人生第二章 挑戦者

<左半身麻痺の機能回復と生活奮闘記>
脳卒中に倒れ、その後の障害、失われた機能、生活を取り戻す記録

運命の赤いバッグ

2014年07月19日 08時39分12秒 | 音楽・映画・テレビ
テレビの番組で、奇跡体験!アンビリバボーという実話再現番組をよく観ます。今週は、『極貧少女が歌手に 母と娘!愛のシンデレラストーリー』という物語でした。とっても良い物語なので、皆さんにご紹介します。 また、YOUTUBEでも実際の映像がありましたのでご紹介します。

出典サイト:フジテレビ  『極貧少女が歌手に 母と娘!愛のシンデレラストーリー』

 ■ 物語:

 フィリピンの首都・マニラ、この街ではカラオケが人気。 実演販売のため、街中の電気店に機械が置かれ、買い物客が気軽に歌を披露している。
 そして、マニラ市内のショッピングモールにももちろんカラオケの機械が置かれている。 今から2年前、まさにこの場所である少女の運命が一変した!! そのきっかけは、彼女が背負う赤いバッグだった。

 今から23年前、ゼンディ・ローズはフィリピンの地方都市で生まれた。 幼い頃に両親が離婚、シングルマザーとなった母・ジンキーは、ゼンディを育てるためクラブシンガーとして生計を立てていた。 ステージで歌う母はゼンディの憧れだった。
 だが、クラブ専属の歌手ではなかったため、安定した収入はなく、次の仕事が数ヶ月先ということもあった。 そこで 家計を支えるため、化粧品の訪問販売を始めたのだが、慣れない仕事のため収入は一向に増えず・・・ ついには、電気、水道も止められるほど生活は苦しくなった。 でも、どんなに貧しくても、母と大好きな歌を歌っている時が一番幸せだった。

 ゼンディは苦労している母を助けようと、地元のお祭りなどで開かれる歌のコンテストに出場。 入賞するたび、その賞金を母に渡した。
 高校を卒業後、奨学金で大学に進んだゼンディは、クラブシンガーだった母の背中を追うように歌手のアルバイトに没頭した。 しかし、卒業を間近に控え、銀行に就職も決まった。 ゼンディは銀行から内定をもらっていた。 これで母に苦労をさせずに済むと思った。 しかし、母は「後悔しないように自分の行きたい道を選びなさい」と言ってくれた。

 歌手として生きていく事を決めたゼンディ。 ゼンディは「Xファクター」というオーディション番組に出る事にした。 「Xファクター」とは、レオナ・ルイスや、ワン・ダイレクションなど、多くの人気歌手を輩出しているイギリス発のオーディション番組。 フィリピン版も放送され、2万人以上が参加するスターへの登竜門だった。
 もし、優勝できればデビューも夢ではない。 さらに、賞金は約940万円! 実は、2人はアパートを追い出され、知り合いの好意で地元の消防署の一角を間借りさせてもらっていたのだ!

 地方予選を順調に通過したゼンディは、フィリピンの首都・マニラで二次予選の日を迎えた。 これを通過すれば、テレビ中継される本戦に出場できる。 歌手の夢を叶えたい、母の喜ぶ顔が見たい、そんなゼンディの思いは叶うのか?
 しかし、結果は落選。本戦に進む事はできなかった。 問題は歌ではなかった。 フィリピンでは、人気の女性歌手はみんな身長が高く、容姿端麗。 外見が最も重視されたため、身長の低いゼンディにはスター性がないと判断されたのだ。


2年前のその日、親子は久しぶりにショッピングモールに来ていた。 オーディションに落ち、元気のないゼンディを見て、母が気分転換に買い物に連れ出してくれたのだ。 ゼンディは母に赤いバッグを買ってもらった。 そして、このバッグが彼女の運命を大きく変えることになる。
 それは、2人が雑貨店の前に来た時のことだった。 盗難防止のため、バッグを背負ったままの入店はできなかったのだ。 そのため、ゼンディは外で待っている事にした。

その時・・・隣の電気店が実演販売のために置いていたカラオケの機械が目に入った。 ゼンディは何気なくマイクを握った。 選んだのはアメリカの人気歌手の歌だったが、キーが高く、これまで一度も人前で歌ったことがない曲だった。 そして・・・歌い終わると、そこには買い物客が集まり、ゼンディに拍手を送っていた。
 母を待つ間の時間つぶしに歌ったカラオケ。 だが 翌日、友人からゼンディの歌が動画サイトにアップされていると電話が掛かってきた。 急いで確かめてみると、それは前日のカラオケを歌っている自分の姿が映っていた。 しかも、すでに300万回以上も再生されていた!! さらに、世界中から実に数千件のコメントが寄せられていたのだ。

実は、たまたま居合わせた客がゼンディの姿を録画し、動画サイトにアップしていたのだ! ゼンディが歌う動画の再生回数は日を追うごとに増加。
 そして!!アメリカからテレビ出演のオファーがきたのだ! それは、ミシェル・オバマ大統領夫人や、レディー・ガガなど、名だたるスターも出演するアメリカの人気トーク番組「エレンの部屋」からだった。 ゼンディの歌声は動画サイトを通じてアメリカで話題になり、そこに番組プロデューサーが目をつけたのだ!
 この番組で、ゼンディは全米の視聴者に向けて歌を披露、喝采を浴びた!! だが、ゼンディのシンデレラストーリーはそれで終わらなかった。

 アメリカでのテレビ出演を終え、フィリピンに戻った彼女の元へ、世界TOPシェアを誇るレコード会社のプロデューサーがスカウトにやってきた。 何度もオーディションに落ちた少女が歌手になる夢を叶えてしまったのだ!
 そして去年、ゼンディのファーストアルバムが発売。 フィリピン国内のヒットチャートで2位にランクインする快挙を成し遂げた!! さらに、シンガポール、香港、オーストラリアといった海外からもライブの依頼が殺到!! ショッピングモールの歌姫がスターになった瞬間だった!!

 母親がゼンディを励ますために買ってくれた赤いバッグ。 それが元で、店への入店を断られたために、カラオケで歌を歌う事になった。 それを、たまたま居合わせた客が撮影し、動画サイトにアップ、歌声は瞬く間に拡散。 世界中の注目を集め、歌手デビューという夢まで叶えたのである!

 一生懸命に生きていれば、”運命の赤いバッグ”はやってくると信じました。私達も今日から頑張って生きましょう。



YOUTUBEでの実際の映像:ショッピングモールで発見された歌が上手すぎる


YOUTUBEに2012/09/04 に公開
これがフィリピンの日常!? 現在ある一人の少女に、世界の注目が集まっている。フィリピン・マニラのショッピング­モールで撮影されたという動画には、お店に置かれたカラオケ装置で、ジェニファー・ホ­リデーの名曲『And I Am Telling You』を熱唱する一人の少女が映し出される。
見た目はごく普通の女の子で、何ら変わったところは見当たらない。しかし、その歌唱力­がハンパないのだ! 聞いているとうっとりしてしまうほど、(ゼンディー・ローズ)その歌声は力強く、そし­て美しい。そして彼女が見事歌い切ると、周りからは拍手と歓声が沸き起こった。正直お­金を払ってでも、聞き続­けたい歌声である。そんな奇跡の歌声を収めた動画がYouT­ubeにアップされると、またたく間に世界で話題となり、再生回数はすでに100万回­を超えている。
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