遺伝子変異

 

ハナカイドウの蕾ふくらんできた。

暖かくなって、春がきた。

 

昨日がんセンターに行き、結果を聞いた。

以下の治験に参加したが、該当しないゆえ、外された。

というのは確率が非常に低いから、当然の想定内。

この遺伝子変異が生体から見つかる例がかなーり低いそうで。

 

 

で、なんで、そんなのに興味を持って、

「参加してもいいわよ」なんて言ったのかと言うと、

私はもっと知りたかった。

私の癌が何かを。

 

 

今後、私の【再発した場合の癌】には、

免疫療法が95%で適合する、と医師が言った。

（パソコン画像にもそう書いてあったが写真を撮らず）

で、話の流れで、免疫療法については詳しく聞かなかった。

聞けば良かったな、と昨夜チラリ後悔した。

 

 

今日は、さっき、担当医師から電話がきた。

この件だ。

肺がん術後のサーベイランス（経過観察）に関する臨床試験

●●●病理病期２ー３A期非小細胞癌に対する

術後サーベイランスに関するランダム化比較試験」

に参加する件。何のメリットも無い。

途中で気が変わり、やめる気もする。

 

 

手術した人は、なぜか漏れなく、

【経過観察】という名札を首にぶら下げられ、

何かよくわかんないけど5年は通いなさいって言われた。となる。

日本人だから素直に皆んな言うことを聞く。

要するに定期検査の顧客となるわけだ。

 

それとはちょいと違うのが、このサーベイランス。

・・ちょいとどう違うか、よく知らないけど。

 

 

担当医師は、私の性質？をだいぶ理解してるから、

まずは、これを話始めた。

 

 

えー！　半年ごとにCTやるのー？　そんなに必要？

そうなんだよね、こんなにやると良くないのと、

やっても意味がないのはわかってるんだけどね。

それで、B群だと、少ないよ。

もしかして、またこれ、本人に選択の権利ナシ？

うん。

もう私、手術前に一生分、被曝しましたから。

やっぱ、わたし（これに参加するの）やめよかなあ。

やめる？・・・・　あ、普通の経過観察も、コレだよ。

え？　じゃあ、どっちみち、同じゃないの？

いや、これだとBになるかもしれないから。

ならない確率高いんじゃないの？

うーん、ねえ？

（何だ、それっ！）

 

無茶苦茶なんだよ、毎回。

医師達も充分すぎるほど矛盾を承知。

患者を生み出し顧客にし実験材料にするのが医療か？

と、面と向かっては全く言ってないが、

私が薄っすらそう思ってるのを彼は知ってる。

 

で、何パーセントかの確率に賭け、

これに参加するごとにした。

すると、その日のうちに採血と胸部レントゲンをやる、と言い出した。

え？また時間かかるの？（この診察まで）あんなに待ったのに？

と壁の時計を眺めながら、私がキッパリ愚痴ったので、

結果は電話で知らせてくることになった。

当然です。

で、妙に怪しいのは、

A群B群の選別も、上の検査結果で決まるとか？？

 

 

で、さっきの電話で彼は、

「残念ながら、CTいっぱいの方でした。」とのこと。

あ〜あ。やだやだ。

 

 

 

しかし、担当医師と話す機会が皆様より増えることにより、

いや、好き勝手言う性質？が担当医師と合ったためか、

【私の癌についてもっと知りたい】という思いは、

だいぶ叶っている。

 

治験の遺伝子変異の検査は、

① メインとなるものが１つ、

② 他に７つについても調べる、のだが、

私は②の中の１つに該当した。

 

遺伝子のEGFRに異状があり、癌ができている、んだとか。

◆だから、これの変異に効く薬はあるんだそうだ。

 

もうひとつ、免疫療法が95%適合する、の件。

普通なら免疫で癌が排除されるが、

免疫から隠れて排除されないように、

回避して免疫を隠れ蓑にしてる癌があり、

そうやって、癌になり大きくなった。

私のは、それだそうだ。

だから、【免疫療法】が治療に適してる、とか。

 

しかし、実際の治療となると、

抗がん剤治療をしないと保険が使えない。

だから、少なくても一回は抗がん剤治療してから、

それから入院して、経過を見ながら、らしく、

けっこう副作用も強いのだとか。

ダメじゃん、それ。

 

 

7月14日が次回予定日だ。

そーゆー検査も私のためとは到底思えない。

君らのためにある。

心底イヤになったら、経過観察からエスケープしよう。

 

 

しばらく考えるのナシ。春を楽しむ。