シャムズ ってなんだ？

Coronavirus-induced altered mental status (CIAMS)
新型コロナウイルス感染症が誘発する精神状態の変化

コロナのせいにしてみよう。シャムズの話 國松 淳和 金原出版

こちらの本を読んでみました。
わざわざ書籍化するということは多くの人にCIAMSが起こっているということなんでしょう。

結論としてはお互い声をかけあおう、馬鹿話、雑談をしよう、お互いの変化に気づいていこう、コロナのせいにしてしまって、気持ちの負担を和らげよう、そんなことが書いてありました。

詳しいことは本書を読んでいただければ。

わざわざ本に書くことか？と思う人もいるかもしれません。
私もよみながらそう思ってしまいました。
知らないうちに、得体のしれない不安に取り囲まれている可能性は確かにあると思います。

もしかしたら何度も何度も熱があるんです、３７.４度の熱が出ていて、仕事にいけないんです。
ドクターも根負けしてPCR検査をするもやっぱり陰性で、どうしよう？
熱も出るし、首や肩もなんだか痛い、だるいどうしたらいいんですか？そういう人ももしかしたらCIAMSなのかもしれません。
精神的な加重が身体の表現に出ている可能性を医師は考えないといけないと思います。
精神科医だけではなく、内科医も外科医も、とにかく外来で話をすることがあるドクターは全てCIAMSの存在を知っておく必要があると思いました。

それはコロナ社会のせいで起きているCIASMですよと言い切れる時代が来るかもしれません。
なんだシャムズですか、じゃあ安心です。となるか、
CIAMS!!大変だ、難病指定になっている病気で、どうしたらいいかわからない。シャムズの専門医に今から相談しますから、そこで詳しいことを聞いてください。
っていう世界も可能性としてはあるかもです。

何がどうなるかわからない、なんせ新型のウイルスなんですから、専門家なんて本当はいないはず。
枕詞をつけるとしたら、新型でないウイルスの専門家であって、新型ウイルスの専門家なんていないんです。

人に頼るのではなく、自分で判断し自分で行動するしかないんです。
一人では生きていけない世の中なので、お互いで周りの人を見て、いつもと違う人間、いつもと違う言動、行動に出る人を見つけたら、とにかく声をかけてあげてください。

最近ポケモンGOやってる？
スイッチでどんなゲームしてる？面白い漫画何か読んだ？
特に医療従事者は休み時間は馬鹿話だけしていてちょうどいいぐらいだと思います。

キープディスタンス、手洗い、食事のときもディスタンス、とにかく手洗い、
真面目な人間ほど注意が必要と筆者は言っています。
物理的なディスタンスは必要ですが（まだ本当に必要か？）心のディスタンスは必要ないということです。
心は暖かく密接に通い合う（太陽のような暖かく甘い状態）Sun蜜でいるように。
それが一番大事と思いました。