行ってきました。
何年かぶりの床屋さん。
車下りて、開いたドアから中に入るラーラ。
冷房が効いて、涼しい店内。
開けっ放しのドアを、どうするか…。
「ドア閉めて」とラーラに頼む。
あっさり閉めてくれた。
ここ、大事!
自分で閉める≠人が閉める
大違いなのだ。
というわけで、自分の意思で店に入り、自分の意思で椅子に座る。
でもやっぱり、ハサミは怖い。
慣れるまで、少し抵抗してみる。
Fさんのハサミと櫛を持つ腕をしっかりと握って
自分との距離は、自分が決めると言わんばかり。
しばらく、その状態でコミュニケーションをとる。
「散髪しなくっちゃ」「切ってもらわなくっちゃ」
ラーラの気持ちはちゃんとそう思ってる。
でも、身体が拒絶するだけ…。
腕をしっかりと持ってハサミが迫って来ないようにしながら
自分の頭をそこへ寄せていく。
健気やなぁ~。
すこーしだけ、切る。
あ、やっぱり平気。
そうやんなー、そうやろー。
気持ちを共有しながら、少しずつ、少しずつ。
そして…
いつの間にやら腕を下ろして、鏡の中の自分に見入るラーラ。
こうなったら、もうお任せ~。
ケープを嫌がったので、髪の毛だらけ。
でも、ブラシで払ってもらうのは気にいったみたい。
せっかくだから、もう少し…って手前でおしまい。
それ、大事。
いい気分で終えること=達成感
次、また行けるね。
散髪を終えて、お支払い。
そこも、ラーラにお願いしました。
レジの前で、トレーにお金を入れる。
そして、お釣りとレシートを受け取って母へ。
してもらう行為に対しての対価を払う。
物を買う。行為に代金を払う。
お金という概念を覚えるのは難しいけど
生きていくには必要なことやね。
大きな大きな第一歩!
「次は、ケープもできるかな?」
店を出るときの私のひとことに、思わず警告。
「お母さん、もう欲出してる~。」
ほんまや…ここまで焦らず来たのにね。
今日と同じことが次に行った時にまたできる。
それだけでも大変なこと。
次々と欲を出したら、あかんなぁ。
ゆっくりと、確実に。
スペシャルな対応をしてくれるスーパー理美容室
Weathercock~風見鶏~ ☆
神戸市西区枝吉4丁目86-1
定休日:月曜日
散髪にお困りの方、ぜひどうぞ。