from タビーランド

タビーランドの住人【ティンキーウィンキー♂・ディプシー♀・ラーラ♂(26才自閉症)・ポー♂(19才)】のくらし

思うこと…。

2016-07-28 | ディプシー(日記)

どんな風に見方を変えても

どんな風に歩み寄ろうとしても

許せない。

人の命に、重い命も、軽い命も、ない。

誰の命も、かけがえのない、たったひとつの命。

精一杯、生きる価値のある命。

今回の事件が報道され続ける中で

どうか、「生きる価値がない人がいる」なんて勘違いをする人が出ませんように。

どうか、「精神障害のある人がみんな他人に危害を加える」なんて勘違いをする人が出ませんように。

きちんと考えて、知らなかったことを知って、見えなかったものを見て

重度の障害者の方のこと、家族のこと、精神障害者の方のこと、社会の制度のこと、実態、

人が言うこと、テレビで流れる映像だけで終わらせないで

考えるきっかけになりますように。

私、私だけかもしれないけれど…

「出生前診断」のニュースを聞いたときと、同じ気色悪さを感じました。

生まれてくる前の命とは、全く質が違うと考える方が多いのかもしれません。

親と他人とでは、質が違うのかもしれません。

けれど、根底にあるのは、命そのものに区別をするのかしないのか。

どこかで線が引けるものではなく

多種多様な個性、生き方をどうして許容できないのか。

自分が、自分の子どもが、他者や社会から否定され、生きる価値がないと決めつけられるとか

受け入れられる筈がない。

どうして、大きなハンデをもった人の身近にいながら

その命の価値を見いだせないのか。

ロボットや機械じゃあるまいし、生産性なんかで人間の価値は計れない。

瞳や、唇のかすかな動きだけで人を感動させる瞬間があることに

気づけている人は、少ないのかもしれないなぁ。

どうか、必要以上に傷つく人がいませんように。

惑うことなく、全ての人が自分の命を謳歌できますように。