クラシック好きです

交通事故でC3.C4の四肢麻痺になって
障害者施設から在宅生活に戻れた日々の出来事

事故で脊髄損傷で四肢麻痺になろうが決して人生の負け犬ではありません!

2014-07-21 07:33:58 | 脊髄損傷


事故で脊髄損傷・四肢麻痺になっても負け犬と呼ばれないために!

2006年7月7日にアルプラで暴走運転の車をよけきれずに死にかけた私ですが

【一度死んだ私】
偶然事故を目撃した後ろの車に医者がいて
応急手当てでもないが
ヘルメットを脱がしてくれたのは覚えています

それに
近所に消防署があり
救急車があっという間に来てくれたおかげで
病院到着まで生きながらえたということを
能登病院の先生に教えられたものです

その先生
事故後半年ほど過ぎた時に

「Kakishimaさんは今ニコニコしてますが、本来病院つく前に亡くなっていてもおかしくなかったんですよ!」

そんな状況から新しい人生が始まるのですが
事故後の自分の能力を見極めることによって
可能なことと不可能なことをしっかり理解すること

どんな人生を歩めるのかをプランニングをし
それに向かって一歩一歩歩むことしか我々障害者には未来を迎える方法が無いと思います

先ず

【事故で脊損で可哀想だと思われない】

以前の私と現在の私を見比べて目をそむける人もいますが
相変わらずバカは治っていないねと見てくれる人が居たり
離れて行く人は理解するようにしています
事故後の脊髄損傷になってからの自分は
今現在新しい出会いを中心に生活設計をしていると思います

実際
【障害者ですが健常な人より幸せだと思われる様に】

比べること自体おかしいということは
健常者なら気がつくはずですが
少人数だと思われますが
施設にいる時言われた言葉に

「いつも暇そうでいいね!」
「働かなくていいから羨ましい!」
「税金で食わせてもらってどうなん?」
「どうせ一生動けないんだから」

そんなことを発言して来る人もいましたが
最近はさすがに少なくなって来ましたね

わたしも障害者施設の様な環境で無意味に自由を奪われ
無意味な規則で縛られる様な生活を続けて居たなら
今頃ストレスがたまりに溜まって居たでしょう

わたしが現在精神が安定してストレスなく生活できているのは
交通事故の民事裁判をじっくり乗り越えて来たからだと思います
民事裁判をどう対処するかはブログにリアルに書き込んであります

結果としては70%の満足感ですが
知識が無いと正当に請求出来る金額の30%程度しかもらえないということは
世間では良くあることらしいです。
自賠責等級のつくような事故の場合
必ず弁護士を立てて戦う方があとあと後悔することにならないと思います

【ノーマライズ?】

障害者と健常者が同等なんてことはありません

但し
障害者は自分の置かれている現実を見つめ
それなりの幸せを見つける様にしていかないことには
生きている価値もなくなってしまいます

わたしなんて健常だったら
今程音楽を聴く時間もなかったかもしれません
今は本当に音楽をじっくり聴けることに感謝です
食べ物は少量ですが何を食べても文句は言われません

体調なんて良好でないことにはかなり大変な思いをすると思いますから
風邪なんてひいていられません

事故った後が地獄の底なら
私は日々幸せを感じて生きていることは間違いありません
もっともっと幸せになれる様にもがきつつ!

Kakishima



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クラウディオ・アラウ ベートーヴェン ピアノ協奏曲第3・4番

2014-07-20 07:27:03 | クラシック音楽
クラウディオ・アラウ ベートーヴェン ピアノ協奏曲 第3・4番

随分とアラウの演奏を聴き続けて来ましたが
アラウの演奏でよくない演奏はありません
ほぼ全ての演奏が95点から98点の間に収まるのではないでしょうか

以前このディスク聴いた時はステレオセットがオーケストラを上手く再生出来ずに
聞き飛ばしてしまったのを思い出し
皇帝とカップリングされたエロイカのバリエーションばかりが目立っていたのを思い出します

アラウのピアノの音は
どのCDもアラウらしい力の抜けた打鍵で甘さに満ちあふれて
音楽はどれ聴いても耳にきつくないところが特徴でしょうか?

第3番
第一楽章
まことに堂々とした立派な演奏でしょう。
アラウの演奏は音楽はしっかりしていますが
聴く人に無意味な緊張感を訴えることはなく
音楽に対する愛情がしっかり伝わってくるのが特徴なのかも

悪魔が笑ってるようなホロヴィッツや
戦うピアニストたるリヒテルであったり
育ちの良いルービンシュタイン

そう感じる人がいるのであるなら
アラウは愛の伝道師とでも呼びましょうか

2楽章の演奏の愛に満ちあふれていること
ここをグールドは精神が病んでしまった様な緊張感で表現してたのと比べると
演奏者によって随分作曲家の感じ方が違うということが感じられますね。

第3楽章



第四番1楽章

お!
和音で始まるフレーズが
スタッカートぎみに聞こえて来ます
その後は相変わらず愛情深いベートーヴェンの演奏が続きます
決して威張ったり脅したりしません
小さいお子さんに話しかけるかのごとく
丁寧に話しかけてくれます。
2楽章

以前の自分のアップした感想が検索でひっかかりましたが
微妙にセッティングが出ていないことに悩んでいたのが分かります
本日左のスピーカーを10センチほど中央に寄せて見ました

最初だけオーケストラのヴァイオリンが目立ちましたが
聴き流して行くうちに馴染んで来た様です
右から聞こえるべきベースのピッツカートの音がはっきりしないのは
当然なのか設定なのか?

