中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりの「紬きもの塾」。その記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

浴衣で7.29 脱原発国会大包囲 

2012年08月01日 | 自然環境・脱原発



7月29日午後6時過ぎに首都圏反原発連合主催の「7,29脱原発国会大包囲」のために国会へ向かいました。
集会とデモは体調のこともあり無理と思いましたが、国会をキャンドルの鎖で取り囲むのには私も一灯をかざしたいと思い、ペンライト持参でいきました。

 
行進するわけではないので、国会正門前はスゴイ人の列が立ち止り、とても蒸し暑く気分が悪くなりそうでした。
すいた方へ戻りたかったのですが身動きが取れず我慢して立っていました。座る余地はありませんでした。
たまたま人をかき分け逆行していく何人かがいて、私もこの時とばかり後をついて少し楽な場所へ移動しました。

そこで一人で小さな太鼓を打ち鳴らす男の人に合わせ私も何人かに交じって「再稼働反対」のコールをしていました。

7時を過ぎ鎌田慧さんや政治家のスピーチ。そして民主党の国会議員のスピーチが始まるとざわついてきて、それまでおとなしくじっとしていた市民は歩道から車道へ出始め、そこで太鼓の音などに合わせ灯をかざし大コールになっていきました。


ここは歩道とされている柵の内側

私も写真を撮りたくて車道へ出て2~3枚撮ったところで警官にここは車道です。歩道へ戻ってくださいと注意され、おずおずと一旦戻ったのですが、、、人はどんどん車道を埋め尽くしていきました。主催者スタッフも「ルールを守ってください!」と始めは叫んでいましたが、もう止められない状態でした。


携帯電話のカメラで車道の人々を車道で写したもの。

私が立っていたのは国会正門に向かって左の列の真ん中よりやや後方でした。前方は見えなかったのですが、家へ帰ってパソコンで空撮の2便を見るとその状況がよくわかりました。時間が長いですが是非ご覧ください。

7.16の時もそうでしたが、広瀬隆さんの呼びかけで、市民の寄付などにより、正しい報道をするためにヘリを飛ばして公開している会が撮影したものです。

昨年の3.11以降、マスメディアの報道のありかたにも問題が大きいことを再認識しましたが、自分が現場に行くことが大切だと思います。でも空から事実をそのまま写し、ネット上で公開してもらえることは本当にありがたく、カンパなどを含め支援したい気持ちです。
国民の声を正確に報道しないメディアに対しての怒りが、こうして市民が自分で本当のことを見たい、聴きたい、変えたい、という動きになっていると思います。

昨日、毎週金曜日に官邸前で行われている原発再稼働への抗議行動を呼びかけた、首都圏反原発市民連合の関係者と管直人前首相らとの意見交換で、野田首相は「話を聞くことはやぶさかでない」と菅さんに電話で話したということです。是非実現して欲しいと思います。

時代の大きな大きな転換期だと、良識を持った市民がゆるやかにつながり大きな輪になっていることは確実なものだと実感しました。
熱心に先頭に立ち動いてくださる方たちに心から敬意と感謝の気持ちを表したいです。
私のできることはわずかですが、後方でやれることの支援をしていきます。

今回は初おろしの絞りの浴衣で行きました。他にも4名の浴衣姿をみかけました。
笹山さんの「モノ・語り」に詳細があります。
1枚の手仕事の浴衣を纏うこと、これも脱原発への力になってほしいと願っています。微々たるものですが。。。
浴衣の詳細は後日。。。


コメント
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