雑にゃん日記<俺ってズレてる?>

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「ケーキの切れない非行少年たち」という本

2022-07-23 12:20:06 | 読書

2021年の売れた本ですね。

「ケーキの切れない非行少年たち」

 

宮口幸治 『ケーキの切れない非行少年たち』 | 新潮社

児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」こと...

 

やっと読み終えることができました。

感想は「なるほどね」と思うもの。

タイトルがセンセーショナルなだけに、読者の中には間違った読み方をする人もいるだろうと、若干心配になる内容ですね。

つまり、少しでもケーキの分割を間違えた時に「犯罪者ー」とかいう人が出てくるのではないか?

と、ちょっと心配してしまいます。

それだけ、この世の中「単純」で「理解力」の低下が進んでいるのだと感じます。

 

そこで思うのは、内容として語っている部分が「少しグレー」な点。

つまり、知能障害、境界知能の方について話しているのか、それとも教育不足による知能低下について語っているのかが、私には読み取れませんでした。

そもそも、私たちも「ケーキを5分割する」とした場合、思い出すのは「ああ、サッカーボールの形ね」と5角形を思い出すし、3分割と言えばメルセデスの形を思い出します。

つまり、過去の経験や知識から発想することが多いです。

では、逆にこの経験や知識が無かった場合は?

360÷3=120

だから、120度で切れば良いよねと思ったとしても、どんな形が120度毎なのか分からなければ切れません。

本のタイトルが刺激的ですが、このタイトルが「本の本質」を語っているわけでは無いという感じですね。

つまり、間違った読み方をする人が多数発生する可能性が、非常に高い本だなと。

もう一つは、前書きに書かれている「少女たちも、本質上少年と記載」と書いてありますが、たぶん女性の読者は、少年と書いてある以上「自分たちとは遠い事」と読んでしまうでしょう。

つまり、「自分事」として読める人がどれだけいるのだろうか?という事。

 

なので、知能障害について書いているのか、教育不足を書いているのか?ここが少しわからないかなと。

この本で書いている

・相手の気持ちが理解できない

・自分の本質が理解できない

・空間認識力が欠乏している

・応力が無い

悪いですが、私が住んでいる土地では、こういう人が多々います。

子供の前で平気で赤信号を渡る人や、十字交差点で確認せずにノーブレーキで突進するクルマ。

追突するまで追突することが分からないノーブレーキで追突する人。

バッグなどを人にぶつけながら歩く女性。

赤信号の横断歩道を、目を背けながらゆっくりわたる人。

本当に「この人、空間認識力あるのかな?」「この人、社会性あるのかな?」と思いますが、ほとんどの人がこの行動をします。

もし知能障害と語るなら、ほとんどの人が知能障害になります。

そうなんでしょうか?

当たらずとも遠からずなのかもしれませんが、本質は「地方での教育不足」なんでしょうね。

絶対的に

「無責任な行動はしない。正々堂々と恥ずかしい行動はしない」

という教育が不足していると考えます。

「見てなければ何をやってもいい。2度と会わない人には、どんな失礼なこともやってOK」

という教育をしているのが問題なんです。

それも、社会というか、その人のコミュニティーというか、そういう所がやっている教育なのでしょう。

なので、知識障害というより教育間違いなんですね。

ということで「ケーキの切れない非行少年たち」という本を読んだ感想は、間違った方に読まれるでしょう。

 

ちなみに、都会の「満員電車」や「人が多い」というのは、無責任な行動をしないという教育に役に立っていると思っているのは、私だけでしょうか?

あれだけ人がいるのに、バッグを人にぶつけて歩く女性が少ない、ぶつかった時に「すみません」と言える女性が多い。

私は、人生の半分を関東と地方で、それぞれで生活していますが、そう感じています。

 


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