中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりの「紬きもの塾」。その記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

第7回 紬塾「上質の半幅帯を愉しむ・仕立について」&受講生レポート

2024年01月31日 | 紬塾’21~’24
※24年度の「紬塾」開催につきましては、3月中頃に詳細をお知らせします。

14期の紬塾「基礎コース」が最終回となりました。

最後の回は、総まとめ&半巾帯結び、名古屋帯の寸法、柄付けについて確認しました。
ポイント柄の場合は太鼓中心がズレた結びや、前柄が上手く出てないなど、たまに見かけます。
基本の柄付け位置を確認しました。
帯によって、昨近はその位置も長めに取られていたりで、慣れた自分の結びだと、若干ズレることもあり、調整が必要です。

今は何でも長め、大き目の寸法になりましたが、注文できる時は帯巾や長さも自分の体型に合うものにすると良いと思います。

また、羽織丈や乳の位置、羽織紐のタイプについても話題に上りました。
最近は羽織紐の位置が下になり、上等の羽織が茶羽織のようになっているのも見かけます。私は帯揚げの少し上が粋で可愛くて好きです。
羽織紐も短い「女短」と呼ばれるものが好きです。
長羽織なら、蝶結びのもバランスは良いかもしれませんが・・お好みで。

自分の体型や好み、ものによって、様々で一概に言えないのですが、私なりの考えはお伝えしましたので、参考にして、自分の感覚も加えれば良いと思います。
ネットの情報しかない時代、身近にアドバイスをしてくれる人も少なく、テキトーなSNS情報もたくさんありますので、その真偽をよく見極めていくしかないのです。

半巾帯も普段着と決めつけないで、上質のものを一本持っておくと重宝します。慣れるまで、案外お太鼓より難しい面がありますが、慣れてしまえば、蒸し暑い季節に帯揚げ無しでもいいので楽です。
五十肩とか腕が後ろへ回らないときにも前で結べますし、良い点も沢山あります。

さて、紬塾をまだ続けて欲しいと仰ってくださる方もあるのですが、エネルギーをかなり使って開講しています。
体力的なこと、今後の最後の仕事のことなど、考える時間を少し頂きたく思います。
15期の紬塾開催の有無に関しましては、3月中旬位にお知らせします。



この日の私の装いは、桜染めすくい織の着物に、抽象柄の半巾帯です。
詳細はHP着姿集で。

受講者のかたは4月から1月まで全7回に渡って本当に熱心に通ってくださいました。関西方面から列車を乗り継ぎ、泊まり込みの方もありました。
お一人は途中体調を崩されたり、家庭の事情など、残念ながら最後までの参加は出来ませんでしたが、また機会があればご参加ください。

そして、真摯に自分と向き合ってくれた受講者のレポートを下記に載せますので、紬塾に興味のある方は参考になさってください。
少し長いですが、体験したことをそれぞれの言葉で振り返り綴ってくれました。みなさんのレポートに私も、開催して報われる思いがします。良き方達との出会いに感謝します。↓

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私にとって着物を着るとは、装うことでした。
がっちり補正に不自然なくらいに型の決まった襟の抜き。
着付け教室に通うも、いつまでたっても着物に着せられている感がある自分の着姿を見て、これはどうにかせねばならない・・・と思い悩んでいた折、紬塾とのご縁をいただきました。

先生から「着物はもっと身近に自分なりに着てよい」との教えを受けて、私には「着る」ということに積極的な姿勢が必要なのだと感じました。

まずは今の自分のことを良く知ること。自分の顔、体形を直視し、仕草や発する声の調子、雰囲気もどんなものかを見つめてみて、等身大の自分に違和感のないものを身につける。型にはまった着方が自分に合うとは限らない。
「着ものはその人自身をあらわす」とのこと。
それを知ってしまえば、着ることに責任を持たなければ・・・と少し気負いますが、でも積極的に関わる能動的な生活が1つ始まると思うと、わくわくするような喜びも感じます。

これからは着物を着る機会を増やし、自分なりの自然な着方を涵養していきたいです。

取り合わせの回では大変勉強になりました。
今まで着物地の一色から同色を、帯、帯締め、帯揚げに選んでおり、その取合せに「これなら大丈夫」とどこか安心している自分がいましたので、同色を選ばないコーディネートはとても斬新でした。講義での私の取合せ(紺地の反物+染めの青い花柄の帯)は先生からNGをいただき、内心ショックを受けながらも異なる世界を絶妙に合わせる「日本の取合せ」のご教授に感銘しました。

それこそが着物を粋に着たいと高く目標を掲げている私に大きく響きました。日本の取合せは面白いです。見渡せばほぼ西洋文化に浸かっている暮らしの中で、日本の取合せを見ることは難しくなっていますが、自分の中で意識していきたいテーマの出会いとなりました。
      
着物は、繭や真綿より引き出された細い1本の絹糸が織りなされて面になり、人の身に沿われて立体になります。できあがるまでにどれだけの人の手と想いを経るのでしょうか。絹糸になるまでには蚕の命の授受もあります。紬塾で学んだことを時間がかかるかもしれませんが理解を深めて、とことん着つくすことで、着物の作り手の方々へ敬意を表したいと思います。       

中野先生、密度の濃い貴重なご教授を有難うございました。(K)


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全7回の講座を受講し終わり、とても盛沢山で充実した時間だったと感じております。

きものというキーワードを通して、布の事、着る事、縫う事、取り合わせの事、仕立ての事等はもちろん、日本の昔ながらの物を大切にする思想や生きる事、そして現代社会で忘れがちな大切な哲学的な事に至るまで。
様々な事を知ったり、思いを馳せるきっかけをいただけた機会でもありました。
日本の美しい文化がどうか未来に残ってゆくよう願ってやみません。

実際に着物を着るという事についても沢山の事を教えていただきました。
サイズや取り合わせの事など、昨今の風潮とは異なる昔ながらの考え方を教えていただけた事は、他で知る機会がなかなかない貴重な経験だったと思います。

特に印象に残っているのは、着物と帯、小物はリンクさせるのではなく異なるものを合わせるという事。
着物と帯締めの色を合わせる、色を拾うという事は、普段当たり前のようにしている事であり、通常の洋服のコーディネートと同じように、むしろそれが良い事のように思っておりました。
新たな視点と気づきで今後の取り合わせに活かしてゆきたいと思います。

そして、運針も今までなんとなくでやっていました所、きちんとしたやり方をご指導いただき、まだまだではありますが本来のやり方が分かり勉強になりました。
手縫いの良さにも改めて気づきましたので、今後活用してゆきたいと思います。
昔の人の知恵や、解くことを前提に着物が作られている事など、とことん布を大切に使う事につながり、大量生産・大量消費が当たり前の時代に改めて考えさせられる時間となりました。

先生の長年のご経験と知見がこもった講座を受けさせていただき、とても感謝しております。本当にありがとうございました。(I)


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中野先生の展示会等に行った事も無く、参加させて頂くのには勇気がいりましたが、もっと着物というものを知りたいと思い参加させて頂きました。

絹織物は、蚕の繭から作られることは知っていましたが、蚕の口から吐き出された糸は、とても細く、ウェーブのかかった物でした。桜の木から染められた糸も色々な色があるのにも驚かされました。光の取り入れ方によっても色の見え方は変わり、着物は様々な表情を見せてくれました。
(初回に)先生の私物の紬を羽織らせて頂きましたが、纏う人によって印象が異なり、その人に寄り添うようです。

毎回季節に合わせて、先生が着物を召されるのも楽しみの一つでした。
帯合わせや、小物の取り合わせも勉強になり、着物を仕立てかえ着ておられるのも参考になりました。

着物は特別な日に着る物だと思っている所がありましたが、考えてみれば、西洋の文化が伝わる前には、日常着だったという当たり前のことに気付かされました。

生活様式が変化して着物から洋服へと変わり、色合わせも同系色の物が取り入れられ、若い人は黒を好み、スーツと言えば黒となってしまいました。
着物には洋服にない帯や帯揚げ、帯締めと形は決まっていますが、小物を上手く使い、色の組み合わせや素材を変えれば、それぞれの個性を表現できるのかと思います。

講座の中で副読本として使われた幸田文さんの「きもの」には、日々の生活の知恵、着物の役割り、親から子へと受け継がれるべき事が書かれていて、忘れてはならない物だと感じました。
着物の布は、解いてはコートや帯にも仕立てられますが、布団や袋、紐にと形を変え、無駄なく使っていくことが出来ます。
日々の暮らしの中でもっと身近に着物を着ていけたらと思います。

今回、中野先生の生き方から学ぶ事も多く、その人柄に触れることが出来たこと、一緒に学ぶ事となった方々との出会いもかけがいの無いものとなりました。多くの事を学ぶ場を頂いたことに感謝申し上げます。(Y)


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私が紬塾に参加したのはただ着物の知識を深めたいそんな軽い気持ちでした。
それが7回の講座と一緒に学んだ友人達のおかげで想像以上にいろいろな事が学べ感謝しております。
それぞれの講座について振り返り印象に残ったことを述べさせていただきます。

第一回
中野先生の作品に触れ実際に羽織らせていただきました。ふわっと軽くて着心地が良く自然の色の優しさや肌馴染みの良さに感激。

第二回
繭から糸を引きだしたり真綿から糸をつむぐ体験をさせていただき、改めて糸作りの大変さや奥深さを知りました。また草木の染色や織についても教えていただき、実際目で見る貴重な体験をさせていただきました。

第三回
古い着物や譲り受けた着物の活かし方、更生の知恵など教えていただきました。
私の周りには着物を着る身内があまりおらず、唯一人ずっと着物で過ごしていた祖母は体が小さくサイズが全く違ったので、亡くなった時にサイズが合わないからとすべて体の小さな叔母達に譲り、この知識を知っていれば祖母の形見として大切に身近で使えたことを知りました。このことは私にとって益でしたし、サスティナブルである着物がどれだけ幅広く使えるかということを、他の方々にもお伝えしたいと思いました。

第四回
前回初めて和裁の運針を教えていただき伊達締めを縫いました。不器用で、先生が熱心に教えてくださる指導にお応えできるような技術は身につきませんでしたが、和裁の知識をわずかながらも知ることができました。

第五回
日本の取り合わせについて学びました。洋服のコーディネートとはまた違った、糸作りや染織もなさる中野先生ならではの美学を教えていただき、なるほどと思いました。この講座を受けてから私の着物の取り合わせがより自然な感じに変わったように感じています。

第六回
自然で楽な着方について学びました。美しく着るだけでなく、着ていて楽で早く着れるというのは、より着物を着るハードルを下げてくれました。

第七回
より気軽に身につけることができる半幅帯についてや、最後に先生が着物についてぜひ知っておいて欲しいと思うことを話してくださいました。
半幅帯はあまり身につける機会がなく使用することに消極的でしたが、素敵な結び方を教えていただき活用してみたくなりました。

そしてこの講座を通して先生がぜひ読んで感想をと言われた幸田文さんの「 きもの 」と言う本が、着物が日常着だった頃の代々伝えていきたいような大切なことがたくさん散りばめられており、何度も読み返しました。

このように着物について、たくさんの気付きや学びをいただき、講座に参加して本当によかったと思っています。
また、先生や一緒に学んだ方々とも素敵なご縁ができ嬉しく思います。
学んだことを生かせるよう精進していきたいと思います。
ありがとうございました。(S)





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半巾帯連作「ちいさい秋みつけた I、II、III」(続々)

2024年01月27日 | 紬の上質半幅帯
前の記事の続き・・
そして、[I]の方は着物(御召し地に”源氏香の図”刺繍入りと、濃いピンクの色絣の入った大島)をお預けくださったのですが、許可を頂き、その着物の上にものせて撮影してみました。

ご自分で選ばれたという「御召地に刺繍”源氏香の図”」。

緑系の面の方は寒色でキリっとしますし・・


オレンジピンクの縞も柔らかさが出て両面使えそうです。気に入っていただけるとよいのですが・・。
上質で、手刺繍も控えめな色で構成された素敵なお着物でしたので、格を落とさないよう力が入りました。

こちらは、お母様から譲り受けた「濃いピンクの色絣の入った色大島」。

細かな凝った絣と縞帯はよく合います。お互いを引き立てあえるのです。
モダンになります。


こちらの面も着物の濃いピンクと被らないように黄色味のサーモンピンクの縞にしましたので、合い過ぎにならず、両面使えます。
あと一色は着用される方が、季節や場面に合せて帯締めや帯揚げを加えて完成させます。

半巾帯の自由さは普段着や浴衣と決めないで上質の着物にも使いたいです。
ただ、上質な力のある着物に、いわゆるファブリック類のものでは力不足で、糸に力のあるものであることは必須だと思います。
長さも1丈足らずでも十分存在感を示せると思います。



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半巾帯連作「ちいさい秋みつけた I、II、III」(続)

2024年01月18日 | 紬の上質半幅帯
連作の半巾帯が仕立て上がりました。
仕立て上がるとギュッと中身が見えてきます。

リバーシブルになっていますので、季節や着物や気分で使い分けられます。
旅先に一本持っていけば、使う面で印象を変えることもできます。
結びによっては帯揚げを使ったりするのも、この手つむぎ糸の力強さ、上質さには良いと思います。


[I]

制作中にはテーブルに、使えそうな沢山の色糸を出していろいろ試し織りしてみるのですが、合わせる着物や主題の経糸の事などを考えると、結局引き算していくことになるのです。
壁に掛けるタペストリーを織っているわけではないので…。


