何年かぶりに長男の作業の様子を見学させてもらいました。
今の生活介護の事業所に通い出して4年目。
できることは「並べること」
外部の企業から委託を受けた内職のような仕事をしています。
製品になるものだから、いい加減な出来では納品できない。
ちゃんとできるところだけを任せてもらっている。
バリ取りと、検品前の並べが専門。
数をカウントできないので、製品の大きさに合わせたシートを用意してもらって、その上に並べていく。
向きと表裏は律儀に揃えて並べることができるみたい。
作業中、支援員さんは全体に目を配る。
ラーラだけを見ているわけではないから、時々ぼーっとしていても気づかれにくい。
ひとつの作業が終わっても、気づいてくれるまで黙って待ってたり。
それがいつからか、自ら立ち上がって「終わりました!」をアピールするようになったんだそうで。
10個並べたらスタンダップ!
検品してもらったら箱に入れて次にとりかかり、また10個並べたらスタンダップ!
ちょっとこれ、感動したわ。
ほんとにスモールステップなんやけど、できなかったことができるようになってる。
家帰って「ラーラ、凄かったね。終わりましたって立って伝えるんやね。」
って言ったら、かすかにやけど、ドヤ顔されました。
ラーラが携わったパーツ、世に出る姿はどんなかな?
買えるものなら買ってみたいけど、どうもこれ車の一部とかみたいやし、無理かぁ。
22歳の自閉症くん。
環境に恵まれて、コロナ禍にあっても安定の毎日を送ってます。
感謝。