先日の、中華料理店の餃子。
あっさりした日本の餃子だった。
会社員時代、北京出身の中国人の社員がいて、仲良しだった。
彼のお宅では、餃子を奥さんと彼が2人で作ってくれた。
皮は厚く、皮の閉じ方が違い、具を最初から味付けする。
タレは付けずに食べた。味が濃くてジューシー。
この店で餃子を作ってるのは日本人だなあ、と思った。
焼いて焦げ目がこちら向きにお皿にのせてるし。
しかし私にとっては、
餃子というと、大学時代によく食べていた、
餃子の王将の、あの餃子だ。
目の前で焼いて出てくるからか、大きくて美味しかった。
そして、クラゲとビールと、私は苦手なピータン。
クラゲ好き。コツコツ美味しい。
いただけないのは、生ジョッキのグラスの匂い。
ザリガニの水槽みたいな臭いがしてた。
ジョッキを洗って伏せておく台拭きの匂いが移ったのかな。
何しろ臭う。酔ってなきゃ飲めん。
しかしまあ、人の体には100兆の細菌やウィルスがいるそうだから、
ちょっとのバイキン?など問題なかろう、
てことにして、飲んだけど。
そうよ、昔行ったタイの難民キャンプのレストランでは、
食器を洗うのは、青いタライに溜めた水だった。
タライの中は洗剤の泡と灰色の水で濁っていたけど、
兵隊さん達も各国ボランティアの連中も、
誰も気にしなかった。お腹も壊さなかった。
・・今、思い出すと、ちょっと怖い。
餃子といえば、10月末にも。これは新宿歌舞伎町。
上のと似たようなあっさり餃子。
そして、ラーメンもあっさり。
飲んだ後に餃子とラーメンなんて、
昔、そんなパターンをやってたなあ、と思い出す。
場所柄、飲んだ後の客がやって来て食べるのに合わせ、
どれもあっさり味にしてあるんだろう。
ラーメンはあっさり味が好き。
とんこつラーメンは好きだけど、20代以降、
美味しいと思う豚骨ラーメンに出会っていない。
今住んでる辺りのラーメンはおしなべて塩っぱすぎる。
それに煮干し粉の味がどーも苦手。
独身時代に住んでた中野区の、
ごく普通のシンプルな200円のラーメン、あれが美味しかったな。
と、さっきからちょっと思うのは、
味って、若い時の思い出とミックスされて、記憶に残り、
味覚に影響してるのかも、ねえ。