『寝具のゆたかや』 店主のきまぐれ日記

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百年前のふとん?

2014年11月08日 | 打ち直し
朝晩の冷え込みが急にきつくなり、お布団のお手入れをする方が増え始めました。
本日も数軒のお宅から打ち直しの依頼がありました。



そんな中、一軒お宅から『百年くらい前の重たいふとんだけど、打ち直しできますか?』とのお電話があり、お伺いいたしました。
出てきたのはずっと押し入れに入ったままだった、こちらのお布団。



銘仙生地は軽くて丈夫、そして何よりもとてもお値打ちだったこともあり、一昔前までは普段着の着物や夜具地としても広く使われていたんですが、最近ではほとんど目にすることも無くなってきました。
特に布団に関しては、ドラマの中で昔を演出する道具として使われるくらいで、今の若い人にしてみれば百年くらい前のふとんに見えてしまうでしょうね。
早速、中綿を拝見するととても良質なめん綿が使用されていた為、全く問題なく打ち直しが可能となりました。
ただ、昔のお布団にありがちなんですが、一枚の掛布団になんと5.5kgと現代の敷布団並みの綿が入っていた為、中綿の量を調整し三枚の掛ふとんに仕立て直すことになりました。
打ち直し後は、今までのずっしり重いお布団とはおさらば、上げ下げも簡単に出来るふっくらふとんになりますので、楽しみにしていてくださいね。

本日はご依頼、誠にありがとうございました。

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