抹茶茶碗

和室の棚に置かれたままになっていた抹茶茶椀を引っ張り出して来ました。



結婚する前に妻がちょっとだけ、習ってたみたい。
ただ私の記憶が確かなら、結婚してから一度もお茶を点ててもらったことがない。



『そんな物引っ張り出して来て、いったいどうするつもり？』
妻からは予想通りの言葉が・・・
『お茶を飲むだけじゃなくて、うどんや蕎麦を食べる時にちょっと深めの器として使うとお洒落だと雑誌で見たから試してみようと思って・・』



ちなみに抹茶茶椀を見ると思い出すのがPTA会長をしてた時、茶道部のお茶会に招待された時の事。



会長と言う事で一番最初にお茶を頂いたんですが、もちろん作法なんて全く知らない超ど素人。
『お菓子はいつ、どうやって食べるの？』　　　『茶椀を回すのはどっち方向？　何回、回すの？』
全てが分からない事ばかり。
すると目の前に綺麗な和菓子が運ばれてきた。



箸で1つ取ったら箸を菓子を置いた懐紙の端でぬぐってから、鉢の上に元あったように戻し、器を隣に送るというのが作法らしい。
ここまでは教えてもらった通り順調？に事が進んでいた。
ところが、お菓子をいつ食べていいのか全く分からない。
すると茶道部の先生から
『お点前する方から、お菓子をどうぞと言われたら食べて下さいね。』
と教えてもらったんですが、食べ方を知らなかった私はお菓子をそのまま一口で食べちゃったんです。



女性ばかりの教室は爆笑の渦に・・・
どうやらお菓子は懐紙ごと口元近くに運び、添えられたようじで切った後に軽く刺して抹茶を飲む前に菓子を食べきるのが作法なんだそうです。



お茶を飲む前にお菓子を食べきるのはあってたけど？　まさか一口で食べちゃうとは誰も思ってなかったんでしょうね。