四谷のしっぽ お散歩日和

あっちこっち街歩き、カフェめぐり、ガーデニング、
日々の出来事をつらつらと…
そんな感じのごった煮ブログ。

巣立ち行く今日の別れ

2009-09-02 22:30:00 | 四谷
例えて言えば・・・
狭いけれど楽しい我が家 home
おしくらまんじゅう押されて落ちるな?
そんな感じです。

近所のマンションでは、ただ今ツバメが子育て中。
ほぼ毎年やって来るツバメさんご一家。
おじさんの話では昨年、一昨年は来なかったらしい。
そうだったかな?  はて?

朝、仕事へ向かう時も、夕方帰ってくる時も、彼らを見上げ
「よかった、今日も元気 meromero2
毎日毎日確認。

やんちゃ坊主たちは黄色い口ばしを
くわぁ~ yellow7
っと開けながら、ちょこんと顔を出し下を覗き込んでいます。
チュピチュピと誰かを探しているような、
自分がここに居ることを知らせているような
消えそうな、か細い声で鳴きながら。

親ツバメは餌を運び、子ども達に分け与え、そしてまた餌を探しに飛び立ち、
ハツラツとしたその姿には 使命感kirakira2 にも似た何かが見え隠れ。

無償の愛情を注ぎ、子を守り、生きる術を教え、
自立させるための準備を


愛することに理由などない。
いつか自分の元を離れることを知りながら、
親ツバメは自分の全てを注ぎ込み、

親としての責任 をしっかりと果たしているのです。

やんちゃ坊主たちは日に日に成長し、気がつくとこんなに立派な姿に。



あんなに小さかったのに・・・
ちょっとへの字口、エッヘンと胸を張って凛々しいねぇ。hi くぅ~っ

子どもはいつまでも親を頼ってはいられません。
時がきたら、親の元から巣立たなくては。
中には
「俺、巣立ちたくねぇし・・・」
なんていう親離れできないニートツバメもいるのかしら。
親ツバメは
「こらっ!!巣立ちなさい parnose7
とお尻をたたくのかな。

これからどんな試練が待ち構えているのか。
でも誰も手は貸せません。
自分の身は自分で守らねば。

でも・・・
困ってどうしようもなくなったら、渋谷辺りでフラフラしないで
我が家のドアをたたいておくれ。
君たちは私と同じ四谷っ子なのだから。
力になるぞ peacenose7

彼らはいつも急に姿を消します。
弧を描き、無邪気に飛び回る彼らを見ていると、
とうとうその時が来たのかな・・・なんか複雑。

何だろうこの気持ち・・・
成長し巣立っていく嬉しさと、
いつもそこにいた誰かが、もうすぐいなくなる寂しさ

出逢いの数、それと同じだけの さようならhorori
毎年のことじゃないか・・・
そう自分に言い聞かせたらため息が出てしまったので、
わざと腕を大きく振って歩いてみました。

やんちゃ坊主たちの 巣立ち はもうすぐのようです。

また来年、新しい家族がここにやって来て、piyopiyopiyo
親となったツバメは自分が受けた愛情を子に注ぎ、
子どもはまた巣立っていきます。

愛情は受け継がれ、世代交代を繰り返し 

時は流れ、歴史となって・・・ clock

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする