今日は、テレビや新聞で「経済低迷」と「少子化」に関連するニュースをよく目にしました。
まず新聞で見た「ホカツ」について。「ホカツ(保活)」とは保育園探しのことなんだそうです。少子化と言われつつも保育園は定員いっぱいであり、待機児童が増加しているという話はよく耳にしますが、私が住んでいる地方においても希望する保育園に入園できなかったという話を聞いたことがあります。私自身が思うには、近所を見ても明らかに小さい子どもが減っているのに、保育園はいっぱいだというのは、なんだか不思議な気がしますが、それだけ働くお母さんが多いということなのでしょう。新聞記事には、育児休業が延長される企業が増えているなか、希望の保育園に入れるため、空きができれば子どもを入園させ、育休を切り上げて職場復帰する人がいるという内容が書かれていました。育休明けに希望の保育園があいているとは限らないため、見つかった時点で入園させるのは合理的な方法かもしれませんが、育休として子育てに専念できる期間が確保されていたのにもかかわらず、途中で切り上げてしまうのは、お母さんにとっても子どもにとっても残念なことではないかと思いました。
また、テレビで、認可保育所に入れなかったため、無認可保育所への問い合わせが相次いだというニュースも聞きました。経済低迷で所得が減ることにより少子化につながったり、また共働き家庭が増え、それに伴い待機児童も増えたりと、一つの要因がさまざまなことに派生していくことを感じた一日でした。
我が職場では、「仕事と子育て応援プラン」ができ、昨年7月の名称改正以降当局の様々な取組みにより、組合員の皆さまにとっても知名度の高いものとなっているのではないでしょうか。改めて、当プランのパンフレットを見てみましたが、今日のニュースを聞き、自分も職場復帰するとき、保育園が空いていなかったらどうなるんだろうと不安になりました。
先日読んだ榊原英資氏の『フレンチ・パラドックス』中に、フランスの少子化の取り組みは100年前から行われているとありました。日本でも出生率が上がるような制度を確立し、安心して子どもが産める社会になってほしいものです。(あわっこ。)