ポー、柔道部に入部して3週間。
初めての試合。
一年生も、出ます。
ルール、わかってるんやろか？
そこからの心配…。
「初級の部」体重の区別のないトーナメント。
体は大きい方だから、ちょっとは有利かな？
初戦の相手は、随分と小柄。
おっ？これは勝負になるんとちゃう？
ところが、始まってみると 相手の動きがすごすぎる。
早い！柔らかい！強い！
道着のゼッケン、ネーム入ってるし
上級生やん。
５分間、ときどき優勢になるものの
回された脚がほどけない。
すごい力。
見ててわかる、気迫とオーラ。
ポーは、必死。
ただ、一生懸命に諦めないで何度もこらえて力を抜かない。
すごい。
こんなに粘れるんや。
押さえ込まれても、なんとか返してる。
力と体重で、勝てるはずって、気持ちが負けてない感じ。
結果、延長に持ち込んだものの
終盤、固められて力尽き、敗退。
結果だけ見れば
一回戦敗退。
でも、試合の相手はその後危なげなく勝ち進んで準優勝。
しかも、中3。
柔道初心者？
レスリングかなんかはやってた？
ん？
だって、腹筋6パックに割れてるし。
俊敏さが半端ないし。
その子の試合を見るたび
よくこんな子相手にあそこまで粘ったなぁって
何回振り返っても涙出た。
ポー、ほんまにようがんばったー。
顧問じゃないのに、クラス担任まで応援に来てくれてて
がんばってる姿をみてもらえて、よかった。
トーナメントの結果だけでは
あのがんばりは伝わらへんし。
次、また６月に区の大会が。
しかも、少林寺の昇段試験の前日。
試練だぁ。
今回、足の親指を打撲。
幸い骨に異常はなく、湿布で様子見。
悔しい気持ちをバネに、ガンガンがんばってほしい反面
昇段試験まで、ちょっと安静気味に無理したらあかんでー
と、なんとも複雑な心境で見守るしかない。
