from タビーランド

タビーランドの住人【ティンキーウィンキー♂・ディプシー♀・ラーラ♂(26才自閉症)・ポー♂(19才)】のくらし

発達支援講座 最終日

2007-08-09 | ラーラ(学校行事・小学校編)
終わっちゃったなぁ~
正直な感想だ

はじめの会の前に、ラーラは今日もトイレに行った
そして部屋にさっと入って、今日はプラスチックの丸いプレートを見つけてしまった
ラーラの好きなクルクル回し…それから会が終わるまでずーっと回してた
ラーラにしてみれば、「早く終わらないかな~?それまでこうしてよーっと」ってな感じだろう
きっと、耳ふさぎをしたりするのと同じ
イヤーマフ(ヘッドフォンみたいなの)だったりちょっと篭れるエリアだったり
見た目にスマートな緩衝材を用意してやればいいのかもしれない
環境によっては、クルクルを取り上げたりやめさせたりしないといけないこともあるだろうし

でもまぁラーラなりのそこでの過ごし方を許容してもらって、時間は過ぎ
無事に次の単元へと移行
その間、保護者は研修
今日の研修は、ファシリテーションボールメソッドというもの
バランスボールに似た大きなそのボールは、空気を半分ほどしか入れてない
そうすることで、座ったりもたれたりしたときにボールが身体をすっぽりと包んでくれる
それを使って、実際にいろんな運動をした
すごーく楽しくて、後半はものすごくリラックスできて
ファシリテーションボール、欲しい

その後は、子ども達の活動の見学と、総括のお話

ラーラと担当の先生は距離がうんと縮まって、見事にコミュニケーションをとっていた
一番驚いたのは、ニコチャン体操(?)
マットに座ったり寝たりしながらするゆるーい体操
ラーラの緊張が解け、完全にリラックスして先生に身を任せていた
「動」と「静」どっちの活動も見事に引き込まれる先生方の手腕には脱帽

実りある充実した時間をたっぷり過ごす事ができた

そして、最後の最後の「おわりの会」
ラーラはトイレにも行かず、多目的室へ入った
 クルクル回しはしてたけど…
分かった上で、がんばってるってことかな?


終わっちゃったよ~
 またまた…

今回の活動の資料やレポートは、ラーラの学校へも行くらしい
それをネタに担任の先生とまたいろんな話をするのも楽しみだ


最後に…
講座に参加された先生方、ありがとうございました
企画・運営に携われた方々にも心からお礼申し上げます





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発達支援実践講座 二日目

2007-08-08 | ラーラ(学校行事・小学校編)
抵抗のあった多目的室
昨日の「おわりの会」でちょっと怖い思いをしてしまったから、今朝もすんなりとはいかなかった
しばらく廊下で中を観察
トイレに篭って出すもの出して
またちょっと廊下から眺めて
すると、私が声をかける間もなく、自分でドアを開けて入った
しぼんだボールが目に入ったらしい
風船ににた格好のボールに興味をそそられたようで、一目散にボールを手にすると
ポンポンとボールで床を叩きながら走り回る
声も高らかに…
(水泳教室仲間のWちゃんママに、ラーラの声を始めて聞いたよって言われた)
テンションが上がりきったラーラは、「はじめの会」の間、ずーっと部屋をぐるぐると歩き回っていた
しかも大回り…司会の先生の前も平気で横切る
最後の方は、最後列に座って落ち着いたみたいだけど
 探索した後、全体を見渡せるポジションに陣取る
かなりな警戒モード
それでも自分の意思でその場にいようと努力している故の行動(…だと思う)
みんなの中で、ラーラの行動はかなり目立っていたけれど、まぁよし!かな?

