陽のあたる介護・・・そして約束の場所へ

誰かの為に何かの為に生きる事が本当の幸せなのかもと感じる今日この頃・・・やはりいつも誰かの笑顔を見続けたいからだと・・・

親と愛犬との介護日誌

2018-03-16 18:13:34 | 日記

親父の介護認定が決まりいよいよ在宅医療へと切り替わる準備段階・・・

先日、母親との病院の帰りの買い物・・・・色々なものを購入し自宅へ戻ったその夜・・・

母親から「あんたの車にトイレットペーパーとか刺身入った袋ないかい??」と。

僕の頭の中も????がついて車のトランクを開けましたが、何もなし・・・・。

2人してあの時の状況を思い出していましたが・・・間違いなくかごに入れた記憶がある・・・レジで買った記憶はある・・・袋に詰めた記憶もある・・・・

ここから先が車に積んだ記憶がない(笑)

レシートを見たら買っていてお金も払っていた・・・

間違いなく2人して買ったもの持ってくるのを忘れてしまってたようだ(笑)

きっと・・・・・2人して花屋に立ち止まったときだと思った

2人してこの花が綺麗だとかなんとかでしばらく話してたからな~~~~~(笑)

 

 


台湾のおじさん

2018-03-14 06:51:49 | 日記

先日、札幌へ研修に行った時のお話しです

会場に場所がわからず誰かに道を尋ねようと・・(僕はよく人に道を聞きます(笑))

多分ここだろうと建物に入ったのですが・・・看板をみても会場となる13階という文字がない・・・

椅子に座っていた、年齢60歳くらいの男性に声をかけたら・・・片言の日本語で話すとどうやら台湾から旅行に来てた人みたいでした。

けれど「住所どこ?」と聞かれ申込用紙に書かれた用紙を見せると・・・「ここ、ここ」と指差してエレベーターへの場所を教えてくださった。

日本人が・・・日本で・・・台湾の方に・・・道を尋ね・・・道を教えてもらう・・・・

以前から台湾の方は親日とは聞いていましたが・・・・本当にその優しさに・・・助けられました。

一期一会・・・・・・本当にありがとう


道しるべ

2018-03-12 17:46:56 | 日記

何か事を起こそうとする時・・・・・そこに「ためらい」があると躊躇し心にブレーキをかけてしまう。

「恥ずかしさ」からなのか・・・・「不安」からなのか・・・・「勇気」なのか・・・・・人それぞれだから何かはわからないが、その瞬間の感情が何かしら身体や脳に電波を送り次の言動へと変化する。

その変化が形に現れ眼に映る光景で、さらにまた新たな感情が生まれてくる。

その感情や言動をあとから「後悔」する人もいれば・・・・・「満足」する人も・・・・・

そうやってみな生きている・・・・

まだ見えない未来に不安があるのは自然なこと・・・・・けれど・・・ためらってばかりじゃ前に進まない。

次の一歩の重さは僕にもわかる・・・・・やっぱり見えない未来は怖いもの・・・

その時は・・・自分の周りを良く見てごらん。

必ず道しるべになる存在が近くにいる事に気づくから・・・・

必ず道しるべになる存在が見守ってくれているから・・・・・

それは・・・あなたの存在が・・・・自然に縁を繋いだだけだから・・・・・

それは・・・ごく自然な・・・・流れだから・・・・

 

・・・・縁があって出会えたあなたへ・・・・・

 


若年性認知症

2018-03-12 12:01:44 | 日記

日々の気温も少しずつ上昇し、春がすぐそばまで来ているんだなと感じる今日この頃・・・・・

昨日、札幌で開催されました「若年性認知症」に関する講義に参加させて頂きました。

その中で、実際ご主人が若年性認知症と診断され今も支え続けている奥様がお話を聞かせてくださったんです。

「これが現実」・・・・・・・そう感じました。

高齢者介護・・・・・とはまた違う若年性認知症という支援・・・・・。

本人・・・・ご家族・・・それを取り巻く環境・・・・病状からくるあらゆる言動や思考・・・・・・

僕自身も3名ではありますが、若年性アルツハイマーの方々を支援させていただいた時期があります。

日々・・・状況が変化・・・というよりか・・・分刻みでの言動と思考の現実に・・・「自分は無力だ・・・」と燃え尽き症候群になった時期もありました。

けれど今思えば・・・・・その方々から学んだ事柄が・・・・命をかけて見せてくれた姿が・・・・僕の介護の始まりだったんです。

だからこの方が実践で教えてくれたんです・・・介護というリアルな現状を・・・・・。

僕がこの仕事を始めて・・・最初は何もわからないまま「この人と一緒にいて」という方が若年性だったんです。

約2年近く・・・仕事での業務の7割から8割はその方とほぼ一緒に過ごしたり対応したりの毎日・・・・・。

あまりにも心配で休みの日もきたこともしばしば・・・・しかし・・・あの時は知識も技術も人としても未熟な僕でしたので・・・・その方にとって何が一番良いか・・・・なんて考えてる余裕はありませんでした。

