会期:2021年11月3日(水・祝)~8日(月)
会場:ギャラリーコンセプト21(東京都港区北青山 )
出品品目:着尺、帯、ショール、袱紗、草木染帯揚、
小川郁子作/江戸切子帯留め・切子小品
会場:ギャラリーコンセプト21(東京都港区北青山 )
出品品目:着尺、帯、ショール、袱紗、草木染帯揚、
小川郁子作/江戸切子帯留め・切子小品
※詳細はHPご覧ください
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まだまだやるべき仕事がいろいろ残っていて落ち着きませんが、今回の新作から帯を2点ご紹介します。
トップ画像はすくい織り「石組」太鼓部分。
すくい織りの帯で、石庭をイメージして大小の石を表していますが、抽象柄としてご覧頂ければよいと思います。
すくい織りの帯で、石庭をイメージして大小の石を表していますが、抽象柄としてご覧頂ければよいと思います。

前柄は関西、関東両方の腹に大きさ、形を違えて入れていますし、垂れ下にも平たい石を配してみました(上の画像)。この部分だけでも草木で染めた8色ぐらいの緯糸を使っています。
平織と七子織を組み合わせて織りましたので、踏み木を踏みかえながら案外手間がかかっています。
すくいも修業時代に吉野帯と組み合わせて、気の遠くなるようなのを織りました。(--;)
時間のかかるものですが、柄出しが自由で捨てがたい技法です。
今回は二本織る予定でしたが、肩が凝りまくりくたびれて一本になってしまいました。。
今回は二本織る予定でしたが、肩が凝りまくりくたびれて一本になってしまいました。。
シックでお洒落な帯です。小物が色々楽しめます!

吉野格子帯「冬萌 I」
吉野帯は修業時代にたくさん織らせてもらい、独立してからもよく織りましたが、今回、織りはアシスタントにしてもらいました。体力勝負の仕事ですが、しっかり織れています。
緯糸の微妙な色を決めるところはかなり時間をかけました。
吉野帯は修業時代にたくさん織らせてもらい、独立してからもよく織りましたが、今回、織りはアシスタントにしてもらいました。体力勝負の仕事ですが、しっかり織れています。
緯糸の微妙な色を決めるところはかなり時間をかけました。
画像にはどうしても映せない色調です。実作をご覧いただくしかないのです。
吉野格子自体が存在感の強い帯ですが、色は優しく着物に合わせやすいよう配慮しました。
紬だけではなく江戸小紋、小紋、お召しなどとも合わせて改まった感じの装いもできると思います。
帯揚や帯締めで色を添えて楽しめるのではないでしょうか?
2本織りましたが、もう1本はもっとシックで甘さは控えめです。
これらの帯は他と比べて少々お高いのですが(40万円は越えませ~ん(*^-^*))、長く様々なものに合わせてお使いいただけ、小物の取り合わせもいろいろできる自由度の高い帯です。
小川郁子さんの帯留めともとてもとても相性がいいです!!会場で着物と合わせてご覧頂きたいと思います。