一瞬、AIは逆転を示す。ええ~と思ったら、23手詰。
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かみのけ座 M53球状星団
画像①(QBPフィルターⅢ使用、VGA切り出し)
かみのけ座のメシエ天体は8つ。その6つめは球状星団M53。いつものようにショボイ画像だ。
はじめのころはこれで喜んでいたが、人の欲は限りなく、もっときちんと撮りたいと思う。精進あるのみ。
撮影後、資料を色々調べるとM53は結構立派な球状星団らしい。中西さんの本の写真は立派で美しい。
他に、M53を中心として、NGC5053、α星(連星)は左右対称とのこと。簡単に言い換えると、M53は三天体のつくる二等辺三角形の頂点になるということになる。画像③で探すが見当たらない。Astapで再処理して自動色補正でHighを選択し色強調処理(画像④)。あった散開星団と思ったら、なんと球状星団。NGC5053は、4000個ほどの星からなる珍しい球状星団らしい。発見当時は散開星団と考えられていたが、その後の研究で球状星団ということがわかったらしい。
この二等辺三角形、M53がきれいにとれたら、きれいな構図だろうなと考えていたら、『腕上げなさい。あなたにはMak127あるよ。球状星団もまだ下手ピーでしょ。ピント甘いよ。露出もオーバーよ。』とまた空耳が聞こえた。考えるのやめよう。存在確認とNGC5053のことが知れただけで十分。
なお、3つを入れるには、焦点距離500~800mmと中西さんの本に記述あり。
Mel 111もある。また、かみのけ座超銀河団は、最初に発見された宇宙の大規模構造(俗に言う泡構造)ということも知った。かみのけ座以外に興味尽きない。お見それしました。
画像②(Astapによるプレートソルブ、α,δ grid表示、ディープスカイ・アナテーション)
画像③(元画像から視野回転部分トリミング)
画像④(Astapで自動色補正(High)、関係部分トリミング)
参考資料
1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社
2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館
3)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒
4)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン
6)Quad BPフィルター III | 株式会社サイトロンジャパン
7)かみのけ座