[III]

上の[I]と[III]は遠目に縞に見えますが、地色と少し違う色の変化組織の織を加えることで厚みや重みが出ます。
お二人とも合わせる着物が濃厚なものや、シンプルだけれど深みのあるものでしたので、帯はそれらと調和しながらも、ただ馴染むだけでなく、引き立てあえるようにしました。

それでも地糸や、地に近いオフホワイト系を選ぶのには随分いろいろ試みてみました。
黄色系とピンク系の白茶を使ってます。



[II]の方は少し色糸も使いましたが、この帯に合う着物をこれから考えるそうです。
色と言っても強い格子ではないので、多分お手持ちの着物とも合うと思います。
お顔の色はオークル系で、髪も少し茶系に染めてらっしゃるので、秋の中間色が良くお似合いの方です。そのことを頭に入れて、緯糸の色を選びました。

[III]の方は、私の紬と合わせてくださいますが、またいつか着姿を撮影させてもらえたらと思っています。

そして、[I]の方は着物(御召し地に”源氏香の図”刺繍入りと、濃いピンクの色絣の入った大島)をお預けくださったのですが、許可を頂き、その上にものせて撮影してみましたが、その報告は次回に・・。

肌や髪の色、その方の印象、合わせる着物に合うよう制作することは、普通の制作よりも難しいけれど、今回もまた自分を鍛える機会となりました。
幸せな時間でした。

勇気をもって、遠方よりご参加下さった方々に敬意を表し、心よりお礼を申し上げます。




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半巾帯連作「ちいさい秋みつけた I、II、III」

2024年01月05日 | 紬の上質半幅帯
謹賀新年
本年も宜しくお願いいたします。

健康に留意して善き仕事をしたいと思います。

能登半島地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、
被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。

東京でも長く続く大きな横揺れに驚きました。
いつものように元旦はお屠蘇とお節で新しい年を迎えましたが、お重は輪島の角好司さんの作品「更紗」に盛り付けました。以前のブログでもご紹介しましたが、いつ見ても愛らしく、また技術も素晴らしく感心して家人とも話していました。
輪島塗の職人さんたちもどれほど力を落とされていることか、察するにあまりあります。

甚大な被害で直ぐの復興は見込めないと思いますが、国は支援の手を早く差し伸べて欲しいです。

さて、昨年仕上げた半巾帯の連作は間もなく仕立て上がってきますが、半分に折らない布のままで、少しご紹介します。

前回は「早春」をイメージしましたが、今回は「初秋の移ろい」のイメージで作ろうと思っていました。
タイトルは「ちいさい秋みつけた」です。

童謡『ちいさい秋みつけた』は、作詞:サトウハチロー、作曲:中田喜直(1955年発表)による曲で知らない人はいないと思います。
サトウハチローの繊細な観察で、かすかな秋の気配を発見し、詩にしています。

身近な草木で染めた糸を見ていると、強い鮮やかさはないけれど、自然界の少し翳りを含んだような微かな色、季節の間の色。何色と色名が付けられないような深みのある色がほとんどです。

普段慣れている人工的な色から少し離れて、この帯の中から”ちいさい秋”を発見し、ふっと自然と出会ってもらえたなら嬉しいのです。

…………………………………………………………………………
「ちいさい秋みつけた I」




お手持ちの着物は2点とも凝った内容の大島とお召しの素敵なもので、柄には色も使われていましたので、帯は静かに着物を引き立てるべく、それでいてさっぱりしすぎて軽くならないように考えました。
地色に近い2色のオフホワイト系を使い、縞を通しました。この2色を選ぶのに時間を掛けました。

「ちいさい秋みつけた II」



こちらの方は、私がいいと思うように織ってくださいということでしたが、「少し重めに」という一言もあり、よくお似合いであろうベージュ系、紫グレー、青磁色を配しました。たて縞が凝ってますので、よこは喧嘩しないような段にしました。どんな着物に合わせてくださるのでしょう・・。

「ちいさい秋みつけた III」



こちらも[I]と似た感じですが、たての縞を通すように地に近い段を配しました。
幅の広い段は同じ繰り返しではなく、幅を場所によって変えてあります。
結びによってちょっと変化が出ます。
ご本人はピンク系の肌ですが、合わせる紬が赤味の茶なので、被りすぎないように地色はあえて黄色系の白茶にしました。そして段にはピンク系白茶で浮き立つようにしました。

画像では微妙すぎて伝えられないのですが、三本とも地色は色も糸質も違うものを混ぜて織りました。トップの画像の耳を見ると混ぜているのが分かります。

次回は仕立てあがったものをアップします。



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