あれから約10年・・・・・・もう迷いはありません。

施設で「若年性認知症」という病名が付いている「1人の人」を・・・・・支援させてもらう・・・少しずつ少しずつまき続けてきた種というものを・・・・・・・縁がありここでお会いできる方々に・・・・笑顔と言う花を咲かせ続けたい。

 


東日本大震災

2018-03-10 13:05:38 | 日記

明日は忘れもしない「東日本大震災」・・・・。

僕が生きてきた中で一番記憶に残っている自然災害・・・。

まだ傷跡が残る東北の地と被災にあわれた方々のこころの傷跡・・・・・・・・。

僕の尊敬するシンガーソングライターのライブ映像の中に出てきた詩です・・・・心に響きます

 

広島の原爆跡と東日本大震災はよく似ている

100年は草木も育たないだろうと言われた広島

今では七つの川にその街並みを優しく映している

子供の頃・・・親に連れられて月に1度の買い物に出かけると

街には被爆の傷跡がまだ残っていたと記憶する

しかし、時とともに待ちは再生し洗練されていった

そう再生したのか?

それは人の手によって成されたのだ

少しずつ少しずつ根気よく時間をかけて再生されたのだ

名もなきヒーロー・・・・・ヒロインの手によって・・・・・・

 


映画から学ぶ

2018-03-10 10:48:25 | 日記

昨日の夕方は久しぶりに2本の映画を立て続けてみた。

僕はよく映画から学ぶことも多いです。

この2本はまるっきり正反対なもので、二つの映画をそれぞれ楽しんだ。僕は映画の内容にはとやかく「あーだこーだ」とはいわないタイプで、それぞれをそれぞれに楽しむ。

駄作な映画はないと思うし、期待はずれもない。

昨日の夕方に見た2本の映画・・・・内容は正反対なのに心に残ったものは・・・何故か同じ感情。

「自分の姿をこころの中も含めて振り返ろう」・・・・・そう学んだ4時間22分・・・・・。

 


介護体験談

2018-03-08 10:42:23 | 日記

昨日、今日・明日・明後日と早番業務です。

今日の話なんですが、1階の朝食支援(7名)の業務につきまして、ちなみに昨日は2階の朝食業務でした。

以前支援していたときとは、さほど変化がなかったのでまだ体が覚えていたようです。

僕は室蘭から通っているので、だいたい朝5時には家を出てきます。もちろん朝食は食べません。

じつは朝早く僕が出勤していると、ある入居者の女性・・まだ60代です。かなり自立されている方なので自分でパンをトースターで焼いて食べたりコーヒーをおとして飲まれたりと・・・たまに差し入れを持ってきてくれたりも。

今朝・・・6時過ぎ僕の姿を見たときに「施設長~パン焼くけど食べるかい?」と声をかけてくれて。

「いいのかい?じゃあお言葉に甘えようかな~」なんて会話して・・・それからしばらくしてまた僕のところに来て

「ソーセージの上にチーズをのせたやつとベーコンの上にチーズをのせたやつどっちがいい?」って。

心の声としては・・・「そこまで作ってたの???」と思いながら・・・「二つとも捨てがたいな~」ってつぶやき・・・

その瞬間、相手の表情が満面の笑みにかわり「わかったわかったよ」と言いながら部屋に戻られて。

それから朝食の配膳をし他の方も席について朝食を食べ始めましたがなかなか本人は現れず・・・・・

しばらくして・・・家庭用配膳車に自分の朝食用のパンとコーヒーセット・・・もうひとつ僕がさきほど話した二種類のパンとコーヒーがある。

「はいどうぞ」とみんなのテーブルと同じ席に並べてくれて・・・そこにヨーグルトもあり・・・

久しぶりに昔働いていたグループホームを思い出しました。あの頃は一緒に食べているのが当たり前と業務として行っていましたが、やっぱりこの雰囲気はいいと率直に感じた。

周りが出来ないと思って支援していたことは、やはり雰囲気や環境や声かけで出来ることが多いと感じる。

近い距離だから見える相手の行動や、その仕草も一緒に食べることで知る部分も多くある。

僕の原点はグループホーム・・・・・・・そこから学んだいくつもの経験はやはり大きくいま間違いなく進化に変わっている・・・・・

 


