気ままな映画生活

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『長いお別れ』 2019年5月14日 よみうりホール

2019-05-14 22:25:42 | 映画 な
長いお別れ』 を試写会で鑑賞しました。

実はスニークで見ていて2回目。

【ストーリー】
 2007年、父・昇平(山崎努)の70歳の誕生日で久々に帰省した長女の麻里(竹内結子)と次女の芙美(蒼井優)は、厳格な父が認知症になったことを知る。2009年、芙美はワゴン車でランチ販売をしていたが、売り上げは伸びなかった。麻里は夏休みを利用し、息子の崇と一緒に実家へ戻ってくる。昇平の認知症は進行していて、「帰る」と言って家を出る頻度が高くなっていた。

ネタバレも書くのでまっさらで見たい方はスルーしてください!


途中で泣けてしまう。
家の親父も誕生日に亡くなった。
この映画でも誕生日が描かれる。
家族の7年の葛藤はとても重たいものがある。
子供は大人に、大人はそれなりに、年配者は衰えていく。
アルツハイマーは家族が可愛そうであるが、それは本人とて自覚があれば同じこと。

上映後に監督の挨拶とコメントがあり、
家族視点で描いているので、親父の視点で描いたのは唯一1か所のみとのこと。
それはメリーゴーランドのところで帰る場所を目線で現した。
また、山崎努さんがアドリブで2周目は演技しているとのこと。
原作は短編のため、かなりのエピソードを追加して映画化したらしい。
監督の人柄の現れた優しい作品である。