今朝、朝食支援にて現場にはいりました。
朝食終了後、あるばあ様が廊下の突き当たりの窓からしばらく外を眺めていた。
遠くから見守っていたが、背中になんとなく「寂しさ」というものが感じたので、隣までいき何も言わず一緒に外を眺めてみた。
しばらくして、こう話しかけてきた・・・・
「かあちゃんが家で待っている・・・子供らもまだ小さい・・・雪が解けたから帰りたい・・・」
年齢91歳
その後話を色々やり取りしていると、どうやら年齢が40代のようだ。
入居してきた時の表情と言葉の出し方が違うことはすぐに感じ取れた。
そこからの話のやり取りは・・・春になった事や、カラスがゴミを加えている・・・今日は車の通りが少ない・・・今電車が通った家の前にも電車が通る・・・あれは雪かい?なんだホタテのからなんだ・・・・あそこの青い屋根には誰かいる・・あんた何処から来たの?・・・・ずっとここにいるの?・・・わたしと同じだ・・・あんた何処から来たの?・・・・あそこにも何かいるけれど動かない・・・・あんた何処から来たの?室蘭かい~・・・・
その後も色々と話をして一度トイレに言ってくると伝えその場所を離れた。
入居して約10ヶ月・・・・・好きなことはお風呂・・・・最近誰かと会話している姿を見ていない・・・・脳とこころに何かが起こり始めていると感じている。
実年齢と今の年齢・・・・・・差が約50年・・・・僕の生まれるまえだ・・・・
今見える景色に・・・・何か違和感があるのだろう・・・・「なんでここにいるのかな・・・」その言葉の奥底の意味を・・・・・
僕ら専門職は・・・理解し共感し見つめあわなければならなと思う。
いまも・・・・これからも・・・・