これ何だかわかりますか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/63/38973881d047016427227a9c6d43d8e8.jpg)
アスパラガスではありません。
この花を見ると、私はなぜかごんぎつねの冥福を祈ってしまいます。
あのお話の背景には、いつもこの花が咲いていました。
ごんぎつね・・・コンコン
ルゥ~ルルルル![nose8](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/nose8.png)
小学生の頃、国語の教科書にのっていたあのお話。![note](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/note.png)
![pencilset](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/pencilset.png)
【ごんぎつねのお話はこちらをクリックしてご覧ください】
http://www2.saga-ed.jp/school/edq12801/hiranoHP/hirano-el/gongitune.html
ごんはひとりぼっちだから、人間はこわいということを誰も教えてくれなかったのかな。
子どもだから、無邪気で、世間知らずで、
子どもだから、一直線で、無防備で、
ただただ兵十に「ごめんなさい」が言いたくて、喜んで欲しくて。
自分がひとりぼっちだから、お母さんを亡くした兵十の気持ちもちゃんとわかっていて。
そんな気持ちとは裏腹にお互いすれ違い・・・
とかくこの世は誤解だらけ。
交わることは難しいのでしょうかねぇ。
子どもだった私は
「ごんがかわいそう・・・」
そこにばかり目が向いていたような気がします。
でも、先生はきっとこうきいたに違いありません。
「じゃあ、兵十はどんな気持ちだったのかな」って。
大人になった今読み返してみると、残された兵十の後悔が
痛いほど伝わってきます。
人間は匂いで記憶しているもの。
毎年、切ない秋の風が薫る度に、兵十はその日のことを思い出し、
自分の行動を責め、心がしめつけられ、やりきれなくて・・・
仕方のない状況だったとしても、
一生消えることのない記憶と後悔を抱えながら生きていくのかな。
それが一番悲しいこと。
子どもだったあの頃には感じ取れなかったこと。
その悲しみの傍らでいつも静かに揺れていたこの花。![item1](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/item1.png)
もうおわかりですよね。
正解は彼岸花。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/1f/5fe7e358629c594300661471c62697ee.jpg)
花言葉は
「情熱・悲しい思い出・独立・再会・あきらめ」
色も形もこんなに奇抜で個性的なのに、
どこか寂しさが漂う哀愁花。
ほんとうに不思議な花です。
四谷中学校は今、彼岸花で埋め尽くされています。![kirakira2](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/kirakira2.png)
この場所を通る時、私はお話の世界に迷い込むような錯覚に陥ります。
鼻をクンクンさせたごんが、花の間からひょっこり顔を出すような、![animal6](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/animal6.png)
幼かったあの頃に感じていた、やわい秋風の懐かしい匂いの中にいるような。
赤紅のこの花が私を小学生の頃に戻してくれるような、![clock](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/clock.png)
ごんのように無邪気で、世間知らずで、一直線で、無防備だったあの頃に。
夏が過ぎ、初秋の風がやさしくほほを撫でる頃、
私はこのお話を思い出します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/63/38973881d047016427227a9c6d43d8e8.jpg)
アスパラガスではありません。
この花を見ると、私はなぜかごんぎつねの冥福を祈ってしまいます。
あのお話の背景には、いつもこの花が咲いていました。
ごんぎつね・・・コンコン
![animal6](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/animal6.png)
![nose8](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/nose8.png)
小学生の頃、国語の教科書にのっていたあのお話。
![note](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/note.png)
![pencilset](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/pencilset.png)
【ごんぎつねのお話はこちらをクリックしてご覧ください】
http://www2.saga-ed.jp/school/edq12801/hiranoHP/hirano-el/gongitune.html
ごんはひとりぼっちだから、人間はこわいということを誰も教えてくれなかったのかな。
子どもだから、無邪気で、世間知らずで、
子どもだから、一直線で、無防備で、
ただただ兵十に「ごめんなさい」が言いたくて、喜んで欲しくて。
自分がひとりぼっちだから、お母さんを亡くした兵十の気持ちもちゃんとわかっていて。
そんな気持ちとは裏腹にお互いすれ違い・・・
とかくこの世は誤解だらけ。
交わることは難しいのでしょうかねぇ。
子どもだった私は
「ごんがかわいそう・・・」
そこにばかり目が向いていたような気がします。
でも、先生はきっとこうきいたに違いありません。
「じゃあ、兵十はどんな気持ちだったのかな」って。
大人になった今読み返してみると、残された兵十の後悔が
痛いほど伝わってきます。
人間は匂いで記憶しているもの。
毎年、切ない秋の風が薫る度に、兵十はその日のことを思い出し、
自分の行動を責め、心がしめつけられ、やりきれなくて・・・
仕方のない状況だったとしても、
一生消えることのない記憶と後悔を抱えながら生きていくのかな。
それが一番悲しいこと。
子どもだったあの頃には感じ取れなかったこと。
その悲しみの傍らでいつも静かに揺れていたこの花。
![item1](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/item1.png)
もうおわかりですよね。
正解は彼岸花。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/1f/5fe7e358629c594300661471c62697ee.jpg)
花言葉は
「情熱・悲しい思い出・独立・再会・あきらめ」
色も形もこんなに奇抜で個性的なのに、
どこか寂しさが漂う哀愁花。
ほんとうに不思議な花です。
四谷中学校は今、彼岸花で埋め尽くされています。
![kirakira2](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/kirakira2.png)
この場所を通る時、私はお話の世界に迷い込むような錯覚に陥ります。
鼻をクンクンさせたごんが、花の間からひょっこり顔を出すような、
![animal6](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/animal6.png)
幼かったあの頃に感じていた、やわい秋風の懐かしい匂いの中にいるような。
赤紅のこの花が私を小学生の頃に戻してくれるような、
![clock](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/clock.png)
ごんのように無邪気で、世間知らずで、一直線で、無防備だったあの頃に。
夏が過ぎ、初秋の風がやさしくほほを撫でる頃、
私はこのお話を思い出します。