
1980/テスコボーイ/66勝・68204万円 アローエクスプレス 2位アロー
1981/テスコボーイ/62勝・76285万円 アローエクスプレス 2位アロー
この頃1983年あたりまでは輸入種牡馬の時代で「内国産種牡馬」がトップ10に入ることはなかなか難しい時代だった
そんな中孤軍奮闘と言えるのがシンザンでありアローエクスプレスだったのが懐かしく思い出される
この時系列に挙げた種牡馬名と産駒勝利数、そして獲得賞金を比べると「社台の先見性と戦略の変化」みたいなものが何となく見えるようで面白い。
↓ この時代ゾーン辺りから少しずつ内国産種牡馬が複数顔を出すようになって来てた
なんにしてもどれも懐かしい名前ばかりw
1982/ノーザンテースト/81勝・99443万円 ファバージ 4位アロー
1983/ノーザンテースト/97勝141189万円 アローエクスプレス 2位アロー
1984/ノーザンテースト/91勝1244952万円 パーソロン 3位アロー 4位マルゼンスキー5位トウショウボーイ
1985/ノーザンテースト/96勝1445402万円 パーソロン 3位アロー4位マルゼンスキー5位 トウショウボーイ
1986/ノーザンテースト/92勝1517523万円 リイフォー 3位アロー4位トウショ ウボーイ6位マルゼンスキー
1987/ノーザンテースト/109勝155356万円 リイフォー 3位トウショウボーイ6位アローエクスプレス
1988/ノーザンテースト/101勝160343万円 ブレイヴェストローマン 3位マルゼンスキー4位トウショウボーイ
1989/ノーザンテースト/98勝159510万円 ミルジョージ 4位トウショウボーイ7位マルゼンスキー
1990/ノーザンテースト/130勝215012万円 トウショウボーイ 2位トウショウ6位マルゼンスキー
1991/ノーザンテースト/93勝209792万円 トウショウボーイ 2位トウショウ4位マルゼン6位アンバーシャダイ
1992/ノーザンテースト/68勝174642万円 リアルシャダイ 3位アンバーシャダイ5位トウショウ7位ニホンピロウィナー 9位サクラユタカオー10位シンボリルドルフ
このノーザンテーストに依って「種牡馬は金になる」?→否、生産牧場の大型化と質の向上=
種付け料+産駒の売却+自社グループ所有馬の獲得賞金+生産者としての各種収入他
ノーザンテーストの産駒獲得賞金額が初めて10億円を超えたころから「競馬産業は企業化できる」と見抜いて、その後の壮大な戦略を立てたんじゃなかろか?
第一、レースの賞金も徐々に増額され出したり➡末尾にてダービー賞金の推移と一覧を記載した
競走馬の取引額が一億円を超える現象が現れたりで(トウショウボーイ産駒ハギノカムイオーが初だったかな)
*日本初の「獲得賞金一億円・タケシバオー」や「当時4才表記の3才馬タニノムーティエ」が一億円を獲得したことが話題になったり
数年後にあの「ハイセイコー」登場で第一次競馬ブームが湧き起こったりなどで競馬ファンが劇的に増える現象が起きて「有馬記念」の馬券売上高が100億円を超えたり(1972年/「日本ダービー」は1976年)
自分の記憶と実際の動きには少しずれがあるようだが、とにかくノーザンテーストの成功が社台の吉田御大の「確信」を後押ししたのは間違い無いだろうと思う
(一頭の)種牡馬が成功すれば芋づる式に裾が広がり莫大な(企業)収益を生む➡その企業戦略の結実が今の吉田グループの勢力図だな
Nテースト➡SS→ディープ+キンカメ→?
この4頭の成功だけでも「ものすごい」結果を生み出したわなー(その裏には当然ものすごい努力と行動力があったのは間違いない)
☆その代わり、人気種牡馬は強制種付け作業による心身へのダメージが強く残るようになり「寿命を縮める弊害を生んだ」?