独り言

2018-03-07 07:03:22 | 日記

誰でも色々なことと戦っている・・・・

物事によって「勝つ」「負ける」といった勝敗をつけられる場合もある。

僕は生きてきた中で沢山「負けた」こともあるが「勝つ」こともあった。若い頃は「勝つ」=「喜び」 「負け」=「悔しさや哀しみ」

こころの二者選択ではないが、やはり「勝つ」という方がなんだが響きもいい。

けれどここ数年は、この感情が変化している。

勝って得たものより・・・・・「負け」て得たもののほうが大きく自分を変えてくれたからである・・・最近は「勝ち負け」にほとんどこだわらなくもなった。

そんな感じて生きていると、ある意味悲劇が起こると「自分の何かが変わるとき」 

なんだか「最近ついているな」と感じたときは、ある意味こころに問いかけてみたり自分を見つめなおしてみたり。

上手くいっている時こそ危険・・いわゆる「過信につながる」・・・という思考がどうやら育まれていたようだ。

誰でも色々なことと戦っている・・・・・いま・・・僕が戦っている相手は自分自身であり・・・自分の夢である。

最近こころがこう叫びます・・・・・・「君の夢はこんなもんじゃない」と・・・・・・。

 


親と愛犬との介護日誌

2018-03-06 15:25:25 | 日記

親父と母親がまだ今ほど体調が悪くないとき、病院やら買い物やらで出かけるときに「携帯」だとどこでも連絡ができるよと話を持ちかけ母親が「そのほうがいい」ということで固定電話から携帯電話に変えました。

しばらくして・・・・親の体調の変化もあり昨日固定電話に戻したんです。

じつは・・・やはりと言ったほうがいいのかもしれませんね・・・・

携帯電話のときはほぼ僕にかけて来る事がなかったのですが、固定電話になったら早速電話がかかってきました。

親父は最初使い方を理解していたんですが、やはり難しかったんでしょうね。

時代の流れと言うか今は携帯電話が主流の世の中で、僕は今もガラケーですがスマートフォンは正直苦手です(笑)

きっとそれと同じなんでしょうね。

とりあえず・・・・親のちょっとした「不安要素」が取り除けたのならそれは良しと言うことで・・・・

最近は仕事でも実は僕が取り入れ始めた支援方法のひとつなんですが・・・・今までは「少しでも楽しい時間を・・・」という思考のほうが多かったのかもしれません。

その思考を四分六分くらいで分けて、小さな「不安要素」を引き出しまずはそれを取り除いてみる・・・・

実際に実践して見ると・・・・反応の違いとそのあとの言動にも変化が見えてはじめているので、またしばらく追求してみようと思ってます。

簡単そうで簡単ではない・・・・上手くいきそうで上手くいかない・・・・納得しているようで・・・納得していない・・・

「大丈夫」といっているが・・・・・実は・・・・「大丈夫」ではない・・・・・。

そして・・・・心が・・・・「笑っているようで」・・・・・実は・・・・「泣いている」・・・・・その小さな物事に気づいていきたい。


親と愛犬との介護日誌

2018-03-04 08:31:14 | 日記

昨夜、家に帰ると親父から一通の封筒を渡された。送り元は札幌市・・・・

親2人が暗い顔していた理由が内容をみて分かりました。

親父の姉が亡くなった報告で遺骨の引き取りに関する知らせ。

僕自身内容を読んで「行旅病人及び行旅死亡取扱法」に基づいたものであると思った。

この取扱法に基づいたということは・・・・・・亡くなり方とか葬儀とか・・・詳しい方はお分かりになると思います。

親父が一言・・・・・・「もう俺1人しかいなくなってしまったな・・・・」と表情が複雑であり母親もやはり同じ表情。

「行きたくてもこの身体じゃいけない」「誰かに聞きたくてもよくわからないし長く話せない」と・・・・。

昨夜の親父は食事も余り進まずいつもより早く部屋に戻り横になっていた・・・・きっと亡くなったお姉さんの記憶が頭の中で流れているのだろうと。

息子としては・・・・・この時期に・・・この訃報か・・・・ストレスと死という言葉が親父の心を苦しめないで欲しいと・・・正直に・・・願った。