『寝具のゆたかや』 店主のきまぐれ日記

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密かな楽しみ

2023年09月29日 | 日常の出来事
ここ数日、毎朝楽しみにしているのが、早朝散歩後に庭の片隅に置かれた白い彼岸花の鉢植えを覗くこと。

数年前、球根をもらった時にほっとけばお彼岸頃には花が咲くからと言われ、その言葉通り何もせず鉢に植えほったらかしにしてたんです。
それでもお彼岸頃には、毎年きれいな花を咲かせてくれてたんです。

ところが今年はお彼岸を過ぎても一向に芽も出ずダメかと思ってましたが、数日前に花芽を発見!



こうなると小学生の自由研究じゃないけど、毎朝見るのが楽しみになって来るから不思議です。



彼岸花は葉より先に花が咲くふしぎな花で、お彼岸の頃に茎が伸び花を咲かせ、その後冬にかけて葉を伸ばし越冬します。
夏が近づくと葉は枯れて休眠期に入り、また秋の彼岸の頃に開花するという通常とは逆の成長をする不思議な花が彼岸花なんです。

また成長速度が驚くほど速いのも特徴で、日に日に背丈も延びて本日はこんな感じです。



彼岸花には『死人花』とか『地獄花』挙句は『幽霊花』なんてふきつな名前もあるけど、それもこんな理由からついた呼び名みたいですよ。

現在日本では火葬がほとんどですが、昔は死体を土の中に直接埋める土葬が一般的でした。
そのため彼岸花の球根にある毒(アルカイド)でモグラや他の動物から遺体を荒らされるのを防ぐため、お墓の回りに植えられる事が多かったそうです。



そんな事から死を連想させ、彼岸花=不吉だといわれるきっかけとなってしまったようですが、本来の意味を知ってれば彼岸花=不吉な花なんてイメージは無くなり、
他の花と同様に十分鑑賞にあたいするきれいな花になりますよ!

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