1993/リアルシャダイ79勝172135万円 トニービン 4位トウショウボーイ6位サクラユタカオー7位ビホンピロウィナー8位Sルドルフ
1994/トニービン/66勝178515万円 リアルシャダイ 5位Sユタカオー6位Sルドルフ7位トウショウボーイ
☆SS登場
1995/サンデーサイレンス/100勝250120万円 ノーザンテースト 6位Sユタカオー7位タマモクロス8位アンバーシャダイ9位ニホンピロウィナー10位サッカーボーイ
1996/サンデーサイレンス/111勝351574万円 ブライアンズタイム 5位ニホンピロウィナー7位サクラユタカオー9位アンバーS10位タマモクロス
1997/サンデーS/127勝361564万円 ブライアンズ 7位アンバーS
1998/サンデーS/157勝438821万円 トニービン 10位タマモクロス
1999/サンデーS/177勝523460万円 トニービン 6位サクラユタカオー
2000/サンデーS/238勝596765万円 トニービン 6位フジキセキ
2001/サンデーS/261勝665518万円 トニービン 5位フジキセキ9位サクラバクシンオー
2002/サンデーS/242勝645390万円 トニービン 5位フジキセキ6位Sバクシンオー9位ダンスインザダーク
2003/サンデーS/303勝833023万円 ブライアンズタイム 3位ダンスインザダーク5位Sバクシンオー7位フジキセキ
2004/サンデーS/328勝896008万円 ダンスインザダーク 2位ダンス4位フジキセキ5位Sバクシンオー9位バブルガムフェロー
2005/サンデーS/293勝922004万円 ブライアンズタイム 3位フジキセキ4位ダンスインザダーク5位Sバクシンオー7位スペシャルウィーク9位エルコンドルパサー
2006/サンデーS/228勝768684万円 フジキセキ 2位フジキセキ4位ダンス5位バクシンオー6位エルコン8位スペシャルウィーク
2007/サンデーS/97勝377764万円 アグネスタキオン 2位Aタキオン3位ダンス5位フジキセキ7位Sバクシンオー8位スペシャルW9位エルコン10位アドマイヤベガ
サンデーサイレンスは日本の競馬に革命を起こしたが、この種牡馬以降は産駒の勝利数が100勝を超えるのが当たり前になり獲得賞金額も20億30億50億と跳ね上がりついには92億円まで達した(クラブ馬主制度の発達によるところが大きいと思うが=賞金額の拡大もこれに伴った)
とにかくある種牡馬➡成功させる(勝利数と買う特賞金そしてG1勝利という名誉)➡需要が増える➡購入希望者が増える➡セリにより産駒の取引額が高騰➡生産者社台系の利益増大w
SS亡き後はSS系内国産種牡馬全盛期に入る
2008/アグネスタキオン129勝335073万円 フジキセキ 2位フジキセキ3位ダンス4位クロフネ5位Sバクシンオー9位マンハッタンカフェ10位グラスワンダー
2009/マンハッタンカフェ/117勝255682万円 タキオン 2位タキオン3位ダンス4位クリスエス5位クロフネ6位スペシャルウィーク7位フジキセキ8位キングカメハメハ9位バクシンオー10位ギムレット
*キンカメは「ミスプロ系」
2010/キンカメ179勝371809万円 フジキセキ 2位フジキセキ3位クリスエス4位クロフネ5位マンカフェ6位タキオン7位Sウィーク8位バクシンオー9位ネオユニ10位ジャンポケ
2011/キンカメ184勝414934万円 ディープインパクト 2位ディープインパクト3クリスエス4ステイゴールド5クロフネ6マンカフェ7ジャンポケ8タキオン9ネオユニ10フジキセキ
2012/ディープ/216勝503164万円 キンカメ. ステゴ.クリスエス.クロフネ.フジキセキ.ダイワメジャー.タキオン.ハーツ.マンカフェ
2013/ディープ/203勝546122万円 キンカメ 以下日本馬
2014/ディープ/232勝676270万円 キンカメ 以下日本馬
2015/ディープ/224勝690701万円 キンカメ 以下日本馬
2016/ディープ/230勝737053万円 キンカメ この年から外国産馬→9位ハービンジャー
2017/ディープ/251勝583915万円 キンカメ 6位ハービンジャー
2018/ディープ/265勝677704万円 キンカメ 5位ハービンジャー
2019/ディープ/257勝768176万円 ハーツクライ 8位ハービンジャー
2020/ディープ/257勝795291万円 ロードカナロア 10位ヘニーヒューズ
2021年はディープが10年連続リーディング確定だが来年はかなり危うい
なのでSSの13年連続は無理で、ノーザンテーストの11年連続に並ぶかどうかだな
先達のNテースト、その次のSSは日本の競馬に革命をもたらしたがDはそこまでの功績は無い。ただ才能あふれる天才馬を多く出したと思う
