今回は石川県立美術館です。
メディアさんに良く取り上げられる「金沢21世紀美術館」とは別で、こちらは”県立”となります。
こっちが「金沢21世紀美術館」
県立はこちら。
場所は、兼六園から坂を上ったところにあります。
石川県立美術館|【公式】金沢の観光・旅行情報サイト|金沢旅物語
古九谷の名品や加賀藩前田家伝来の宝物から、石川県の作家を中心とした日本画、洋画、彫刻、工芸などを幅広く展示している美術館です。石川県が誇る名...
金沢旅物語
金沢21世紀美術館から徒歩で・・・30分もあれば着いちゃいますね。
坂道ですけど(汗
私としては、県立の方が「The 美術館!」というイメージです。
金沢21世紀美術館は”近代美術”が多いイメージですが、県立は昔からの中世~近代の美術が取り上げられていると思っています。。。勝手に
いま開催されている展示が「ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」。
開催が 2021年8月15日~2021年9月12日。
石川県の多くの施設が9/12まで止まっていますが、本展示は対策を取って実施中となります。
本展示ですが、色々な美術館で開催されているようです。
見ていて楽しいですね。
私は、ベネチアやフランスなどのガラスや陶器には、色々と研究した切磋琢磨した美しさがあると思います。
中国のガラス・陶磁器の、装飾や実用性も素晴らしいところがあります。
それは日本からの視点であり、ヨーロッパから見ると別の視点があったのだとわかります。
解説には19世紀とありましたが、ヨーロッパの日本美術に対する熱狂があったそうですが、それは北斎などが海外流出したという点からも、目を輝かせてみていたのだと感じます。
ただ美術品の輸出は、現実として日本の”外貨調達”だったと想像しますが、海外に流出した日本の美術製品・デザインが西洋美術に大きな影響があったのだと、本展示を見て理解ができます。
本当に、見事な日本デザインであり、作者を見ると西洋になっています。
たっぷり違和感があるアンバランスさでした。
それほどまで影響を与えたのだとわかります。
そして、追い越された日本の美術は、逆輸入された西洋の日本美術に再影響を受ける・・・そういうところまでわかる展示でした。
面白ですね。
美術館とは体験型ではないところがほとんどです。
記憶と想像力、創造力、妄想力(笑)が試される場だと思います。
正解はありません。人それぞれ色々感じればよいのだと。
子供にも「これが正解だ!」という事はなく「どう感じた?」というだけで良いのではないでしょうか。
感受性を身に着ける場所という事ですね。
久しぶりに、お近くの「美術館」、いかがでしょうか?
ちなみに、石川県立美術館内に立派なカフェ「ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA」があります。
辻口博啓さん関連のお店ですね。
こんな立派なカフェがあるとは思いませんでした。
美術館にカフェ・・・良いですね。
私、ちょっと時間がなくいけませんでした。。。すみません。
快く写真撮らせていただいた店員さん、ありがとうございました。
次は立ち寄りますねっ!