ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

本ブログは全財務労働組合中央本部及び地区本部役員が持ち回りで掲載しています※PC版表示にすると背景がおしゃれになります

本年もよろしくお願いします

2012-01-12 21:59:20 | 日記

 昨日来の寒波で、各地でこの冬一番の最低気温を記録したとのニュースが流れています。関東の平野部でも氷点下まで冷え込んだところがあったようですが、今朝は東京もとても寒く、出勤時には水たまりが凍結していたところもありました。乾燥した状態も続いおり、新型インフルエンザなどが蔓延しなければいいがと思っています。

 さて新年も連休が明け、あいさつ回りも済ませたところで、本格的に始動となった職場も多いのではないかと思います。私たち公務を取り巻く情勢で最大の懸案は、昨年の5月の労使合意から進展がなかった国家公務員制度改革関連4法案、給与臨時特例法案ですが、この1月24日からの開会が予定されている第180通常国会が最大のヤマ場となります。国会の衆参ねじれ状況の中、どのような進展となるのか全く視界不良の状態が続く中、多くの困難な状況も待ち受けていることと思います。野田内閣が最大の懸案と位置付けている「税と社会保障の一体改革」が語られる際に、決まって公務も身を切る覚悟で給与の引き下げを行うべきといった発言がさも正論の如く巷に流れていますが、昨年末に各支部で実施された集会の情勢報告の中でも明確に述べさせていただいたとおり、昨年5月の交渉・合意は来たるべき労使関係を先取りする意義を重く受け止め、その前提のもとに我々公務に働く者も東日本大震災からの早期復旧・日本再生のため被災者とともに歩む決意を持って給与の引き下げに合意したものであり、決して増税のための露払い役としての給与引下げを受け入れたわけではありません。なかなか理解の難しい点があることとは思いますが、自らの労働条件は労使交渉によって決めるのが本来の姿であり、これまでのように人事院という第三者機関に自らの労働条件について意見等を求め、委ねてしまうシステムでは、政治の混迷や公務員バッシングが続く中、私たちの労働条件はこれまで以上にこういった諸情勢に振り回されることになります。こういった点から、本来あるべき労使関係に変えていかなければならないものであることをご理解いただきたいと思います。

 国会の情勢が極めて不透明な中、与野党の協議・調整の過程で様々な憶測情報がますます激しく飛び交うことが予想されますが、中央本部として正確な情報をより早く組合員の皆様に伝え、具体的な行動等を提起していきたいと思います。2011運動年度も折り返し点を迎えましたが、どうぞ本年も各種行動等へのご協力をよろしくお願いいたします。

(東海の釣好き)