2022年以降、こういう時代を作る種牡馬がいつ現れるか・・・もし現れるとしたらガリレオ級のすごいのが出てくればいいんだがw
2021/ディープインパクト/213勝6810806万円 ロードカナロア 10位ヘニヒューズ
*2才リーディングサイアー/
ディープインパクト・エピファネイア・ドゥラメンテ・ロードカナロア・ドレフォン
*ファーストシーズンサイアー/
ドレフォン・シルバーステート・イスラボニータ・キタサンブラック・アメリカンペイトリオット
日本ダービー(東京優駿)の賞金推移と過去の勝ち馬
第88回 2021年シャフリヤール 賞金2億円
第87回 2020年コントレイル 賞金2億円
第86回 2019年 ロジャーバローズ 賞金2億円
第85回 2018年 ワグネリアン 賞金2億円
第84回 2017年 レイデオロ 賞金2億円
第83回 2016年 マカヒキ 賞金2億円
第82回 2015年 ドゥラメンテ 賞金2億円
第81回 2014年 ワンアンドオンリー 賞金2億円
第80回 2013年 キズナ 賞金2億円
第79回 2012年 ディープブリランテ 1億5,000万円
第78回 2011年 オルフェーヴル 1億5,000万円
第77回 2010年 エイシンフラッシュ 1億5,000万円
第76回 2009年 ロジユニヴァース 1億5,000万円
第75回 2008年 ディープスカイ 1億5,000万円
第74回 2007年 ウオッカ 1億5,000万円
第73回 2006年 メイショウサムソン 1億5,000万円
第72回 2005年 ディープインパクト 1億5,000万円
第71回 2004年 キングカメハメハ 1億5,000万円
第70回 2003年 ネオユニヴァース 1億5,000万円
第69回 2002年 タニノギムレット 1億5,000万円
第68回 2001年 ジャングルポケット 1億5,000万円
第67回 2000年 アグネスフライト 1億3,200万円
第66回 1999年 アドマイヤベガ 1億3,200万円
第65回 1998年 スペシャルウィーク 1億3,200万円
第64回 1997年 サニーブライアン 1億3,200万円
第63回 1996年 フサイチコンコルド 1億3,200万円
第62回 1995年 タヤスツヨシ 1億3,200万円
第61回 1994年 ナリタブライアン 1億3,000万円
第60回 1993年 ウイニングチケット 1億3,000万円
第59回 1992年 ミホノブルボン 1億3,000万円
第58回 1991年 トウカイテイオー 1億2,000万円
第57回 1990年 アイネスフウジン 1億1,000万円
第56回 1989年 ウィナーズサークル 1億300万円
第55回 1988年 サクラチヨノオー 9,500万円
第54回 1987年 メリーナイス 8,500万円
第53回 1986年 ダイナガリバー 8,000万円
第52回 1985年 シリウスシンボリ 7,800万円
第51回 1984年 シンボリルドルフ 7,500万円
第50回 1983年 ミスターシービー 7,200万円
第49回 1982年 バンブーアトラス 7,000万円
第48回 1981年 カツトップエース 6,500万円
第47回 1980年 オペックホース 6,000万円
第46回 1979年 カツラノハイセイコ 5,500万円
第45回 1978年 サクラショウリ 5,500万円
第44回 1977年 ラッキールーラ 5,200万円
第43回 1976年 クライムカイザー 5,000万円
第42回 1975年 カブラヤオー 4,600万円
第41回 1974年 コーネルランサー 4,000万円
第40回 1973年 タケホープ 3,600万円
第39回 1972年 ロングエース 3,300万円
第38回 1971年 ヒカルイマイ 2,800万円
第37回 1970年 タニノムーティエ 2,300万円
第36回 1969年 ダイシンボルガード 2,000万円
第35回 1968年 タニノハローモア 1,800万円
第34回 1967年 アサデンコウ 1,300万円
第33回 1966年 テイトオー 1,000万円
第32回 1965年 キーストン 1,000万円
第31回 1964年 シンザン 900万円
第30回 1963年 メイズイ 800万円
第29回 1962年 フエアーウイン 700万円
第28回 1961年 ハクシヨウ 700万円
第27回 1960年 コダマ 500万円
第26回 1959年 コマツヒカリ 300万円
第25回 1958年 ダイゴホマレ 200万円
第24回 1957年 ヒカルメイジ 200万円
第23回 1956年 ハクチカラ 200万円
第22回 1955年 オートキツ 200万円