とにかく
良いところまで来ているので
ここ最近はオーケストラものを聴くのが随分楽しくなって来ている様です

三楽章

バッチリ
合格点

クラウディオ・アラウの演奏はなに聴いてもしっかり合格点です

Kakishima
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ベートーヴェン チェロソナタ全集 ピエール・フルニエ&ウィルヘルム・ケンプ

2014-07-19 07:29:03 | クラシック音楽
ベートーヴェン ピアノ三重奏全集 フルニエ&ケンプ

ミキサーの設定をやり直した後聴くと
曲の初めはピアノもチェロも中央から聞こえて来て
もしかしてモノラルとおもいきや
次第にチェロは左側から聞こえて来る様になり

チェロが左側で綺麗に胴鳴りしてるのが感じられるし
ピアノとのバランスも抜群であることが分かります

ピエール・フルニエ調べてみると
1909ー1986年
小児麻痺で9歳でピアノからチェロに転向したとのこと
シゲティ&アルトゥール・シュナーベルとトリオを組んでいたとか
カザルスが抜けた後コルトー&ティボーとトリオを組んだとか
かなり表街道?

実際ケンプとの演奏を聴いて名演だと言うことは間違いありません



ベートーヴェンのチェロソナタと言えば
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチとスビャトスラフ・リヒテルの演奏が
耳に刷り込まれていますが
こちらはこちらで新しい音楽聴いてるつもりでも
全く問題なく聞けます。

ムスティスラフ・ロストロポーヴィチの方は
3番が特に印象的に耳に残ったのですが
ピエール・フルニエは1番からなんの隙もなく
引きつけてくれて楽しませてくれるような気がします。

これほどさり気無く気品を持って演奏できているのは
ケンプとの相性もあるのでしょうか?
2人とも私の知り得ない遠い哲学的な世界でベートーヴェンを解釈してるかの様に
俗世間とはかけ離れた世界を表現してる様な気がします

2人とも隙もなく演奏している
このベートーヴェンのチェロソナタはお勧めです
大変名演だと思います

Kakishima
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脊髄損傷が時間をかけて徐々に復活するためにもリハビリは続ける!

2014-07-18 07:46:25 | 日記
低周波治療器で腕が動くのを初めて見ました

昨日はリハビリに行って来ました
事故で四肢麻痺になってからほぼ8年
徐々に感覚は広がっているのは自覚していますし
実際体幹も徐々に復活しているのが
ハイエースの後ろに乗って揺らされる時の恐怖の度合いで判断出来るようになって来ました

以前はアルファードでしたので
常にリクライニング状態でしたが
ハイエースも中央まで行くとリクライニングできますが
乗り降りのスムースさを考えて
リフターに固定しているのでリアウィンドウの兼ね合いもあって
ほぼバスの座席状態で揺られています

四肢麻痺であるなら
この時の恐怖心は理解出来るでしょう
ブレーキかけると首だけ飛んで行きそうな予感!

但し
ここ最近は背筋と腹筋を最大限動かすことによって
揺れに対処するようにしています

リハビリに出かけない日も
自宅で車椅子から背中浮かせて座位を取る訓練をしたり



結局ドライブに出かけるのがかなりのリハビリになっているようです。

近所の海岸ですが
散歩に行って来ました

Kakishima
コメント (4)
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『ある日どこかで』という映画を見て

2014-07-17 08:24:13 | 日記
『ある日どこかで』という映画を見て

主演クリストファー・リーブ
女優ジェーン・シーモア

久しぶりに熱い愛の古い映画を見た…
女優さんも綺麗だしのめり込んでいました

こんな愛をしたいが
最後は

うわ!

なんて映画の話をしつつ
ここ最近は音楽の音が思った通り出てくれるので
ストレスがたまらなくなって来ました

音量ツマミは以前は二つあって
両方触られたりして現在の設定が想像出来なかったりしましたが
現在はほぼメインボリュームを触るだけで小音量であろうが大音量であろうが
満足出来る音質で再生されています

テレビを見る時間が減って来たかも

家の音響設定は良いところまで来たので
ハイエース用の音楽購入しちゃいました

現在も家にあったCDをmp3に変換したJAZZをSDカードに詰め込み
JAZZを聞きながらリハビリのための病院へ通ったりしています

介助者も装置の使い方に慣れて来たようなので
今度はWAVに変換してSDカードに詰め込む準備中です
CD100枚程度なら64GBカードで入りそうと思い
JAZZのBOX購入して見ました



ここ最近はほぼ前向きに生きていますし

【見えない・聞こえない・はなせない・罵らない】

そうゆう状態は今だに無いことも無いのですが
殆ど魂を飛ばし目をつむることで対処できますが

昨日のおばちゃん看護師
やたらおっぱいを押し付けて来るが
目をつむって我慢してると

耳元で
「どっか痛いがんか?首か?肩か?」

ほおずりでもせんかのごとく耳元でささやくので

「おどりゃ!気持ち◯るいのんじゃ!近づくんじゃね~!」
「ごりゃ!」

ふ~ふ~ふ~!


滅多に来ないおばちゃんなので害は少ないのだが

Kakishima
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