まだ、仕事が忙しくって・・・
遅い電車に乗って、一人で、人間観察しながら帰ってきてるオードリーです。
★若者がうるさいと・・・急に怒鳴りだす親父さん・・・
「あなたが、一番うるさいのよ・・・皆さんびっくりしてるじゃない」
と、心の中で・・・思う
★熟睡してる高校生
「あなた、どこで降りるの?早く起きて」
と、心の中で、何度も叫ぶ
★酔っ払って千鳥足になってるお爺ちゃん
「エレベータが、あるのよ、この駅は・・・」
そこまで連れて行ってあげたい・・・
そう思うだけ・・・
なかなか、声に出せないものよネェ・・・・
でもね、声どころか、体を張る女も、いるのよ・・・
そう・・・『○子・デラックス』
私より、5ヶ月遅く生まれただけなのに、私を「先輩」と、呼ぶ女。
○子・デラックスと、ゴージャス・オードリーの電車の中での会話
『先輩・・・』
なんだか、暗い感じで、語りかけてくる
『・・・・・』
『朝の満員電車に、酔っ払った親父が乗ってきたのよ』
『朝から飲んでるって事?、たち悪いね』
『そうなんよ・・・しかも、女子高生に擦り寄って・・・』
『えぇ~嫌な親父だね』
『でしょ、女子高生も嫌な顔してたわけよ、回りの人たちもよ。』
『嫌よネェ、可愛そうに、誰も助けようとしなかったのね』
『ちょうどね、親父、ドア側にたってたのよ、ドアが開いたとき』
『ふむふむ、ドアが開いたとき?』
『ちょっと、ちょっとだけよ・・・』
『はぁ・・・』
『体でね、押してやったのよ、ちょこっとよ・・・』
えぇ・・・突っ張りかい・・?いやっ、ぶつかりげいこ?ほんとの朝げいこじゃん。
『そしたらね・・・オットトとって、感じで降りちゃったのよ』
というより、落としたんだろ
『オットト、オットトって、ホームへ降りていったのよ』
落ちてったのだろ
『電車のドアが、プシュウゥゥ~って、閉まってさぁ、開くことも無く、走り出したのよ』
『あはははは・・・よくやったぁ』
『でしょ、でしょ、でもね、女子高生見たら、目をあわさず、後ろを向いたのよ』
『えっ・・・・・?』
『私は、心の中で小さくガッツポーズ出したのだけどさぁ、なんか・・』
『なんか?何よ』
『まわりが、そこまでやるかこのおばさんって、そういう目で見るのよ
もう、電車に乗っている間中、気まずくって・・・。
電車降りてから、まっしぐらに会社まで、走ったよ・・・』
電車の中のお客は、酔っ払いの親父に同情したのか
ふっ・・・よかった、一緒にいなくって、そう思うゴージャス・オードリーなのでした。