大掃除も終わり、無事一年が終わることにほっとしています。
少しずつ日常に戻ってきましたが、コロナ禍で相変わらずソロ活の一年でした。
今年はお芝居をいっぱい観に行こうと決めて劇場に足を運びました。
コロナで一部の公演が中止になる作品もあったようですが
チケットを取った作品すべて観ることができました。
それが当たり前ではなくなってしまったこのご時世、
毎回素晴らしい時間を持てたことに感謝しています。
お芝居を観に行くとどんな演出になっているのかがとても楽しみ。
暗転をなくしスムーズに場面転換をするため
セットがどう動いて次のシーンにつながっていくのか、
観客を飽きさせない計算された演出に
「そういう方法があったのか!」
と毎回驚かされます。
大きな劇場では手の込んだイリュージョン的な仕掛けができますが
小さな劇場では限界があります。
でも、狭い空間だからこそ、より衝撃的に伝えられるものがあります。
こんなお芝居がありました。
舞台の上に盆(廻り舞台)が置かれ、その上でお芝居が進んでいきます。
やがて家庭内で大事件が起こると盆が静かに左右に揺れ始めます。
予想外の大事件、緊迫した状況に人の心も空間も揺れている、
小さな演出ですが家族の動揺をとてもよく表現していました。
何かを伝える手段は文字、言葉だけではないのだと
舞台演出はおしえてくれます。
そのメッセージを受け取る感性を磨きたいと思います。
制限された生活でも素晴らしい作品に出会え、
キラキラした気持ちを与えてもらいました。
相変わらず感染者は増えていますが、
感染対策をして来年も楽しみたいと思っています。
本年もこのブログに遊びに来ていただきましてありがとうございました。
2023年、世界中が平和を取り戻し
穏やかな一年になりますことを願っています。
来年もよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。