![]() | 竹取物語 (角川文庫) |
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子供が星新一にはまっているので、私も読んでみました。
竹取物語を星新一が現代語訳にして、大変わかりやすく楽しく読めるようになっています。
途中途中で星新一の閑話休題が入りこちらも面白い。
後半はあとがきと、原文が掲載されています。
古文の勉強にもなります。
物語がごちゃごちゃせずに、実に簡潔で、非常に良くできたSFだと思いました。
ほんとうに誰が書いたのでしょうか?
日本最古のSF。
同時代に他にも同類の話はあったのかもしれませんが、竹取物語が突出していて後世に残ったのは結果的には竹取物語だったのかもしれません。
現代から平安時代にタイムスリップした日本人??そんなことを思ってしまうのは私だけでしょうか。
沢口靖子主演の映画がカバーになった文庫です。

竹取物語 The Tale of the Bamboo Cutter
映画のラストはこんな感じですが、原作とは少し違うようです。原作ではかぐや姫を護衛していた武士たちは月からの使者が近ずいてくるだけで、戦う気力を失って、力も入らない状態となってしまっていました。