その後のプログラムも、楽しそうに参加できたみたい

今回のこの講座、昼食は親子で班ごとに分かれた教室で持参したお弁当を食べる
昨日も今日も朝からお弁当を作って持っていった
初日から「チン!」を要求
冷めたものは全く口にしない
しゃあないなぁと職員室へ電子レンジが使えるところはないか尋ねに行った
一つ上の階の教室に置いてあると聞いて早速ラーラと「チン!」
ニコニコ顔で完食だ
二日目の今日は、場所を尋ねる必要もなく、昼休みになるとレンジへ直行だ
両手でお弁当箱を大事に持って階段を上がるラーラ
『冷めていても食べる』練習よりも、いい経験ができたんじゃないかと思う
私が温めに行ってあげるのではなく、ラーラが温めに行くのを私がサポート
いつでもどこでも電子レンジが使えるわけではもちろんない
けど、熱々の物を外で食べることは、今の世の中そんなに難しいことでもない
買ったお弁当をコンビニで温めてもらうのは今や常識
スーパーにも大抵レンジが置いてある
そこで人に尋ねたりお願いしたりして熱々のものが食べられるなら、本人の生活の質は向上しない?
自分の要求を叶えるための努力なら、がんばる気にもなれるだろう
そういうがんばりは、ラーラにできる子になってほしい
だから…冷めたお弁当を食べなさい、嫌なら食べなくていい
ではない今回の対応、いいよね?(自問自答…いい、いい

話がかなりそれちゃったけれど…
二日目も、全てのプログラムにちゃんと参加できて万々歳なのだ

もう一つ…ラーラオリジナルなエピソード
はじめの会の直前にトイレに行き、用を足したラーラ(大)
そしておわりの会の直前にもトイレに篭った(またもや大)
お腹がちょっとゆるいようだったけれど、どうも体調だけではないらしい
緊張するとトイレが近くなったりってあると思う
ラーラの場合、やっぱりあの多目的室がかなりのプレッシャーになってるんだと思う
それでも、私が無理やり連れて入るわけでもないし、そうこうしながらも自発的に入室してるラーラ
めっちゃがんばってるわぁ~
なにげなーいことだけど、ラーラにとってはすごい壁を乗り越えてるんだと思う
身体だけじゃなくって、精神的にもえらく成長してるんだなぁと改めて見せ付けられた夏の一日
…立秋だって?暑さはこれからが本番なのにねぇ~




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信号…いつ渡るの?

2007-08-07 | ラーラ(お出かけ)
ラーラには信号は分からない
…と思っていた

横断歩道を渡るときには、「信号が青に変わったね~渡るよ」と声をかけては来たけれど
信号を見てるのか見てないのか…?疑問だったから

夕方に公園へ来て
すぐにラーラは公園を出て歩いた
どこへ行きたいん?と思いつつついてきたら交差点で静止
「四角い信号が青に変わったら渡ろうね」そう言って、横断歩道の手前で手を繋いだ
ところが、信号が青に変わってもラーラは行こうとしない
前の信号と横の信号を順に見て何か言ってる(風に見える)
「青になったで」と言ったら手を振り払われた
…???
もしかして…なんで前も横も同時に青?ってか?
『前の信号と横の信号は代わりばんこに青になる』
ラーラにはこの法則が頭にあったんか…?

それからしばらくの間、交差点の手前で信号を眺めていた
点滅して、赤になって、また青になる
何回も何回も繰り返される信号の変化を見守っている
で、突然走りだす!
しかも横断歩道の信号は赤!
慌てて追いかけて叫んで制止
すぐに青に変わって、今度はすんなり渡れた

腑に落ちない信号の変わり方を、しばらく眺めたら納得した…ようだ
目の前の、自分が渡ろうとする先の信号だけを見てくれればいいんだけれど
交通ルールも、徐々に教えていかないとなぁ~
変なオリジナルルールが知らぬ間に増えてそうで怖いわぁ
コメント (2)
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発達支援実践講座 初日

