![]() | 詩羽のいる街 (角川文庫) |
山本 弘 | |
角川書店(角川グループパブリッシング) |
不思議な話でした。
詩羽という女の子が人のために親切をする話。
人と人の間に入って触媒の役割を果たすと言っています。
二酸化マンガンに過酸化水素水を加えると、酸素が発生するときのようなかんじですが、、
触媒自身の人生はどうなってしまうのか??
それもけっこう気がかりです。
実際に行動を起こす人間が偉いと私は思います。
具体的な方法を考えてそれを実行する。それが最終的には一番難しいですが、必要なことなんでしょう。
ひとにありがとうと言える人間、ありがとうと言われる人になるにはどうしたら良いのか?
そんなことを考えてしまう小説でした。
詩羽が結婚してこどもを産んでどんな子育てをするのか?
そんな続編も読んでみたいです。
