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『葛城事件』 2016年4月26日 ユーロライブ

2016-04-26 22:59:13 | 映画 か
葛城事件』 を試写会で鑑賞しました。

この映画の赤堀雅秋監督の「この夜の侍」が超つまらなかったので警戒していたが
杞憂に終わった。そして、凄い褒め言葉であるが重たい映画でどん底に落ちた気分である。

【ストーリー】
 父親から受け継いだ小さな金物屋を懸命に切り盛りし、マイホームを手に入れ、妻の伸子(南果歩)と共に長男・保(新井浩文)と次男・稔(若葉竜也)を育て上げた葛城清(三浦友和)。理想の家族と生活を築いたと考えていた彼だったが、21歳になった稔が8人を殺傷する無差別殺人事件を起こして死刑囚になってしまう。自分の育て方に間違いがあったのかと清が自問自答する中、伸子は精神的に病んでしまい、保は勤めていた広告代理店を解雇される。やがて、稔と獄中結婚したという女・星野が現れ……。


この映画のモチーフは附属池田小事件らしい。
詳しいことは覚えていないし、分からないが、この映画で描かれる家族は
そえぞれに異常を抱えている。(ようにみえる)
父親は威厳を保ち、威厳で家族がうまくいっていると思っている。
母親は精神崩壊していたのかもしれない。
長男はおとなしく意気地がない、そして次男は精神異常であろう。
そんな家族の物語であり、崩壊するのは必然だったのかもしれない。
それでも歯車が狂えばこうなりそうな気もするので、終始釘付けで見入ってしまった。

映画としてはとても良いと思う。
しかし、観終わった後はずっしりと重たいものを抱えて劇場を出ることになる。
この映画は多くの人に見ていただいて、家族とは人付き合いとは、
マスコミとは・・・いろいろ考えるきっかけとしてほしい。(自分に言ってるなw)

落ち込んでいるときに見るのはお勧めしません!
凄い作品である。

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