ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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最近のメディアを見て思うこと…

2011-02-04 12:47:16 | 日記

 立春ですね。今朝の通勤途上、江戸川を渡る橋から見える東京スカイツリーが霞んでいました。年末から年始にかけて綺麗に見ることができた富士山も霞がかかって見えませんでした。この霞が花粉・黄砂でなければいいんですが…。

 先日、全財務中央委員会で、中央委員の討論を踏まえ、2011春闘方針が確認され、来るべき労働基本権の回復に備え、共闘機関から講師をお招きしての講話を開催したことは、既に全財務HPでも、当ブログにおいてもお伝えしてきているところです。特に講話については本当に勉強になったというか、目から鱗が落ちるという表現が本当にあてはまる、とても有意義なものでした。前日には国公総連の中央委員会もあり、棚村委員長、柴山書記長の発言、各構成組織代表者の決意表明を聞き、本当に今年が正念場だという思いを強くしました。

 しかし我々公務員に対することを含めて、最近のメディアの報道はどうでしょうか。以前にも増して、ますます酷くなっていると思うのは私だけではないと思います。争議権に関する新聞の報道もそうですが、テレビも酷い。先日、某有名タレントが司会を務める番組に、財務、経産省のOB、現役の官僚がテレビに出て、いかに公務員給与の水準が高いかということを問題にしていました。公務員の給与水準を議論することは大いに結構なんですが、例えば官民比較の方法にしても、比較方法の妥当性、合理性を正確に取り上げて議論することをせず、敢えて公務員の給与が高いことだけを強調する数字を持ってきて非難する。事実経過や結果に至った理由、背景を省略したうえで、表現者に都合のいい事実のみ明らかにして他者を非難する。判断は視聴者任せ。これまでにも似たような報道はいくつか見かけてきましたが、最近は腹立たしさよりも、本当に先行きの不安を感じます。

 メディアが扇情的になったとき、その国の体制、結末がどうなったかは歴史が証明しています。大切な公共サービスを根本で支えている私たちの職場が破壊されないよう、あらためて頑張っていきたいと思います。

(東海の釣好き)