寒い。急に寒々してきた。
ゆーちゃんにも洋服を着せた。
海散歩は最近、晴れた日の、
昼の12時頃に出かけることにしている。
服を脱がせて、思い切りお砂場遊び。
ゆーちゃん、ほんと海散歩が好き。
帰りぎわ、何度も立ち止まっては、海を振り返る。
もうちょっといたいなあ、と言いながら、
海の匂いを胸いっぱいに吸い込んでる。
ところで、台風による河川氾濫、堤防決壊の多かったこと。
ここは雨量が少なめだったから、被害はなかったけど、
聞くところによれば、
近くの一級河川の一部に危険箇所もあったらしい。
上の写真は海に向かって右側。
反対の左側400メートル先には、一級河川の河口がある。
その河口ときたら、常に砂が堆積していて狭くなっている。
天候によっては、一定時期、砂で中州みたいな場所ができる。
河口が浅くて狭いって、どいことよ。
しかも、河口からこちら側200メートル辺りまで、
あり得ないくらいの浅瀬になっている。
釣り人が波打ち際から30メートル海に入って行っても
腰のあたりまでしか浸からない。
何年も海岸侵食が問題になっているのに、
こんな遠浅の場所は他にない。
河口付近は大量の砂が堆積している、ってことだ。
単なるワンコ散歩者が移住ひと月で気づくくらいだから、
地区会長らは当然知っているし、行政も知っているはず。
なのに放置されている。
ハザードマップ上、
この辺り一帯は水没10メートルとなっている。
我が家も水没、けっこうな広範囲が該当する。
この一級河川の危険性からだ。
河口を掘って広げなきゃダメだよ!
と大雨のたびに叔父に言うけど、
海岸侵食や海上風力発電にはあんなに多弁な叔父すら、
そうなんだよなあ、と答えるだけ。
地区副会長にも言ったことがあるけど、
そうなんだよなあ、だった。
みんな分かっている。なのに、誰も動かない。
河口や付近の砂浜は、雨が降るたびに形相を変える。
ほんとに、いつもの場所が、雨が降るたび違っている。
だから一回掘っても、季節や天候で元のもくあみになる。
川はともかく、海流や海の中の状態までは手がつけられない。
ここを掘ると、砂が別の所に寄ったり削られたり弊害が必ずでる。
とか、
しまいには、
自然のやることにはかなわないんだ、とか言う。
へえ。で、ほっとくわけだ。
我が家は流されちゃいますけど。
叔父さんちはセーフでも、
他いっぱい命もろともドロドロに流れちゃいますけど。
頭の良い人、専門家、頭悪くても行政の役人、市長!
あ、地元出の国会議員!
なんか考えて手を打ちなさいよ。
こんなに災害被害が大きくなってきていても、
19号被害があれだけ報道されても、
明日は我が身と怯えることもなく、
なんて楽天的な方々の多くお住まいなことか。
自然にはかなわないって、
壊す部分はたくさん壊し、痛めつけ放題やりながら、
時々、明治時代の農民みたいな善良無力な顔をする。
河口を眺めると、
先日の台風が、木ゴミと砂を運んで浅瀬をさらに埋めてた。
被害がなかったものだから、
おエライ人ら、誰も確認しに来ない。
今回難を免れても、次はどうなの?
宝くじは当たりっこなくても、
災害はどんどん当たる確率を高めてきてますけど。
でもまあ、きれいに晴れた今日は、
ゆーちゃんと海にいて、
そんなこともテレビ報道の悲惨さも、
たまにヒステリー起こす中国人のことも忘れて、
のんびり浜辺日向ぼっこを楽しんでた。
青い空を見上げるひと時の幸せ。