2007-08-07 | ラーラ(学校行事・小学校編)
今日から三日間連続での発達支援実践講座に参加
朝9:30から受付で、終わるのは13:55
自宅から車なら10分ほどのところにある養護学校が開催地
事前に駐車の許可をとったので、車で行った
参加者は、養護学校在籍児童が半分
残り半分が、地域の小学校の特殊学級(特別支援学級?)在籍の児童
障害のある子どもを対象にした講座で、参加者の大半は自閉症児のようだ
ラーラも私も、ここの養護学校には数回来たことがある
とは言っても、夏祭りだったりイベントの時なので、ちょっと雰囲気が違う
ラーラにプレッシャーをかけまいと、事前に校舎の見取り図やスケジュールを頭に入れて
私が迷ったりオロオロすることがないよう心がけた
その甲斐あってか、駐車場から受付、受付から多目的室への移動はスムーズだった
が…
多目的室の前までくると、ラーラ…頑なに入室を拒否
理由は…恐らくカーテン
体育館・音楽室・ホール…の類は暗幕になる厚手のカーテンがあって
前触れなく暗転する恐怖がある
自分の通う小学校の体育館ですらすんなり入れるまでに一年以上かかってるんだから、いきなり初めての教室に入れなくても無理はない
『カーテン』+『人が集まっている』+『大人がいっぱい』+『泣いてる子までいる』
ラーラの頭の中では恐ろしい図式が出来上がっていたに違いない
これまでの経験で私も学んできた(遅いけど…)
『出るも入るも主導権はあなた自身にある』とラーラに教えたいから、ラーラから少し離れる
そして、ちょっと安心したラーラに『廊下にいてもいいよ』と伝えるためにそこに椅子を一脚借りて置いた
それは同時に、『入らなくてもいいけど、ここにはいてね』との制止でもあったりするんだけど
ラーラも、それで緊張がほぐれ、中の様子を窺う余裕が生まれた
すると徐々に窓越しに覗き込んだり、身を乗り出したり
仕舞いには窓の桟に腰かけて身体全部が中に入ってた
それならドアから入れば?ってな話だが…
ラーラ自身が自分の気持ちに折り合いをつけるために、必要な過程なんだと思う
一般的に見れば、非常識極まりない態度だし、それを寛容してる親はもっと非常識に見られて当然
けど、ここでは許してもらえるかな?
もっと言えば理解してもらえるかな?という思いがあった
その通り、誰も私とラーラの間に割り込んで入室を強要しはしないし
ましてや私に意見する人もいなかった
  これから始まる三日間を楽しめたらいいな
  今は無理でも自ら入れるときがくればいいな
そんな最終目的をみんなが共通に認識しているからこそ
目先の「時間が来たら入って座る」にこだわらない

始まってすぐのラーラの困った行動だけど
逆にこれはありがたいことでもある
割とふだん飄々として見えるラーラ
けど、しんどい部分をたくさん持っている
始めにガツンとしんどさを見てもらった方が、後々無理させられずに済む
楽しいと感じる事を心から楽しそうに満面の笑みで表現してくれたり
しんどーい時にはこれでもかーと嫌な顔をしてくれる
三日間関わって下さる先生に、そんなラーラの全部を見てもらえたらいい
その上で、これから先の生活に役立つアドバイスをいただけたら
この三日はかけがえのない夏休みの一コマになる

明日からも楽しみだわ




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どこでもトイレ

2007-08-06 | ラーラ(お出かけ)
ラーラは出先のトイレでも平気で入れる
特定の場所じゃなきゃダメって人は、自閉っ子のみならず普通の大人の人でもいるだろう
スーパーやショッピングセンター、公園や駅でも平気なラーラには助かるなぁと思う
入口で待っていればよくなったのはほんの一年ほど前からのことで
それまでは一緒に入らなければできなかった

実は、今もスーパーのトイレの外で待ってる私…
すぐそこがうちなのに、帰ってしたら…とも思うけど、まぁいいかぁ~
したい時にどこ(のトイレ)ででもできる
充分だ!

一点だけ…
なんとかしないと、って思う点
トイレの手前からパンツを下げながら入るのと
用を済ませた後、トイレから出てきてしまって外でパンツを上げること
順番の問題だけなんだけど
そろそろやばいよ~
家でも機会を見たら直させないとな
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