海上自衛隊横須賀地方総監部(横須賀市)は1日、護衛艦乗組員の男性1等海曹(42)から暴行などを受けた部下の男性隊員が今年、自殺したと発表した。
同総監部は、いじめやパワハラなど不適切な指導が主な原因だったと説明。
海自の横須賀警務隊が暴行などの疑いで、2日に書類送検する方針。
◆横須賀総監部 相談放置 幕僚長謝罪
総監部によると、1曹は昨年10月、隊員の頭部をペンライトで、同11月には平手でそれぞれ頭を殴った。
同12月には、艦内の出入り口の扉を閉めて手を挟んだ。
隊員は今年、横須賀基地に停泊中の護衛艦内で自殺した。
翌日、1曹は指導の一環を名目に隊員の携帯電話を預かっていたのが発覚するのを恐れ、海に捨てた。
同警務隊などの調べに、1曹は「業務に向上が見られずフラストレーションが募り、次第にこういう指導になった。あくまで指導という認識だった」と話している。
河野克俊海上幕僚長は1日、記者会見し「いじめ自殺を防ぐことができず、痛惜の念に堪えない」と述べた。
隊員の遺族には先週、直接謝罪したという。小野寺五典防衛相も同日、「大変重く受け止めている」と話した。
隊員は昨年7月と同9月、上司で幹部の分隊長に、1曹との関係を理由に配置転換を申し出た
しかし、同分隊長は原因の追究をしなかった。
自殺の2日前、隊員は3度目の相談を上司にし、自殺前日には上司2人と1曹、男性隊員の4人で面接を実施。
上司の1人が1曹の指導内容を注意し、隊員本人にも行動への改善を求めた。
その日の夕方、1曹は隊員にバケツを持たせたり、土下座をさせて謝らせたりした。
1曹を注意したばかりの上司が現場を目撃したが、止めなかった。「自殺するとは思わなかった」と述べているという。
総監部は「(隊員は)上司とそりが合わないことが原因で異動を申し入れたが、それを聞きながら放置し、連絡やしかるべき対応をしておらず、明らかに不適切な対応があった」と指摘した。
さらに、いじめ、パワハラ行為を複数の隊員が目撃していながら止めることはなく、艦長への報告もされていなかった。
総監部は「遺族が個人の特定を望まない」として、隊員の階級や自殺時期、所属する艦名を明らかにしていない。
自衛官の人権は、最低な扱いだというしかない・・・。
これは、氷山の一角だと思う。
毎年かなりの自殺者が出ていると聞く・・・(調べようがないので、ネット検索で観る限りの情報です)
いじめや体罰を許す風土が自衛隊全体にあると思う、指導だといってしまえば、逃げられるのか?
体質改善が、全くできてない。(1999年佐世保「さわぎり」いじめ21歳、2004年の護衛艦たちかぜでのいじめ21歳自殺から、10年以上たっているが)
日本の国防という事に携わっていく、毎日厳しい訓練を耐えている隊員を、踏みにじる行為
上官がこんなやくざまがいの事を(携帯を捨てたのは、携帯を機種変するといって、4万取っていたという記事もあり)、やってまかり通るのか・・・
配置転換を申し出ているにもかかわらず・・・そのまま(隊員はたびたび分隊長ら幹部に退艦という記事もあり)これを、やっていれば、自殺はなかったのではと思える。
被害者と加害者が同席というのも・・・ありえない。
その日に報復あり、それに対しても、誰もが、見てみぬふり・・・
部下を自殺に追い込むような上官とともに、日本の国防に携わる隊員たちも気の毒。
隊員同士でも、そんな感じなのかもしれない。
集団自衛権発令もでてます・・・こういう風土を一掃させて。
こういう記事って、難しいですね。
普通のおばちゃんが、書いていると思ってください。
最近、怒ってばっかりだよね・・・。