歩こう、歩こう、元気に歩こう!

サルサに社交ダンス、今は昔…思い出してもたのしかったなぁ。今は、毎日歩いています。 森林浴、癒されます。

百年目…

2009-03-31 21:29:54 | ショータン日記
3月31日(火曜日)

上野しのばず寄席(広小路亭で、月に2回開かれる)は、他の寄席とはちょっと
違う…何が違うかというと、他の寄席は『落語協会』と『芸術協会』の、噺家さんが一緒に、高座に上がるということは、まず考えられない

立川流が、普通の寄席に出ることも、円楽一門もしかり…それが、この『しのばず寄席』は【落語芸術協会】【円楽一門】【立川流】【講談協会】【日本講談協会】(講談も2つに分かれているんだ???)が一同にかいして出演するんです

本日は芸協からは、我がマイミクの遊志郎師匠と春風亭美由紀(俗曲)、円楽一門からは、三遊亭王楽(好楽さんの息子)と、本日の主任三遊亭鳳楽(円楽の筆頭弟子、円生の孫弟子)そして、立川流が土橋亭里う馬、立川談幸、立川龍志…
あと漫才とコントと、講談がひとつずつ…このメンバー見ても、なかなか一筋縄では行かない今日のこの寄席だと分かるでしょう???

他流試合という雰囲気で、がちんこというのか普通の寄席のマッタリした雰囲気
とは、違ったかな

今『談志が死んだ』(立川流は誰が継ぐ)という本を読んでいる最中なので、
本日のこの3人も対談ででていたので、より興味深かったです。

が、ここで特筆したいのは、主任さんの『鳳楽』さんの百年目…志ん朝さんの
この噺をCD&DVDで何度も聞き、最近では小米朝さんが米団治襲名の時の
BS放送で見た大ネタを、本日のトリを勤めた鳳楽さんが、話し始めた時
丁稚がでてきた時には『薮入り』かなと、思った位。でも、番頭さんの小言が出てきた時には『あっ、百年目…でも時間が?どこをはしょうる?向島の花見の場面で落ちを付けるの???』と、内心4時半には、ここ上野を出ないと、次の予定に
間に合わないトミとしては、思っても見ない大ネタに、嬉しいような、困ったような、そんな微妙な出だしでした。

たぶん、4時少し過ぎの出番で…
最後の旦那と大番頭との、やり取りは、本当に魂の篭もった、素晴らしい出来で
鳳楽さんの、目に光るものが天竺の栴檀と、下草の話や、番頭が
小僧の時にどんなに、出来の悪い子どもだったかの、思い出話…鳳楽さん、もう
涙も隠さず「何だか湿っぽい話になってきましたが…」と、旦那の台詞にして
手ぬぐいで、涙をぬぐっていました。
私めも、もう涙涙

終わって、追い出しの太鼓の鳴る中、満場万雷の拍手が

本当に鳥肌の立つくらい、素晴らしい『百年目』でした
鳳楽師匠にしても、一生に何回もないんじゃないかと思う位、高座と客席一体となった、至福のひと時でした。長講1席、1時間近い高座でした。こんな所も並みの
寄席じゃぁないでしょう

もうひとつ、どうでもいいような余談:
当日券¥2000、シルバー¥1500…なのね、アラ還としては、初めて
この特典を使わせてもらったのね、年齢を証明する物持って行ったのねそしたら、もぎりの男衆さん、スルーなの、一緒に行ったコジちゃんも、免許証出したのに、見ないんだよ
スルーかよ見れば分かるってか

いやいや、本当に円生を告ぐのは、この鳳楽さんに違いないと、確信した今日の
寄席でした。

5時すぎ…延長のおかげで、本日最後の『火曜日のサルサレッスン』30分程
遅刻してしまいました。
雪人先生、ごめんなさい

翔太君、フランシスコザビエルみたいな、襟巻きをしたまま、こんなに長いお留守番させたの初めてなので…ちょっと、心配

心配なら、まっすぐ帰宅すればいいものを、『それでも、やっぱりサルサ好き』の
トミとしては、最終レッスンに出ないわけには行かないと
途中、コジちゃんが様子見てくれて、写メを送ってくれて、ひと安心しましたが。

盛りだくさんな、一日でした。きっと、夢に出るかもね、向島の花見




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